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(回答先: 米投資ファンドにしてやられた日清食品 [J-CASTニュース] 投稿者 white 日時 2006 年 11 月 16 日 18:41:40)
□チャルメラ明星TOB巡る大きな謎と大再編 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2730254/detail
チャルメラ明星TOB巡る大きな謎と大再編
●創業家一族
東京都武蔵野市吉祥寺に通称「明星台」という場所があった。この地名が、TOB騒動に揺れる明星食品の社名の由来だ。「明星台」を創業の地とするこの会社の設立は、昭和25年のことだった。創業者を奥井清澄という。
「ホワイトナイトとして名前の出た日清食品の創業者は安藤百福氏で、この人は宇宙食ラーメンなんかを食べたりして有名ですよね。でも、明星食品の方はあまり知られていません。ただ、現在敵対的TOBを仕掛けているスティール・パートナーズに約10%の株式を売却したのは創業家一族でした。2003年のことです。今回のTOBは、その流れの中にありますから創業家は複雑だと思いますよ」(経済ジャーナリスト)
創業家の資産管理会社「星村」(8.7%保有)は、スティールのTOBに応じない方針と伝えられるが「経営陣と創業家の関係は微妙」という声もあり予断を許さない。
●なぜ「サッポロ一番」でなく「チャルメラ」か
日清食品の安藤宏基社長はホワイトナイトの「名乗りを上げてはいない」と否定している。即席めんのシェアは日清が約40%とダントツ。2番手は「赤いきつね」などで知られる東洋水産で約20%。続いて「サッポロ一番」のサンヨー食品(約12%)、そして「チャルメラ」明星(約10%)となる。なぜ、サンヨーではなくて明星が狙われたか。これもナゾだ。
「経営陣が一枚岩ではなく狙いやすかったなどの指摘が出ていますが、スティールの腹は分からないというのが本当のところです。しかし3番手のサンヨーと、仮に日清をくっつけるとシェアは50%超になります。独禁法の問題もあり、4番手の方がM&Aに適していると判断した可能性はあります」(投資銀行のM&A担当者)
●大再編の足音
TOB応募期限は今月27日。明星側は、これといった対応策を出せずにいる。このままだと業界大再編に突き進む道も残る。ホワイトナイトとして2位東洋水産が手を挙げるとか、台湾メーカーが参入したがっているなどの憶測も出始めた。
もし東洋水産と明星が一緒になればシェアは30%、最大手・日清には脅威だ。残る3位サンヨー争奪戦に突き進むかもしれない。
「サンヨーと明星が組めば、東洋水産を上回るシェアを確保できるし、これも考えられなくはない」(前出のジャーナリスト)
明星を巡るTOBは、再編の序章に過ぎないということだ。
【2006年11月14日掲載】
2006年11月17日10時00分