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「為替」 低調な米経済指標受けたドル売りにドル・円下落118.55円/ニューヨーク外国為替市場概況
「低調な米経済指標受けたドル売りにドル・円下落118.55円」ニューヨーク概況
2006年10月18日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:47JST 「低調な米経済指標受けたドル売りにドル・円下落118.55円」
【ロンドン市場概況】
17日のロンドン外為市場では、ロシア中銀による外貨準備円比率引き上げをきっ
かけにした円買い戻しが継続、ドイツの10月ZEW景気期待指数がさらに悪化したこと
によるユーロクロスの売りもあり、ドル・円は118円99銭から118円58銭まで下落、
ユーロ・円は149円16銭から148円61銭まで下落した。ユーロ・ポンドは0.6735ポン
ドから0.6706ポンドまで下落、ユーロ・スイスは1.5907フランから1.5887フランま
で下落し、ユーロ・ドルは1.2544ドルから1.2520ドルまで軟調に推移、ドル・スイ
スは1.2674フランから1.2694フランで取引された。ポンド・ドルは、イギリスの小
売物価指数が予想を上回ったこともあり、1.8612ドルから1.8687ドルまで上昇し
た。
【経済指標】
英・9月消費者物価指数:前年比+2.4%(予想+2.4%、8月+2.5%)
英・9月小売物価指数:前年比+3.6%(予想+3.4%、8月+3.4%)
ユーロ圏・9月消費者物価指数改定値:前年比+1.7%(予想+1.8%、8月+2.3%)
ユーロ圏・8月鉱工業生産:前月比+1.8%(予想+1.4%、7月-0.4%)
独・10月ZEW景気期待指数:-27.4(予想-20.0、9月-22.2)
【要人発言】
イワノフ・ロシア国防相
「北朝鮮が2回目の核実験を実施する可能性を排除せず」
「その場合のロシア政府の対応は、ネガティブなものになるだろう」
ヒル米国務次官補
「北朝鮮が2回目の核実験行えば、好戦的な行為とみなす」
独欧州経済センター(ZEW)
「独景気期待指数の悪化の背景は、米経済減速の可能性、欧州利上げ観測、増税」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:118円66銭、ユーロ・ドル:1.2529ドル、ユーロ・円:148円66銭、ポン
ド・ドル:1.8667ドル、ドル・スイス:1.2687フラン
【ニューヨーク市場概況】
18日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は低調な米経済指標を受けた債券利
回り低下により一旦118円55銭まで下落したが、押し目に控えていた本邦筋の買いに
下げ渋り、1年ぶりに上昇した住宅建設業指数を受けた債券利回り上昇に119円01銭
まで反発し、118円90銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルは過去最大となった対米証券投資状況を受けたドル買いに1.2508ドル
まで下落後、米金利低下に伴う欧米金利差を狙った買いに1.2566ドルまで反発し、
1.2545ドル前後で引けた。ユーロ・円はロシア外貨準備の円比率引き上げ報道によ
る円買い意欲が根強く、投機筋やテクニカル筋の売りに一旦148円57銭まで下落した
が、ショートカバーに149円27銭へ反発した。ポンド・ドルは1.8655ドルから1.8736
ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.2704フランから1.2640フランまで下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】年内利下げ確率0%
【原油市場】
NY原油相場は4営業日ぶりに下落。18日発表予定の原油在庫は3週連続で増加し、約2
ヶ月ぶり高水準になることが見込まれており、OPEC減産による影響を受けた場合に
も冬場の原油供給に逼迫感が強まらないとの見方から売りが先行した。原油先物価
格は時間外で60.54ドルまで上昇後、58.93ドル(前日比-1.01ドル、-1.7%)に反落
して引けた。19日のOPEC減産は、100万バレル減産が確実視されていることで減産量
の変更などのサプライズがない限り市場へのインパクトは乏しいとの見方が多い。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。9月生産者物価指数でコア指数が事前予想を上回る上昇となっ
たことで朝方から下落して始まった。しかし10月の住宅市場指数が改善を示した事
をきっかけに引けにかけては下げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、公
益事業や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で半導体・同製造装置や小売
が軟調。シカゴ商業取引所(CME)がシカゴ商品取引所(BOT)の買収を発表して両社
とも上昇。また好決算を発表したメリルリンチ(MER)も買われた。ゴールドマンサ
ックスが投資判断を引き下げたインテル(INTC)は下落。またユナイテッド・テクノ
ロジーズ(UTX)は21%増益となる好決算を発表したものの、JPモルガンのアナリス
トが慎重な見方を示したことで売られた。ダウ構成銘柄では、予想を上回る決算を
発表したジョンソン&ジョンソン(JNJ)が上昇。結局ダウは30.58ドル安の
11950.02、ナスダックは18.89ポイント安の2344.95で取引を終了した。マーケット
終了後にインテル(INTC)が発表した決算は、売上げ及び利益とも予想を上回り時間
外取引で小幅上昇して推移している。
【通貨オプション】
ドル・円は、ロシア中銀による外貨準備円比率引き上げを受けて円買い意欲が強
く10/6来の円高となる118円55銭へ反落した。ドル・円反落を受けてオプション変動
率は上昇、1ヶ月物変動率は7.200%から7.325%、3ヶ月物は7.300%から7.425%、6
ヶ月物は7.500%から7.675%へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでの動意は鈍く、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.175%、3ヶ月物は+0.400%、6ヶ月物は+0.625%と先週末比変わらずで取引され
ている。
【経済指標】
米・9月生産者物価指数(PPI):前月比-1.3%(予想-0.6%、8月+0.1%)
米・9月コアPPI:前月比+0.6%(予想+0.2%、8月-0.4%)、前年比+1.2%(予想
+0.9%、8月+3.7%)
米・8月対米証券投資状況:1168億ドルの買い越し(予想500億ドル、7月329億ド
ル)
米・9月鉱工業生産:前月比-0.6%(予想±0.0%、8月±0%←-0.1%)
米・9月設備稼働率:81.9%(予想82.2%、8月82.5%←82.4%)
米・10月NAHB住宅建設業指数:31(予想30、9月30)
【金融政策】
カナダ中銀:政策金利4.25%で据え置き決定
【要人発言】
安倍首相
「国連決議受けどう対応するかライス米長官とよく協議」
「日米同盟の抑止力揺るぎない事を示す必要」
カナダ中銀
「06年GDP見通し3.2%から2.8%、07年2.9%から2.5%へそれぞれ下方修正」
「06-08年潜在的成長率2.8%へ下方修正」
「07年コアCPI2%まで低下」
「07年第2四半期までのカナダインフレは平均1.5%」
ブルトン・フランス経済財務産業相
「07年仏財政赤字は対GDP比2.5%と06年の2.7%から改善」
「07年仏経済成長予想は2-2.5%」
「07年仏失業率は8%を予想」
スターン米ミネアポリス連銀総裁(投票権無)
「柔軟性が米経済の特質」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 118.87 119.01 118.55 118.76
ユーロ・ドル 1.2544 1.2566 1.2508 1.2546
ユーロ・円 149.10 149.27 148.57 148.99
ドル・スイス 1.2679 1.2710 1.2640 1.2683
ポンド・ドル 1.8632 1.8736 1.8612 1.8708
株式市場:
NYダウ 11977.40 11979.08 11887.19 11950.02
ナスダック 2348.30 2354.07 2329.80 2344.95
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.908 4.899
米国債10年物 4.776 4.768
先物市場:
NY金先物 599.8 599.8 589.0 593.5
NY原油先物 59.75 60.25 58.65 58.93
シカゴ日経平均先物 16555 16605 16450 16585
(フィスコ) - 10月18日6時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000002-fis-brf