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「為替」 北朝鮮の核実験計画受けた円売りで117.96円、原油急落58.60ドル／ニューヨーク外国為替市場概況
「北朝鮮の核実験計画受けた円売りで117.96円、原油急落58.60ドル」ニューヨーク
概況 2006年10月4日（水曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:31JST 「北朝鮮の核実験計画受けた円売りで117.96円、原油急落58.60ドル」
【ロンドン市場概況】
3日のロンドン外為市場では、東京引け際にユーロ・円、ドル・円の売りが強まっ
た動きに対するポジション調整の買いが先行、さらに「北朝鮮外務省が声明、核実
験を実施すると表明」との報道を受けて買い（円売り)の動きが広がり、ユーロ・円
は149円59銭から150円25銭まで上昇、ドル・円は117円51銭から117円88銭まで上昇
した。ユーロ・ドルは1.2736ドルから1.2653ドルで、ポンド・ドルは1.8862ドルか
ら1.8893ドルで、ドル・スイスは1.2427フランから1.2446フランで取引された。
【経済指標】
ユーロ圏・8月生産者物価指数：前年比+5.7％（予想+5.7％、7月+6.0％←+5.9％）
ユーロ圏・8月失業率：7.9％（予想7.8％、7月7.8％）
【要人発言】
朝鮮中央通信
「北朝鮮外務省、核実験を今後行うと表明」
「北朝鮮は朝鮮半島の非核化に向け努力する」
北朝鮮外務省
「北朝鮮は核実験を実施する」
サイディ・イラン原子力庁次官
「フランスがイランのウラン濃縮作業を監視することを提案」
安倍首相
「（北朝鮮の核実験声明)塩崎官房長官に状況分析を指示」
「万一核実験なら、われわれとしても国際社会としても断じて許すことできない」
「訪中、訪韓すれば、北朝鮮含めた地域の状況などを意見交換」
「北朝鮮が核実験すれば、国際社会全体で厳しい対応することになる」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：117円69銭、ユーロ・ドル：1.2738ドル、ユーロ・円：149円89銭、ポン
ド・ドル：1.8894ドル、ドル・スイス：1.2448フラン
【ニューヨーク市場概況】
3日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は北朝鮮による核実験実施声明を受け
た円売りや、NYシンクタンクの「連銀は米景気の大幅減速を予想している市場の反
応に驚いている」とのレポート話題を受けた債券利回り上昇に伴い117円65銭から
117円96銭まで上昇し、ほぼ高値で引けた。ユーロ・ドルは米金利上昇を受けて
1.2744ドルから1.2720ドルまで下落したが、中東諸国の中銀が外貨準備を金からユ
ーロへ変換したとの観測を受けて下げ渋り1.2730ドル前後で引けた。ユーロ・円は
ドル・円上昇に連れる形で149円86銭から150円19銭まで上昇した。ポンド・ドルは
1.8899ドルから1.8860ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2437フランから1.2468フ
ランまで上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】年内利下げ確率12.4％
【原油市場】
原油相場は60ドルの下値サポート水準の底割れを起こしたことで売りが加速し、58
ドル台に急落した。コロラド州立大学が本日、残り2ヶ月をきった今ハリケーンシー
ズンにおける大型ハリケーン発生はもうないだろうとの見通しを示したことなどが
売り材料となった。NYMEX原油先物価格は米ファンド筋の見切売りなどに7ヵ月半ぶ
り安値58.60ドルまで下落し、58.68ドル（前日比3.9％安）で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。年内に大型ハリケーンが米国を襲う可能性は少ないとの観測
から原油価格が58ドル台へと急落、緩やかに上昇する展開となった。ダウ平均株価
はザラ場、終値ともに過去最高値を上回った。セクター別では、小売や食品・生活
必需品小売が上昇する一方でエネルギーや素材が軟調。9月の自動車販売が4.7％上
昇したフォード（F)が小幅上昇する一方で、減少となったGM（GM)やダイムラー・ク
ライスラー（DCX)が小幅下落。ドラッグ・ストアのウォルグリーン（WAG)は9月の既
存店売り上げ高が8.5％高となったことで上昇した。一方で住宅メーカーのDRホート
ン（DHI)はバンクオブアメリカの投資判断引き下げを受けて下落。ダウ構成銘柄で
は、チェコのトラベル・サービスから旅客機の受注を受けたボーイング（BA)が上
昇。結局ダウは56.99ドル高の11727.34、ナスダックは6.05ポイント高の2243.65で
取引を終了した。ダウの過去最高値更新は心理的な節目となっているが、低金利や
原油価格の下落で株価の上昇余地はまだまだあると見る向きが多い。
【通貨オプション】
ドル・円は、米主要経済指標の発表なく、117円台での小動きに終始している。オ
プション市場では、狭いレンジ相場を受けて1ヶ月物変動率は6.925％から6.900％、
3ヶ月物は7.050％から6.850％へそれぞれ低下するが、6ヶ月物は7.275％から
7.325％へ上昇した。
リスクリバーサルでも、調整色強く、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.700％から+0.725％、3ヶ月物は0.775％から+0.825％へそれぞれ拡大、6ヶ月物は
+0.900％から+0.875％へ縮小している。又、カレンダースプレッド取引が目立っ
た。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
特になし
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 117.49 117.96 117.51 117.93
ユーロ・ドル 1.2746 1.2753 1.2720 1.2731
ユーロ・円 149.74 150.25 149.59 150.12
ドル・スイス 1.2438 1.2467 1.2427 1.2455
ポンド・ドル 1.8889 1.8899 1.8860 1.8880
株式市場：
NYダウ 11670.11 11758.95 11653.06 11727.34
ナスダック 2232.59 2251.86 2224.21 2243.65
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.748 4.755
米国債10年物 4.600 4.614
先物市場：
NY金先物 595.0 595.0 580.5 581.5
NY原油先物 59.80 60.10 58.60 58.68
シカゴ日経平均先物 16150 16290 16150 16250
（フィスコ） - 10月4日6時35分更新
http://www.asyura2.com/bbsup/up.cgi?ban=hasan48&up=1
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