| Tweet |
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aEPHHlJ9Ocf0&refer=jp_japan
日本
記事をEメールで送信 印刷用ページ
東エレク：半導体・液晶製造装置の受注高2070億円−過去３番目、設備投資旺盛
住宅減速で米経済成長鈍化、金融当局は07年６月までに利下げへ−月間調査
ＯＰＥＣ、日量100万バレル減産で最終合意−議長報道官が表明
東エレク：半導体･液晶製造装置受注高2070億円-過去３番目の水準(４)
10月11日（ブルームバーグ）：半導体製造装置大手、東京エレクトロンの 2006年度第２四半期（７−９月）の半導体・液晶製造装置の受注高（単独ベース、速報値）は約2070億円だった。四半期ベースの受注高として過去最高だった第１四半期（４−６月期）の2152億円よりは減少したが、顧客の半導体メーカーの旺盛な設備投資意欲を受けて史上３番目の高水準となった。
４−６月期との比較では3.8％減と微調整したが、前年同期比では57％増加した。特に、日本、韓国、台湾などアジア地域でＤＲＡＭ（記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー）用の半導体製造装置の需要が引き続き強く、全体をけん引。システムＬＳＩ（大規模集積回路）など非メモリー向けの製造装置も順調に推移した。
同社の佐藤潔社長は７月末の時点で、７−９月期の受注水準について「2000 億円前後を想定している」としていたが、これをやや上回る水準で着地。７−９月期は市況の調整が予想されていたが、「想定よりもよかった」（松下実・広報ＩＲ室長）という。
ＤＲＡＭ向けが好調
約2070億円の内訳は、半導体製造装置が約1800億円、液晶製造装置が約270 億円。半導体製造装置はＤＲＡＭ向けが大幅に伸びたほか、ＮＡＮＤ型フラッシュメモリー（電気的に一括消却・再書き込み可能なメモリー）向けも堅調だった。韓国サムスン電子やエルピーダメモリなどが、ＤＲＡＭの増産を加速している恩恵を受けたもよう。液晶製造装置も、台湾の奇晶光電（ＣＭＯ）やシャープなど液晶パネルメーカーの継続的な増産を背景に、大幅な調整は生じなかった。
日本半導体製造装置協会（ＳＥＡＪ）が７月に発表した需要予測によると、06 年度の日本製の半導体・液晶製造装置合計の世界販売額は前期比12％増の２兆 2900億円と、過去最高の更新が見込まれている。ハイテク調査会社米ディスプレイサーチの11日付リポートは、06年（暦年）の液晶製造装置の設備投資が、世界で前年比11％増の117億9000万ドルに拡大すると試算している。
同社の受注高は将来の収益の先行指標であるとともに、半導体市場の先行きを占ううえで多くの投資家が注目している。
●四半期ベース・単独の受注高の推移（単位：億円、カッコ内は受注残高）
１−３月 ４−６月 ７−９月 10−12月
2006年 1948(3309) 2152(4013) 2070(----)
2005年 1308(2920) 1105(2662) 1321(2564) 1555(2917)
2004年 1469(2608) 1760(2966) 1328(3480) 1121(3361)
2003年 658(1383) 783(1499) 1267(1722) 1904(2675)
2002年 756(1350) 1269(1960) 893(1800) 664(1750)
2001年 584(2600) 647(2300) 273(1500) 256(1300)
2000年 1631(2487) 2057(3275) 2144(3900) 1451(3900)
東京エレクトロンの11日終値は前日比220円（2.3％）安の9250円。
記事に関する記者への問い合わせ先：東京 中島三佳子 Mikako Nakajima
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。