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□ダイエー いつまで続く「ドタバタ」再生 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2596769/detail
ダイエー いつまで続く「ドタバタ」再生
まさに“ア然”とはこのことだ。
ユニクロより低価格で勝負するファーストリテイリング(FR)の新ブランド「g.u.(ジーユー)」が、先週オープンした。「ジーユー」はダイエーとの業務提携をきっかけに誕生したブランド。ダイエー南行徳店内1号店のオープニングセレモニーでは、FRの柳井正会長、ダイエーの西見徹社長、ジーユーの中嶋修一社長の3人が揃い踏みし、大勢のマスコミを前に握手のフォトセッションに臨んだ。
問題はその直後だ。
「ダイエー西見社長が足早に去ろうとしたため、記者とカメラマンが一斉に追っかけて行ってしまったのです。店舗の説明を始めていた中嶋社長と柳井会長は、ポツネンと、その場に取り残されてしまった。柳井さんを筆頭に、FR関係者たちの間の悪そうな表情ったらなかったですよ」(現場にいた記者)
当日の朝刊で「ダイエーのパートナーがイオンに決定」という見出しが躍ったため、西見社長が記者の追及を避けた、というのが事の顛末だった。しかし、晴れの舞台なのに、業務提携相手のトップを置き去りにして逃げなくってもねぇ〜。FRとダイエーの今後の関係を暗示するような光景だった。
さて、ダイエー再生を今度はイオンがサポートすることになったが、とにかくここまでドタバタ続きだった。スポンサーが再生機構から丸紅に移った直後にパートナー選定話が浮上、樋口前社長は突然の退任。めまぐるしく変化する状況にダイエー社員もお疲れ気味。
「パートナー企業? イオンでもどこでも再生に力を貸してくれるんでしたらいいですよ。それよりも、もう少し落ち着いた環境で仕事したい」(中堅社員)
とはいえ、簡単には落ち着けそうにない。丸紅とイオンのどちらが主導権を取るのかはっきりしないからだ。
「イオンが欲しいのは首都圏に食品スーパーを持つマルエツと顧客囲い込みの切り札になるOMCカード。ダイエーじゃない」(流通ジャーナリスト)
3社の「業務提携検討委員会」はこれから発足する。ダイエー社員が安心できる日は、いつ来るのか。
【2006年10月16日掲載】
2006年10月19日10時00分