★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ46 > 596.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
早いものでもうすぐ今年も師走を迎える。
拘置所生活を思い出すなあ〜!
拘置所はもう今頃、真冬並の寒さだろう。
空調設備の無い古い建物で、鉄筋コンクリート作りだから、
まるで夏は熱砂地獄のように暑く、
冬は北極の海に放り込まれたような冷たさだった。
肌着二枚にTシャツ着て、カジュアルシャツ、トレーナー、更に分厚いジャンバーを被るように着た上に、
懐には貼るカイロを三個抱いても、
まだガチガチと震えが止まらないほど寒い夜が、
何日も続いたものだ。
でも三畳一間の独居房で過ごした二年二か月の日々に、
僕は随分本を読んだり、自伝を書いたり小説を書いたりした。
過去の人生で、最も静かで、しかも時を刻むように充実した時期を過ごしたように思う。
長い長い竜宮城から帰って来てから暫く僕は戸惑った。
一日の時間の過ぎる速さと虚しさ、
それに世間の騒がしさと哀しさ、
空虚で嫌らしいほど醜いものがやたら目に着いて仕様が無い日々に・・。
「すみません。五万円ほど貸してくれませんか?」
「仕事どこか無いでしょうか?」
「あの工事取りたいんですが何かいい方法ないですかあ?」
「うちの人、女作ってるんです、ワーッ!」って感じ。
何だか一時期、拘置所へ逃げ込みたいと思ったほどだった。
人間の幸せって何だろう?
恐らく一人一人の人々の胸には異なる答えが用意されていることだろう。
いやあるいは、道に迷って答えを見つけることの出来ない人の方が圧倒的に多いかも知れない。
僕だってふと自分を振り返ってみると、
果たして僕は今まで何をして来たんだろう?
とよく思うことがある。
堪らなく孤独感を感じて寂しくって堪らない日もあった。
僕は誰かに語りかけたくって堪らなくなった。
それがブログを始めた動機だった。
誰も話し相手のいなくなってしまった僕にとって、
唯一話しかけることの出来る恋人探しをするような気分で・・。
恋人探しは実現を望む年齢ではもう無いので諦めたが、
恋人探しの気持ちだけは、いつまでも持ち続けたいもんだなあ〜!
今夜も又ちょっぴりおセンチになりました。
ペペンペンペン〜
http://plaza.rakuten.co.jp/papaiku/
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ46掲示板
フォローアップ: