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「為替」 低調なISM製造業指数にドル全面安117.53円、原油反落60.90ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「低調なISM製造業指数にドル全面安117.53円、原油反落60.90ドル」ニューヨーク
概況 2006年10月3日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:37JST 「低調なISM製造業指数にドル全面安117.53円、原油反落60.90ドル」
【ロンドン市場概況】
2日のロンドン外為市場では、米9月ISM製造業景気指数の発表を控えてポジション
調整を中心に、全般的にドル売りが優勢になった。ユーロ・ドルは、欧州委員会四
半期報告で強気の経済見通しが示されたこともあり、1.2668ドルから1.2707ドルま
で買われ、ユーロ・円はCTA筋の買いで149円76銭から150円24銭まで上昇した。ポン
ド・ドルは、イギリスの9月製造業購買担当者景気指数(PMI)の予想外の上昇もあ
り、1.8692ドルから1.8752ドルまで上昇、ドル・スイスは、スイスの来年の経済成
長見通しが上方修正されたこともあり、1.2513フランから1.2474フランまで下落し
た。ドル・円は、118円33銭から118円13銭まで下落後、118円20-25銭レベルで取引
された。
【経済指標】
英・9月製造業製造業購買担当者景気指数(PMI):54.4(予想53.0、8月53.0)
独・9月製造業PMI:58.4(予想58.0、8月58.3)
仏・9月製造業PMI:56.0(予想56.0、8月56.2)
ユーロ圏・9月製造業PMI:56.6(予想56.5、8月56.6)
【要人発言】
藤井財務次官
「(日銀短観)景気回復が続いているとのこれまでの認識に沿ったもの」
スイス政府
「07年のGDP伸び率見通しを1.7%に上方修正(6月時点1.5%)」
欧州委員会四半期報告
「ユーロ圏経済は着実に成長、一段と明るさ増す可能性」
「ユーロ圏の金利水準は依然低水準、最近の利上げ後も金融政策は緩和的」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:118円24銭、ユーロ・ドル:1.2692ドル、ユーロ・円:150円05銭、ポン
ド・ドル:1.8730ドル、ドル・スイス:1.2488フラン
【ニューヨーク市場概況】
月初のニューヨーク外為市場では、米9月ISM製造業景気指数が05年5月来の低水準
に下落したことによる債券利回りの低下に伴いドルは全面安となった。ドル・円は
「ISM指数は50を割り込む」との観測を受けて指標発表前からアジア中銀筋や中東筋
の売りが強まり118円39銭から117円53銭まで下落し、117円70銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは中国が外貨準備を変換するとの噂や欧米金利差縮小観測を受けて
1.2681ドルから1.2759ドルへ上昇し、1.2740ドル前後で引けた。ユーロ・円はド
ル・円の下落に連られる形で150円18銭から149円86銭まで下落した。ポンド・ドル
は英利上げ観測の再燃を受けて1.8708ドルから1.8877ドルまで上昇し、ドル・スイ
スは1.2493フランから1.2405フランまで下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】年内利下げ確率12.4%
【原油市場】
原油相場は3%の下落。一部OPEC加盟国の自主的な減産開始を受けて先週末にかけて
上昇基調にあったが、これら加盟国の減産による供給面への悪影響は限られたもの
になるとの見方から売りが先行した。NYMEX原油先物価格は一時60.90ドルまで下落
後も弱含み、61.03ドル(前日比3.0%安)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。原油価格の下落を好感して一時上昇する場面もあったものの、9
月のISM製造業景気指数が52.9と前月の54.5から低下したことが嫌気され、軟調推移
となった。セクター別では、消費者サービスや公益事業が上昇する一方で食品・生
活必需品小売やエネルギーが軟調。投資ファンドからLBOの提案を受けていることを
明らかにしたカジノ大手のハラーズ・エンターテイメント(HET)が13.9%高。一方
でアップル(AAPL)は、シティグループの投資判断引き下げを受けて2.8%安となっ
た。9月の既存店売上高1.9%増に留まったウォルマート(WMT)も軟調推移。ダウ構
成銘柄では、投資雑誌「バロンズ」に好意的な記事が掲載されたヒューレット・パ
ッカード(HPQ)が上昇。またプルデンシャルが強気の見通しを据え置いたゼネラ
ル・エレクトリック(GE)が小幅高となった。結局ダウは8.72ドル安の11670.35、ナ
スダックは20.83ポイント安の2237.60で取引を終了した。急速なペースでの上昇を
やや警戒する見方もあり、ダウの高値更新を目前に足踏み状態が続いている。
【通貨オプション】
ドル・円は、米9月ISM製造業景気指数が05年5月来の低水準に低下した事を受けて
4月来の高値118円40銭から117円台に反落した。この動きを受けてオプション市場で
は、1ヶ月物変動率は10年来の低水準であった6.675%から6.925%、3ヶ月物は
6.900%から7.050%へそれぞれ上昇した。一方で6ヶ月物は7.350%から7.275%へ小
幅低下、1年物も引き続き7.650%の12年来の最低水準を保っている。
リスクリバーサルでは、短期円コール買いが再開、25デルタ円コール・ドルプット1
ヶ月物は+0.700%で先週末比変わらず、3ヶ月物は+0.750%から0.775%へ拡大、6ヶ
月物は+0.950%から+0.900%へ小幅縮小した。
【経済指標】
米・8月建設支出:前月比+0.3%(予想-0.4%、7月-1.0%←-1.2%)
米・9月ISM製造業景気指数:52.9(予想53.5、8月54.5)
【要人発言】
特に無し
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 118.29 118.39 117.53 117.63
ユーロ・ドル 1.2671 1.2759 1.2668 1.2740
ユーロ・円 149.88 150.24 149.76 149.86
ドル・スイス 1.2510 1.2513 1.2405 1.2433
ポンド・ドル 1.8695 1.8877 1.8692 1.8871
株式市場:
NYダウ 11678.99 11726.94 11658.66 11670.35
ナスダック 2256.50 2262.67 2235.68 2237.60
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.762 4.749
米国債10年物 4.627 4.602
先物市場:
NY金先物 606.2 609.2 602.0 603.3
NY原油先物 62.65 62.70 60.90 61.03
シカゴ日経平均先物 16200 16330 16200 16210
(フィスコ) - 10月3日6時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061003-00000001-fis-brf