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「為替」 弱いフィラデルフィア連銀指数で失望売り、ドル全面安118.05円／ニューヨーク外国為替市場概況
「弱いフィラデルフィア連銀指数で失望売り、ドル全面安118.05円」ニューヨーク
概況 2006年10月20日（金曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:23JST 「弱いフィラデルフィア連銀指数で失望売り、ドル全面安118.05円」
【ロンドン市場概況】
19日のロンドン外為市場では、ドル・円、ユーロ・円では買い戻しが先行し、ド
ル・円は118円48銭から118円73銭まで反発、ユーロ・円は148円79銭から149円18銭
まで反発した。イギリスの9月小売売上高が下落したことを受けて、ポンド売りが優
勢になり、ポンド・ドルは1.8730ドルから1.8666ドルまで下落、ユーロ・ポンドは
0.6704ポンドから0.6728ポンドまで上昇、ポンド・円は222円09銭から221円56銭ま
で下落した。ユーロ・ドルは1.2550ドルから1.2577ドルまで上昇し、ドル・スイス
は1.2672フランから1.2640フランまで下落した。
【経済指標】
英・9月小売売上高指数：前月比-0.4％（予想+0.3％、8月+0.4％←+0.3％）
【要人発言】
パラモECB理事（スペイン紙)
「ユーロ圏のインフレは2006年末と2007年初にかけて上昇する可能性」
「ECBは引き続きインフレを非常に注意深く監視」
ライス米国務長官
「中国の唐国務委員、北朝鮮に強いメッセージを送ったと期待」
「北朝鮮との交渉の道は開かれている、危機拡大は望まない」
朝鮮中央通信
「北朝鮮は中国特使と朝鮮半島の平和と安全保障について協議した」
「中国特使との協議は友好的」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：118円68銭、ユーロ・ドル：1.2568ドル、ユーロ・円：149円11銭、ポン
ド・ドル：1.8688ドル、ドル・スイス：1.2654フラン
【ニューヨーク市場概況】
19日のニューヨーク外為市場では、10月フィラデルフィア連銀景気指数が9月に引
き続き予想外のネガティブな内容となった事から失望売りが強まりドルが全面安と
なった。ドル・円はリアルマネーや米系筋主導の売りに118円75銭から118円05銭ま
で下落し、安値圏の118円15銭前後で引けた。ユーロ・ドルはIMM筋主導の買いにオ
プションバリアーをつけて1.2553ドルから1.2642ドルまで上昇し。ほぼ高値で引け
た。ユーロ・円はユーロ・ドルの上昇に連られる形で148円84銭から149円26銭まで
上昇した。ポンド・ドルは1.8681ドルから1.8800ドルまで上昇し、ドル・スイスは
1.2672フランから1.2549フランまで下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】年内利下げ確率0％
【原油市場】
原油相場はOPEC追加減産観測を受けて反発。サウジアラビア石油相が「日量100万バ
レルの減産実施は確実に行う」と述べたうえ、12月の次回会合では減産拡大が必要
かどうかを協議することを明らかにしたことで買いが先行した。OPECが原油価格回
復のために減産を拡大させるとの観測が買い安心感に繋がり、原油先物価格は一時
58.95ドルまで上昇し、58.50ドル（前日比+1.5％）で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は小幅上昇。主要企業が好決算を発表した事や、7月、8月と下落してい
た景気先行指数が上昇に転じた事が好感され概ね堅調に推移した。ただ原油価格の
上昇を受けて上値も限定的。セクター別では、エネルギーや運輸が上昇する一方で
保険や商業サービス・用品が軟調。iPodやコンピュータの好調な売上げを背景に好
決算を発表したアップル（AAPL)が6.0％高。またイーベイ（EBAY)も決算が予想を上
回り7％高となった。一方で冴えない決算を発表したノキア（NOK)やAMD（AMD)が軟
調。ダウ構成銘柄では、減益となる決算を発表したシティグループが小幅安。また
2009年まで売上げが横ばいにとどまるとの見通しを示したファイザー（PFE)も下落
した。結局ダウは19.05ドル高の12011.73、ナスダックは3.79ポイント高の230.94で
取引を終了した。ダウは節目となる12000ドルを終値ベースで初めて上回った。また
マーケット終了後にグーグル（GOOG)が発表した決算は、売上及び利益とも事前予想
を上回り、時間外取引で上昇して推移している。
【通貨オプション】
ドル・円は、フィラデルフィア指数を受けた失望売りに118円台前半まで下落し
た。オプション市場では、120円の上値が抑えられた事でレンジ相場継続観測が強ま
った事や、現水準でのストライクが市場に出回っていると見られる事から売りが先
行している。1ヶ月物変動率は7.275％から6.950％、3ヶ月物は7.450％から
7.225％、6ヶ月物は7.750％から7.625％、１年物は7.925％から7.625％へそれぞれ
下落した。
リスクリバーサルでは円コール買いが再燃し、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月
物は+0.225％から+0.275％、3ヶ月物は+0.400％から+0.450％、6ヶ月物は+0.625％
+0.650％へそれぞれ拡大した。
【経済指標】
米・週次新規失業保険申請件数：29.9万件（予想31万件、前回30.9←30.8万件）
米・9月景気先行指数：前月比+0.1％（予想+0.3％、8月-0.2％）
米・10月フィラデルフィア連銀景気指数：-0.7（予想7.0、9月-0.4）
【要人発言】
ドッジ・カナダ中銀総裁
「成長拡大は予想より長期化」
カナダ中銀金融政策報告
「コアインフレは07年後半には目標値に戻る」
「カナダ経済は潜在的水準を若干上回る」
「07年第2四半期インフレ率平均は1.5％」
「07年半ばから08年度末のCPI見通しは2％」
「現在の政策金利によってインフレ率は2％へ」
「06年見通しを3.2％（7月予想）から2.8％へ下方修正、07年成長予想を2.9％から
2.5％へ下方修正、08年は2.8％で据え置き」
「米景気減速がカナダ輸出の妨げる」
「経済見通しのリスクは均衡」
「06年世界経済成長5.1％、07年4.7％、08年4.5％を予想」
「商品価格の下落が減益に繋がる」
プール・セントルイス連銀総裁（投票権無）
「インフレが手に負えなくなると、悪い事態が起こる」
「近年のインフレはかなり安定している」
アルムニア欧州委員会委員
「欧州経済成長を楽観視」
「ドイツの増税の影響はまだわからない」
李賛福北朝鮮人民軍板門店代表部代表
「米大統領が北朝鮮に屈服を求め続ければ米国との戦争さけられず」
「北朝鮮はテロ集団とは関わりがない。武器は防衛のみを目的」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 118.52 118.75 118.05 118.18
ユーロ・ドル 1.2557 1.2642 1.2550 1.2629
ユーロ・円 148.82 149.26 148.84 149.23
ドル・スイス 1.2663 1.2672 1.2549 1.2574
ポンド・ドル 1.8728 1.8800 1.8666 1.8784
株式市場：
NYダウ 11987.72 12027.58 11967.15 12011.73
ナスダック 2331.24 2345.24 2324.43 2340.94
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.884 4.911
米国債10年物 4.754 4.784
先物市場：
NY金先物 590.0 604.0 589.2 602.5
NY原油先物 58.30 58.95 57.45 58.50
シカゴ日経平均先物 16565 16610 16525 16575
（フィスコ） - 10月20日6時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061020-00000001-fis-brf
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