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□惨敗確実なのにNY株が崩れない不思議 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2674906/detail
惨敗確実なのにNY株が崩れない不思議
NY株が依然として、過去最高値レベルの1万2000ドル台をキープしている。米中間選挙(7日投票)を目前にして変だ。
「各種世論調査で、ブッシュ大統領の共和党の惨敗が確実になっています。米議会の下院だけでなく、ロサンゼルス・タイムズなどによると3分の1だけが改選される上院も野党の民主党に逆転される可能性が強い。いくら共和党寄りの財界やファンドが、選挙対策として買い支えをしたとしても、ブッシュ政権弱体化を織り込んで、手じまい売りが出ておかしくない状況です。しかし、ダウばかりかナスダックも好調で、値を崩しそうにない。おかしな展開なのです」(金融アナリスト)
東京市場は、いつNY市場が崩れるかとビクビクだから、ここ数日、神経質な動きになっている。だが、本家の動きはビクともせず、中間選挙後も右肩上がりという観測さえ流れているから理解に苦しむ。経済アナリストの吉見俊彦氏がこう解説する。
「株の世界は変なもので、熱狂が始まると、どんな材料もプラスに考えるようになる。中間選挙で共和党が負けることは、常識的に考えれば、多くの大企業に不利だから、本来は『売り』。ところが、そうでなくて、不人気のブッシュが負けると、アメリカの政治はバランスがとれるようになってプラスという勝手な解釈がウォール街では成り立っている。それで『買い』になっているのです」
まさに「へぇー」だが、そういえば、原油が高騰したときも「景気上昇の証しだから買い」だったし、原油価格が急落しても「景気にプラスだから買い」と解説されている。株は不思議、セオリーがなくなり、何を信じていいのやら、だ。
【2006年11月2日掲載】
2006年11月05日10時00分