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「為替」 ロシア中銀の円買い報道で円高119.01円、原油続伸60ドルまで/ニューヨーク外国為替市場概況
「ロシア中銀の円買い報道で円高119.01円、原油続伸60ドルまで」ニューヨーク概
況 2006年10月17日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:25JST 「ロシア中銀の円買い報道で円高119.01円、原油続伸60ドルまで」
【ロンドン市場概況】
16日のロンドン外為市場では、東京終盤に「ロシア中銀が外貨準備として円の購
入を開始(購入額はわずか)、他の通貨の購入も検討」との報道を受けた円買い、ド
ル売りが続き、ドル・円は119円42銭から119円20銭まで下落、ユーロ・円は149円42
銭から149円22銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.2511ドルから1.2530ドルまで上
昇、ポンド・ドルは1.8593ドルから1.8623ドルまで上昇、ドル・スイスは1.2730フ
ランから1.2704フランまで下落した。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
独政府筋
「2006年のドイツ経済成長率は2.4%、2007年は1.5%になる見込み」
グロース独経済技術相
「政府筋が言及した予測の方向性は正しい」
プルノモ・インドネシア・エネルギー鉱物相
「OPECは公式生産枠の水準から減産を」
易綱・中国人民元銀行総裁補佐
「中国、人民元の緩やかな上昇容認方針を維持へ」
五味金融庁長官
「(地銀再編)経営の健全性確保するため、今のうち何をすべきか考えること必要」
安倍首相
「非核3原則を守り続ける方針に変わりない」
OPEC月報
「2006年第4四半期需要見通しを日量2869万バレルに下方修正(従来2886万バレ
ル)」
「原油価格の低迷が今後も続く可能性がある」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:119円29銭、ユーロ・ドル:1.2513ドル、ユーロ・円:149円27銭、ポン
ド・ドル:1.8604ドル、ドル・スイス:1.2726フラン
【ニューヨーク市場概況】
16日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想を上回る10月NY連銀製造業景
気指数を受けたドル買いに一旦119円35銭まで上昇したが、「ロシア中銀が外貨準備
として円の購入を開始」との報道を受けた東京、ロンドンから続く円買いの流れを
受けて119円01銭まで反落し、本邦筋の押し目買いに支えられ119円05銭前後で取引
を終えた。
ユーロ・ドルは堅調な米経済指標を受けて1.2507ドルへ下落したが、ショートカバ
ーに1.2538ドルまで反発し、1.2530ドル前後で引けた。ユーロ・円はアルムニア欧
州委委員によるアジア通貨の柔軟性を求める発言や、東京市場からの円買いの流れ
を受けて149円34銭から148円97銭まで下落した。ポンド・ドルは1.8647ドルまで上
昇後1.8594ドルへ反発し、ドル・スイスは1.2728フランから1.2693フランまで下落
した。
【FF先物米金利変更織り込み率】年内利下げ確率0%
【原油市場】
NY原油相場は2%超の大幅上昇。複数のメディアが「19日にOPECは正式に日量100万
バレルの減産決定を発表する」と伝えたことや、極東地政学的リスクを受けた金相
場、ヘッジファンドの大口投資観測を受けた天然ガス相場など、商品相場が軒並み
反発したことが買い材料となり戻り基調を強めた。原油先物価格はもみ合い後に上
昇基調を強め、一時60ドルまで上昇し、ほぼ高値59.94ドル(先週末比2.3%高)で
取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。明日以降、7−9月期決算発表が本格化することから手控えムー
ドとなっているものの、業績への期待感から緩やかに上昇する展開となった。セク
ター別ではエネルギーや運輸が上昇する一方で電気通信サービスや銀行が軟調。玩
具のマテル(MAT)は予想を上回る決算を発表して上昇。プルデンシャルがアルミニ
ウム価格の改善を理由に投資判断を引き上げたアルカン(AL)やアルコア(AA)も買
われた。投資ファンドのカーライルグループが買収を発表したオープン・ソリュー
ションズ(OPEN)は24.2%高。一方で銀行のワコビア(WB)は、決算が予想に一致す
るにとどまり下落した。ダウ構成銘柄では、メリルリンチが投資判断を引き下げた
ゼネラル・エレクトリック(GE)が下落。結局ダウは20.09ドル高の11980.60、ナス
ダックは6.55ポイント高の2363.84で取引を終了した。ダウは連日の高値更新で
12000ドルを伺う展開となっている。明日はインテル(INTC)やジョンソン&ジョン
ソン(JNJ)、ヤフー(YHOO)などの主要企業の決算が予定されており注目を集めてい
る。
【通貨オプション】
ドル・円は、ロシア中銀が外貨準備における円の割合を増やすとのニュースを受け
た円買い戻しに、119円台前半まで反落した。オプション市場では、120円を前に神
経質な動きを受けて1ヶ月物変動率は7.100%から7.200%、3ヶ月物は7.250%から
7.300%へそれぞれ上昇した。6ヶ月物は7.575%から7.500%へ低下した。
リスクリバーサルでの動意は乏しく、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.175%、3ヶ月物は+0.400%、6ヶ月物は+0.625%と先週末比変わらずで取引され
ている。
個別では短期物で118円台前半ストライクオプションの買いが目立った。
【経済指標】
米・10月NY連銀製造業景気指数:22.9(予想12.00、9月13.84)
【要人発言】
プール・セントルイス米連銀総裁(投票権無)
「住宅市場は更に持続可能なペースへの調整過程」
「もしインフレが上昇すれば更なる引締めを支持」
「コアインフレを1-2%へ下げる事が重要」
「インフレは鈍化していく可能性」
「FF金利見通しは均衡」
「最近のインフレ指標は若干上方」
「インフレ期待は低下」
「製造業拡大は下方に転じる可能性」
イエレン米サンフランシスコ連銀総裁
「金利水準は適切なようだ」
「指標は顕著な減速を示している」
「過去17回の利上げの影響はまだ十分にでていない」
「政策金利据え置き継続を繰り返した」
トリシェECB総裁
「欧州経済は多くの進展が必要」
「潜在的成長を押し上げる事が最優先課題」
「中銀はインフレの変動を防ぐ必要」
アルムニア欧州委委員
「米経済の減速や、米貿易赤字の調整がユーロ圏経済のリスク」
「アジア通貨は更なる柔軟性が必要」
ライス米国務長官
「北朝鮮に第2回目の核実験を留まるように要請」
ネグロポンテ米国家情報長官
「北朝鮮の核実験実施が公式確認された」
ジョージ・ソロス氏
「中国にはゆっくりとしたペースでの人民元柔軟化が必要」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 119.35 119.42 119.01 119.04
ユーロ・ドル 1.2512 1.2538 1.2507 1.2535
ユーロ・円 149.35 149.42 148.97 149.20
ドル・スイス 1.2730 1.2730 1.2693 1.2704
ポンド・ドル 1.8594 1.8647 1.8583 1.8617
株式市場:
NYダウ 11961.31 11997.25 11945.54 11980.60
ナスダック 2358.23 2368.11 2358.01 2363.84
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.933 4.909
米国債10年物 4.798 4.778
先物市場:
NY金先物 595.8 599.5 595.0 598.5
NY原油先物 58.40 60.00 58.10 59.94
シカゴ日経平均先物 16720 16720 16660 16685
(フィスコ) - 10月17日6時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061017-00000001-fis-brf