★阿修羅♪ > 国家破産48 > 1092.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 日本の低金利継続観測で円売り、ドル・円続伸121円80銭/ニューヨーク外国為替市場概況
1月23日7時25分配信 フィスコ
「日本の低金利継続観測で円売り、ドル・円続伸121円80銭」ニューヨーク外為市場
概況 2007年1月23日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:23JST 「日本の低金利継続観測で円売り、ドル・円続伸121円80銭」
【ロンドン市場概況】
22日のロンドン外為市場では、ユーロ・円、ドル・円でポジション調整の売りが
みられ、ユーロ・円は157円46銭から157円34円まで下落、ドル・円は121円40銭から
121円32銭まで下落、売り一巡後、円キャリートレード絡みの買いが優勢になり、ユ
ーロ・円は157円64銭まで上昇し、ドル・円は121円70銭まで上昇した。ユーロ・ド
ルは1.2975ドルから1.2939ドルまで軟調推移、ポンド・ドルは1.9757ドルから一時
1.9717ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2476フランから1.2510フランまで上昇し
た。
【経済指標】
独・12月生産者物価:前月比±0%、前年比+4.4%(予想+0.1%、+4.6%、11月
0.0%、+4.7%)、06年前年比+5.5%(05年+4.6%)
【要人発言】
大田経済財政担当相
「中川自民幹事長から政府・日銀で需給ギャップの見方に違いがあるのはおかし
い、
認識共有との発言」
「中川自民幹事長からはアコードや政策協調との発言はなかった」
「諮問会議でマクロ経済運営の議論行いたい」
「マクロ経済運営の認識共有、枠組みを意味するものではない」
内閣府幹部
「福井日銀総裁が、企業から家計への波及に関し政府と認識は違いない、と発言」
「福井日銀総裁が、労働需給がタイト化しているので、消費はゆっくり波及してい
く、と発言」
「中川自民幹事長が、日銀と認識共有化していくことが大事、と発言」
1月月例報告
「基調判断は据え置き、景気は消費に弱さみられるものの回復」
ラトIMF専務理事
「日銀の金融政策正常化、インフレ圧力後退や消費の弱さを考慮すべき」
「投資家はキャリートレードが永遠に続くと考えるべきではない」
「人民元の一段の柔軟化、中国の利益にかなう」
ブルトン仏財務相
「06年の仏財政赤字、対GDP比2.6%に縮小の可能性」
コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁
「ECB、原油安と独VAT引き上げの影響を考慮」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:121円77銭、ユーロ・ドル:1.2934ドル、ユーロ・円:157円49銭、ポン
ド・ドル:1.9751ドル、ドル・スイス:1.2520フラン
【ニューヨーク市場概況】
22日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は日本の低金利継続観測を受けた円
売りに121円80銭まで上昇し、03年3月来の高値を更新したが、ロンドンFixにかけて
ドル売りが強まったほか、本邦輸出筋やオプション絡みの売りが上値を抑えたこと
で121円47銭へ反落し、121円65銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルは短期投機筋のストップをつけて1.2923ドルまで下落後、ロンドン
Fix での買いに1.2967ドルへ反発し、1.2950ドル前後で引けた。ユーロ・円は日欧
金利差の拡大観測に伴う買いに157円38銭から157円60銭まで上昇した。ポンド・ド
ルは1.9733ドルから1.9787ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.2520フランから
1.2471フランまで下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
3月までの利下げ確率0%で変わらず
6月までの利下げ確率14%で変わらず
【原油市場】
原油相場は反落。米北東部が1月半ばから寒波に見舞われており、暖房油需要の増
加観測を受けて買い先行スタートとなったが、午後に入り高水準の在庫を受けた供
給安心感などから売りが強まることで失速した。IMF(国際通貨基金)のラト専務理
事が22日、07年の原油相場見通しを前回75.5ドル⇒52-54ドルに約30%も下方修正し
たことも売り材料となった模様。NY原油先物価格は約1週間ぶりの高値53.4ドルまで
上昇後に反落し、2ドル以上下げた51.13ドル(先週末比-0.86ドル、-1.3%)で取引
を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。ハイテク企業の業績に対する不透明感が高まることで終日軟
調な展開となった。セクター別では自動車・同部品や各種金融が上昇した一方、ソ
フトウェア・サービスや運輸が軟調。サン・マイクロシステムズ(SUNW)はインテル
(INTC)製半導体の採用を発表したが両社とも小幅下落となり、競合するAMD(AMD)
は1.1%安となった。最高財務責任者が退任することを発表した小売のシアーズ
(SHLD)も小幅下落。一方でメリルリンチが投資判断を引き上げたジェネリック医薬
品のホスピラ(HSP)が上昇。ダウ構成銘柄では、ワコビアが商業旅客来の受注サイ
クルがピークを過ぎたことを理由に投資判断を引き下げたボーイング(BA)が3.5%
安となったほか、08年までに1万人の人員削減する計画を明らかにしたファイザー
(PFE)も軟調。結局ダウは88.37ドル安の12477.16、ナスダックは20.24ポイント安
の2431.07で取引を終了した。明日はブッシュ大統領による一般教書演説が予定され
ており、対イラク政策及び経済問題に注目が集まるだろう。
【通貨オプション】
オプション市場では、122円手前で引き続き上値を狙うドル・円の動きを受けて短
期物を中心に変動率が歴史的低水準から上昇している。1ヶ月物は6.300%から
6.450%、3ヶ月物は6.475%から6.525%へそれぞれ上昇し、6ヶ月物は6.625%で先
週末と同水準で取引されている。
リスクリバーサルは様子見気配が強く、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.250%から+0.225%へ小幅低下、3ヶ月物は+0.500%、6ヶ月物は+0.725%でそれ
ぞれ先週末と同水準で取引されている。また、個別では、短期物では投機筋の円プ
ット買いが目立つ一方で、長期物では円コール買いが目立っている。
【経済指標】
特になし
【金融政策】
ハンガリー中銀:政策金利を8%に据え置き決定
【要人発言】
コンファレンス・ボード
「米・12月米景気先行指数の発表を、予定されていた22日の東部標準時間午前10時
(日本時間23日午前零時)から、23日の同時刻(日本時間24日午前零時)に延期す
る」
曽中国副首相
「外貨準備が豊富な場合、政府は戦略的備蓄のため資源購入を拡大」
シカゴ連銀
「モスコウ米シカゴ地区連銀総裁、8/31に退任予定」
トゥンペルグゲレル欧州中銀理事
「ユーロ圏の経済成長見通しは良好」
イエレン米サンフランシスコ連銀総裁(投票権無)
「現在の政策金利はインフレ抑制のため適切」
「雇用市場の逼迫はインフレにとって大きなリスク」
「現在の財政赤字には懸念せず」
「米国は容認できない長期財政赤字に直面」
「世界貯蓄は世界の金利水準を低く抑える」
「外準の多様化がドル相場に影響を与える唯一の要因でない」
「雇用と物価圧力の間に単純な関連性はない」
「インフレが鈍化しなければ非常に大きな懸念」
「インフレが徐々に低下するよう望む」
ウェーバー独連銀総裁
「過去の原油高による影響波及を懸念」
「ECBは断固、時期を得た行動する用意がある」
「原油価格の低下がインフレの兆候を消滅させることとならず」
「中期的に行動の余地あり」
「インフレ加速するリスクや過去の原油価格の上昇が価格を押し上げるリスクは存
続する」
「金融政策は原油価格が消費者に転嫁する2次的影響が現れるまで待つ事は出来ず」
「市場は原油価格が再び上昇するリスクを予測している」
「原油価格が低下を続けるとは予想していない」
「原油価格が低水準を保てばユーロ圏のインフレは低下する可能性」
「M3の拡大が物価安定への脅威」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 121.41 121.80 121.32 121.68
ユーロ・ドル 1.2969 1.2975 1.2923 1.2949
ユーロ・円 157.46 157.64 157.34 157.56
ドル・スイス 1.2486 1.2527 1.2471 1.2491
ポンド・ドル 1.9747 1.9787 1.9718 1.9762
株式市場:
NYダウ 12566.33 12572.58 12450.89 12477.16
ナスダック 2454.11 2454.66 2422.92 2431.07
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.862 4.849
米国債10年物 4.775 4.761
先物市場:
NY金先物 635.4 640.2 633.0 634.1
NY原油先物 52.55 53.40 50.80 51.13
シカゴ日経平均先物 17490 17490 17340 17380
最終更新:1月23日7時25分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000002-fis-brf