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http://viet-jo.com/news/economy/061010091835.html
国営銀行、シェア低下の危機
2006/10/13 07:18 JST更新
国営銀行のシェアがこのところ低下傾向にある。国営銀行全体としては、依然活動資本全体の72.7％を占めているが、各行について個別に見ていくと、昨年末と比較して工商銀行（インコムバンク）は1.26％低下、投資開発銀行（BIDV）も1.22％低下している。
一方、株式銀行は全体で1.56％シェアを増やしており、23〜35％の割合で増資を続ける外資系銀行とともに、国営銀行のシェアを脅かす存在になりつつある。特に株式銀行は、各行が支店やサービス拠点を次々とオープンし、多種多様なサービスで顧客獲得に乗り出しており、軒並み増資を実施、あるいは計画するなど勢いがある。
ベトナム銀行協会は今年、利率に関して共通規定を設けることを提議したが、参加各行の意見がまとまらず、依然株式銀行が国営銀行より高い利率を提供する状態が続いている。また最近では、国家銀行（中央銀行）が外資系銀行に対するいくつかの規定を緩和しており、さらにWTO加盟が実現すれば外資系銀行の進出も加速化する。こうしたことから、国営銀行のシェア低下は今後もさらに進むものと見られている。
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