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□東映 再雇用で退職金大幅カットに大ブーイング [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2775795/detail
東映 再雇用で退職金大幅カットに大ブーイング
他人事ではない。団塊の世代も、その下も、サラリーマンだったら無視できない問題だ。
東映が、再雇用制度を巡って大揺れしている。コトの起こりは、今年4月1日、雇用延長などに関する就業規則の変更だった。改正高齢者雇用安定法に基づいて、東映は65歳までの再雇用を決めた。ところがここにカラクリがあると組合側が猛反発したのだ。
「再雇用を希望する場合、退職金がカットされます。500万〜600万円の減額です。これでは再雇用されても、約2年間はタダ働きと一緒。受け入れ難い。しかも十分な話し合いもなしに一方的に変更されたんです」(全東映労連の関係者)
組合サイドは、あまりにも理不尽と怒り心頭。会社側との溝は結局埋まらず裁判に持ち込んだ。
東映の経営サイドの言い分は?
「会社側と組合の意見が分かれ、裁判中でもあるので何も申し上げることはできない」(東映関係者)
確かに退職金を減らされてはたまらない。でも経営サイドからすれば、単純な雇用延長だけでは人件費がかさむばかり。
「実に難しい問題です。会社によっては55歳ぐらいで雇用延長を希望するかどうかを社員に聞き、希望する人には、それ以降、子会社に転籍してもらうなど苦肉の策を取るところもあるようです」(経済ジャーナリスト)
こうした問題を管轄する厚生労働省にも聞いてみた。
「改正法では、雇用延長の義務化をうたっていますが、就業規則や賃金面まで踏み込んではいません。個々の事情にもよるでしょうし……」(厚生省高齢障害者雇用対策部企画課)
間違いなく雇用問題は、これから広がりを見せる。雇用延長と引き換えに、退職金や賃金の大幅カットなどが幅をきかせることになるのか。頭が痛い。
【2006年11月24日掲載】
2006年11月27日10時00分