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Nevada経済速報9月29日(金)10:20
...2006/09/29(Fri) 10:28:47...
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信用デリバティブの急拡大とリスク
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信用デリバティブが急拡大してきており、想定元本ベースでなんと3,000兆円にも達していることが明らかになっていますが、この3,000兆円の30%余りの900兆円が、ヘッジファンドが取引しているとされているのです。
今、世界の金融市場では<リスクマネー>が急減し、市場の振幅が激しくなってくるとかねてから述べてきましたが、まさに目まぐるしい動きになってきています。
その中で、3,000兆円もの<信用デリバティブ>です。
日経では、このようにも指摘しています。
『世界的な金融緩和局面に終始符が打たれたことで金融・商品相場が乱高下し、有力ヘッジファンドが商品先物の運用で失敗する例が出たばかり。大手ファンドの破綻が生じた場合の金融システムへの影響を警戒する声も強まっている』
今、景気悪化指標が相次ぐなか、ニューヨークダウは高値をつけていますが、S&P500種平均を見ますと、上昇・下落銘柄数にさほど差がなく、強弱感が対立しているのがわかります。
投資家のみならず、一般人をも巻き込むことになるデリバティブ破綻は、果たして避けることが出来るでしょうか?
※転送・転載厳禁
Nevada経済速報9月27日(水)10:45
...2006/09/27(Wed) 11:09:29...
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ニューヨークダウの上昇と景気は関係あるか?
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商品市場が沈み、ニューヨーク株式市場が、歴代2位の高値にまで上昇してきている理由を、マスコミは、米国の個人景況感が好転してきたと報じていますが、昨日は米国経済を牽引してきた不動産市場が11年ぶりの悪化になったと報じられたばかりです。
米国人にとり、不動産は株式より、より身近にある金融商品であり、その指標が11年ぶりに悪化したと報じられた次の日には、日替わりメニューのように、今度は買い材料が出たとばかりに株を買い上げているのです。
では、実際はどうなのでしょうか?
ヘッジファンドのお化粧買いが原因というのが本当の理由です。
商品市場の暴落で運用成績が大幅なマイナスになったファンドが多くありますが、このままでは解約が殺到し、ファンドは解散しなくてはいけなく、そうなればファンド運用者・経営者はクビになります。
ならば、ここで最後の現金を使って、一気に勝負に出てきたのです。
いわば、一か八かの勝負です。
ニューヨークダウは、僅か30種の株式で構成されていますが、この30種銘柄を買い上げて、指数を引き上げて、先物買いを誘発し、十分上がったところで利益を確定し、少しでも損を埋める動きです。
また、先物を買い上げ、現物買いを誘発する動きをしたファンドもあったようです。
この2つの相乗効果で、ニューヨークダウは上昇したものです。
このファンドの動きに乗って、今度は個人・投信が参戦してくるでしょうが、果たしていつまで続くでしょうか?
実際の米国景気は悪化の一途をたどっており、実勢と株式市場との乖離が進めば進む程<歪>は拡大していきます。
そして、とりあえず運用に失敗したファンドの救済を行いましたが、この破綻が続けば、どこまで救済出来るでしょうか・・・・
それでも、月末までは、なんとしても頑張るかも知れませんが・・・。
※転送・転載厳禁
http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_sokuhou_fr.html