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「為替」 ECB総裁発言タカ派色弱まりユーロ下落1.2672ドル/149.00円まで/ニューヨーク外国為替市場概況
「ECB総裁発言タカ派色弱まりユーロ下落1.2672ドル/149.00円まで」ニューヨ
ーク概況 2006年10月6日(金曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:45JST 「ECB総裁発言タカ派色弱まりユーロ下落1.2672ドル/149.00円まで」
【ロンドン市場概況】
5日のロンドン外為市場では、欧州中央銀行(ECB)理事会の政策金利発表、その後
のトリシェECB総裁の会見待ちで、取引手控えムードが強く全体的に小動きの状態が
続いた。ドル・円は117円54銭から117円74銭で、ユーロ・円は149円40銭から149円
63銭で、ユーロ・ドルは1.2703ドルから1.2717ドルで、ドル・スイスは1.2496フラ
ンから1.2510フランで取引された。ポンド・ドルは1.8842ドルから1.8865ドルで取
引された後、英中銀の政策金利据え置き決定を受けて1.8827ドルまで下落した。
【経済指標】
特になし
【金融政策】
英中銀金融政策委員会:政策金利4.75%で据え置き
ECB理事会:政策金利25ベーシス引き上げ3.25%に
【要人発言】
OPEC筋
「サウジアラビアが日量約30万バレル減産へ」
「イラクとインドネシアを除く全OPEC加盟国が生産枠に応じて減産」
「OPEC、可能な限り早期に日量100万バレルの減産目指す」
「OPECは価格水準よりも在庫水準の高さを懸念」
独全国銀行協会
「独GDP伸び率予想は06年は2.2%、07年は1.1%」
渡辺財務官
「ユーロ高牽制発言、特定の水準でアクションを取っているとの認識はない」
「ユーロ高・円安、やや荒っぽいとの財務相発言につけ加えることはない」
「米国経済、マイルドば減速になると思う」
「米国株高、ファンダメンタルズを超えて上がっている感じ」
香港金融管理局
「人民元が6カ月以内に対ドルで7.8元まで上昇する可能性は五分五分」
ラーマンOPEC理事(インドネシア)
「インドネシアはOPECの減産には反対しない」
ベルギー警察
「ベルギーで旅客機爆破計画に関与したとしているイラン人を逮捕」
アルアラビア・テレビ
「イラクのアルカイダ組織の新指導者が死亡」
米軍
「イラクのアルカイダ組織の新指導者殺害を否定」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:117円61銭、ユーロ・ドル:1.2726ドル、ユーロ・円:149円55銭、ポン
ド・ドル:1.8828ドル、ドル・スイス:1.2498フラン
【ニューヨーク市場概況】
5 日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は中東筋とされる売りやユーロ・円
絡みの売りに117円45銭まで下落したが、本邦筋の買いに下げ渋り、ユーロ・ドル下
落やショートカバーを受けて117円77銭まで反発し、117円75銭で取引を終えた。
ユーロ・ドルはトリシェECB総裁の発言で強いインフレ懸念が表明されなかった事を
受けて米インべストメントバンクなどの売りが強まり1.2726ドルから1.2672ドルま
で急落し、中銀筋の買いに1.2695ドル前後にやや戻して引けた。ユーロ・円は“ECB
総裁がユーロ・円下落を導く発言を行う”との噂をきっかけに米インべストメント
バンク、カストディアンの売りが先行したうえ、同総裁がユーロ・円の見方はG7時
と変わらないとする発言を行ったことから149円55銭から149円00銭まで下落した。
ポンド・ドルはBOEの金利据え置き決定から終始売られる展開が続き、1.8828ドルか
ら1.8751ドルまで下落した。ドル・スイスは1.2485フランから1.2548フランまで上
昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】年内利下げ確率12.4%
【原油市場】
原油相場はOPEC減産可能性が高まり続伸。ロイター通信が、「OPECは出来るだけ早
い段階に日量100万バレル程度の減産を実施する方向にある」と伝え、次回12/14総
会か、それ以前に04年以来初の減産が実施される可能性が高まったことから買い戻
しが強まった。NYMEX原油先物価格は一時60.90ドルまで上昇し、60.03ドル(前日比
1.0%高)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。OPECの緊急会合で減産が協議されるとのニュースで原油価格が
上昇したことを嫌気して日中は上値の重い展開となったものの、引けにかけて上昇
に転じ、ダウは再び最高値を更新した。セクター別では、消費者サービスや素材が
上昇した一方、電気通信サービスや食品・生活必需品小売が軟調。小売大手のター
ゲット(TGT)は好調な9月既存店売上高を発表して上昇。卸売りのコストコ(COST)
やスターバックス(SBUX)、アパレルのアバクロンビー&フィッチ(ANF)も好調な売
上げを発表して買われた。一方、ウォルマート(WMT)は既存店売上高が予想を下回
ったことで2.3%安。メリルリンチが投資判断を引き下げたグッドイヤータイヤ
(GT)も小幅安。ダウ構成銘柄では、キャタピラー(CAT)が4.1%高となり指数を牽
引した。結局ダウは16.08ドル高の11866.69、ナスダックは15.39ポイント高の
2306.34で取引を終了した。本日小売各社が発表した既存店売上高を受けて、足元の
個人消費は概ね堅調との見方が広がっている。
【通貨オプション】
ドル・円は、ユーロ・円絡みの売りに117円45銭まで下落するものの、資本筋の買
いに支えられ結局、117円45-75銭の狭いレンジ相場に留まっている。オプション市
場ではカレンダースプレッドなどの調整取引が継続しており、短期物売りに対し長
期物買いが目立ってている。1ヶ月物変動率は6.775%から6.750%へ低下するもの
の、3ヶ月物は6.825%から6.975%、6ヶ月物は7.300%から7.400%へそれぞれ上昇
した。
リスクリバーサルでは、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.725%から
+0.675%、3ヶ月物は+0.825%から+0.775%へそれぞれ縮小する一方、6ヶ月物は
+0.875%から+0.900%へ拡大した。
【経済指標】
米・週次新規失業保険申請件数:30.2万件(予想31.5万件、前回31.9万件←31.6万
件)
加・8月建築許可件数:前月比+8.3%(予想+0.8%、7月-1.0%←-2.3%)
【要人発言】
トリシェECB総裁
「本日の利上げはインフレリスクを反映」
「金融政策は依然緩和基調」
「金利は引き続き低水準。更なる利上げ必要」
「ECBは引き続きインフレ警戒」
「ユーロ・円、シンガポールでおこなったG7会合での発言は有効」
「景気回復は予想以上」
「インフレ率は再び上昇する可能性」
「06年、07年のインフレは2%以上」
「インフレリスクは明らかに上方」
「原油価格の新たな上昇可能性は除外できず」
「主シナリオが確認されれば追加利上げを実施する」
「本日50べーシスポイントの引き上げは検討せず」
「本日の決定は全会一致」
「ECBは必要とされる事を行う」
「長期成長リスクは下方」
プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁(投票権無)
「インフレが高水準で推移する可能性は高い」
「米金利水準、インフレ抑制に不十分な可能性」
「実質FF金利は相対的に低い」
「07年は景気拡大が加速する可能性」
「住宅、自動車産業以外の景気は堅調」
「(利上げ効果の見極めへ)しばらくの間、忍耐強く動向をみていくことが賢明
だ」
ウェリンク・オランダ中銀総裁
「成長は予想を上回る」
「金利引き上げは終了していない」
ヒルデブラント・スイス中銀理事
「世界経済はターニングポイント」
「潜在的成長拡大は不透明」
「政策金利の中立水準はより不透明さを増した」
ハバード米大統領補佐官(経済担当)、ホワイトハウス国家経済会議(NEC)委員長
「第3四半期GDPレンジは1%から2%台前半」
「住宅は第3四半期GDPの足かせ」
「06年度成長は3%前後へ下方修正」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 117.69 117.77 117.45 117.69
ユーロ・ドル 1.2713 1.2726 1.2672 1.2697
ユーロ・円 149.61 149.63 149.00 149.39
ドル・スイス 1.2497 1.2548 1.2485 1.2517
ポンド・ドル 1.8864 1.8870 1.8751 1.8793
株式市場:
NYダウ 11844.38 11870.06 11821.23 11866.69
ナスダック 2288.89 2306.35 2287.61 2306.34
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.720 4.760
米国債10年物 4.559 4.606
先物市場:
NY金先物 575.5 578.8 571.6 575.5
NY原油先物 60.65 60.90 59.41 60.03
シカゴ日経平均先物 16450 16505 16415 16455
(フィスコ) - 10月6日6時51分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061006-00000002-fis-brf