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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061127-00000535-reu-bus_all
中国人民銀行副総裁、資産バブルを警告＝新聞
［上海 ２７日 ロイター］ 中国証券報によると、中国人民銀行（中央銀行）の呉暁霊・副総裁は、短期金融市場の過剰流動性が資産バブルにつながるのではないかと懸念していると述べた。
副総裁は、週末に北京で開かれた経済会議で「流動性が過剰というのが基本的な情勢だ。非常に危険だ」と発言。
「金利は国際水準に合わせてかなり低い水準に維持する方針だが、こうした低金利は容易に資産価格バブルにつながる。われわれが現在注視しているのはこの問題で、これを懸念している」とし、このため来年も通貨供給量の管理を緩めることはできない、と指摘した。
中国では短期金利の指標となる７日物レポ金利が３．００％を突破、ここ数年で最高の水準となっているが、副総裁は資金供給の不足がこうした金利上昇の原因ではないと指摘。資金の配分が市場を通じて効率的に行われておらず、金融システムの構造が合理性に欠けることが背景にあると分析し、金融機関は過剰融資を控え、効率的に資金を活用する必要があるとの認識を示した。
副総裁が、バブル発生の恐れのある資産を具体的に指摘したかどうかは不明。
中国の多くの都市では不動産価格が上昇。上海株式市場も年初来上昇率が７７％に達し、５年ぶりの高値圏で推移している。
（ロイター） - 11月27日13時56分更新
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