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http://meaou.at.webry.info/200607/article_2.html
ついにこんな授業までやる学校が出てきたか・・・世も末だねぇ(´Д⊂ヽ
<< 作成日時 : 2006/07/02 20:15 >>
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ニート約64万人・フリーター約213万人 計277万人。
このフリーターの中に、いわゆる派遣も含まれるわけ?
非正規雇用ということだったら、そうなるのでしょうが、
生涯賃金の差をまず提示して、
「こんなに損ですよー」
と子供たちに教えるのも、なんか歪んでる気がします。
■『ニート』『フリーター』 厳しい将来 小学校でも『予防授業』
東京新聞 記事 http://www.tokyo-np.co.jp/00/kur/20060702/ftu_____kur_____000.shtml
仕事を持たないニートや定職に就かないフリーター。背景はそれぞれ異なるが、正社員に比べて生涯の経済的な格差は大きい。そうした彼らの現実を知り、将来を考えてもらおうという授業が小学校で始められている。 (渡部穣)
■文科省が委託事業
「一生アルバイトをした人と正社員と、給料の差はどれくらいになるか? 二百万、二千万、二億。一つ選んで」。答えは平均で約二億円と告げられると「えーっ、そんなに!?」。子どもたちから驚きの声が上がった。
川崎市立小倉小学校の六年生の教室。先月中旬、ビジネス専門学校講師の鳥居徹也さん(40)が、総合学習の時間に講義した。内容は「フリーター・ニートになる前に受けたい授業」。クイズ形式で積極的な発言を促し、テンポの良い語りで子どもらを引き込んでいく。
文部科学省の委託事業として、鳥居さんは昨夏から全国八十以上の中学校と高校を回った。「小学生でも理解できる」と助言され、今年から小学高学年に枠を広げ、同小は初めての授業だった。
「フリーターにはボーナスがない」「退職金がない」。鳥居さんは次々とアルバイトが“損”な例を示した。ニートについても「親の甘やかし」や「失敗や挫折」などの背景を挙げ、自立に向けた精神的な支えの大切さや、失敗を恐れず努力することの意義を訴えた。
「フリーターって大変」「苦手な勉強も頑張ってみようかと思った」。授業が終わった直後に前向きな感想を述べる児童が多く、鳥居さんは手応えを感じた。
ところが、授業後のアンケートで「フリーターになってもいいと思った」と答えた子がいて、驚いたという。鳥居さんが「ハンバーガーが百円で食べられるのは、安いお金で長時間働いてくれるフリーターのおかげ。すべて正社員なら、五百円になっちゃうかも」と話したのに対して、「ハンバーガーが高くなるのは嫌」と受け止めたのだ。
「子どもは純粋で、ストレートなんですね」と鳥居さんは頭をかいた。中高生には全くなかった反応という。
小学生にフリーターらの話は早すぎるという声もある。しかし、鳥居さんの授業を行った東京都中央区立阪本小の向山行雄校長は、「会社員は満員電車に揺られて、くたびれた中年のイメージしかない子が多い。自由気ままに暮らしている若者をカッコイイと思う子に『フリーターは見かけほど楽じゃない』という事実を伝えるだけでも意味がある」と話す。
ニートの自立支援を行うNPO法人「育て上げ」ネット(東京都立川市)も金融会社の支援を受け、今秋から中高生向けの出張授業に乗り出す。「ニート予防を目指した金銭教育プログラム」と名付け、準備を進めている。「金銭教育を通じて、一人暮らしでいくらかかるのかなど、生きる力を身に付けてほしい」と工藤啓理事長。
ニート問題に詳しい玄田有史・東大社会科学研究所助教授は「社会に出れば、税金や年金の支払いなどの義務を負う。早いうちからリスクの感覚を知り、学んでもらうことは役に立つはず」と話している。
■全国で約277万人に
ニートとは、Not in Education、Employment or Trainingの頭文字(NEET)を取った造語。進学も就職もせず、職業訓練も受けていない15−34歳の若年無業者を指す。厚生労働省の2004年の推計でニートが約64万人、パートやアルバイトで暮らすフリーターは約213万人いるとされる。
ニートやフリーターは経済的自立が困難で、非婚率が高い。少子高齢化や若年労働者の減少に拍車をかけ、年金など社会保障の支え手が減る不安が指摘されている。国は、「若者自立塾」や「ジョブカフェ」の創設など就職支援に力を入れ始め、来年度から年長フリーターの正社員化にも取り組む予定だ。
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いや別にね、親が「働いて稼いだ金で食うのはどういうことか」を教えられない以上、必要なことだとは思うんですよ、確かに。
だけど、これは何だか非常に不健全な気がするんですよね。
ニートとフリーターをごっちゃにして話すなんぞ愚の骨頂だし、
パート・アルバイトと派遣をごっちゃに話すのも無理があったりする。
そもそも「みんなー、大人になったら正社員になりましょうねー」みたいな
夢も希望もない授業をやってどーする?(笑)
なんというか・・・ただでさえ不足している伝統工芸などの後継者とか、
板前修業を長年積んだ職人さんとか、
芸術家とか音楽家とか学者とか・・・etc.etc.・・・
今後数十年で壊滅しそうな勢いの授業ですよねぇ。
こういう授業を受けた子供たち、卒業文集とかで「将来の夢」を書かせたら、
「一流企業で正社員になる!」
とか
「安定した収入の公務員になる!」
とか書くんでしょうかね、みんな。いやだねぇ。
すでに「総理大臣になる!」みたいな夢や「医者になる!」とかなんて
「大変なだけだし、楽しくなさそうだからヤダ」
なぁんて子供から言われてそうです。
(近頃海上保安庁の潜水士になりたい子は多いみたいですけど^^)
以前は大学生くらいになると、
「もう将来の自分が見えちゃってヤダよねぇ・・・」なんて
同級生と話したりしましたけど、今や小学生ですらそうなのかしら。
高校生くらいまでは、何度か将来の夢を上方修正したり下方修正したりしつつも
基本的には「なりたいものになれる!」っていう気持ちがあったし、
親や先生もそう応援してくれてた。
「これだけのハードルがあるけど、越えられるかどうかは自分次第だぞ」
って。
なんだかね、今の子たちが可哀想になってきますよ、こういう新聞記事読むと。
これだけ情報があってモノも食べ物も溢れてて、
欲しいものが何でも手に入るようでいて、
本当に大切なモノはひとっつも手に入らない、みたいなね。
『星の王子さま』じゃないけど、
「本当に大切なモノは目に見えないんだ」
社会人になったら、それこそ目に見えないものの価値は
数字の前に膝を屈するしかない瞬間てのがいくらでもあって、
そうやって大人は夢をひとつまたひとつ失っていくわけだけど、
子供の頃自分がなりたかったものっていうのは
「今更無理」と分かっていても、ずぅっと心に残っているものでしょう?
それを懐かしんだり、それを持ち続けているからこそ打ちひしがれたり、
逆に持ち続けているから頑張れたり・・・
そういう「経験」が大人を魅力的にするわけで。
・・・そんなことを考えながら、記事を書きかけのまま
夕飯の買い物に行ってきました。
スーパーに七夕の笹が置かれていて、既に短冊がいっぱい。
書いているのは子供に限らないみたいでしたが、
ざっと見たところ
「お金持ちになれますように」だの
「お父さんから300万円が早くもらえますように」だのと・・・_| ̄|○
や、もちろん「スイミングで○級になれますように」とか
「漢字がたくさん書けるようになりますように」とか
「剣道が上手くなりますように」とかもありましたけどね(笑)
話の流れで旦那さまに小学校の頃、何になりたかったか聞いてみました。
「大工。・・・なんでだか忘れたけど」
子供の頃に思う『なりたいもの』に理由なんてないし、いらないでしょ^^
ちなみにねこねこは、宇宙飛行士になりたかったよ。