★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ46 > 306.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: すかす、女が強いわぁ・・・ 脚本家も女の天下、小説家も女の天下・・・はうあう・・・ 投稿者 愚民党 日時 2006 年 10 月 19 日 22:40:27)
日経小説大賞が発表になった。
定年後もしくは定年に近い50代、60代の男性の応募が圧倒的多数を占めたそうだ。
実は我が夫もこの圧倒的多数の中の一人だった。
「オイ、入賞したらどうする?」
「一千万だけは私が頂きます。貴方は入賞することが目的なんでしょ?」
「そうさ。金なんて目的じゃないからな。やるよ。でもさ、何につかう?」
「ご心配なく。私一人で使うこと、考えてますから」
我が家では「獲らぬ狸の皮算用」のことを「狸の皮」と言っている。
この「狸の皮」は二人の間に再々登場する。些細な事でも、つまらない事でも
「狸の皮」にしてしまうからだ。
「狸の皮」にならないことは勝手に話を膨らませて「こうだといいな」「こうあって
欲しい」方向に持っていって盛り上がることも屡々。
何しろ二人共理屈っぽい所があり真面目に一つのことを議論し出すときりが無い。
その内に険悪な空気になったりする。
だから「狸の皮」も「こうだといいな」もコミュニケーションの手段として
二人の間に自然発生したものではないかと思っているのだが。
二人共本気で入賞するかも知れない、等と考えては居たわけではない。が、本人は
応募したからには0.01%でも、もしや・・と言う気持ちがあったのではないかと
私は密かに睨んでいる。
今日、発表を見て「よし、一千万は来年に持ち越しだ」などと言っていたが、
その表情は「もう、しんどい思いをして書くのは、真っ平!」と言っていた。
「せいぜい狸の皮でも数えていますよ」と、あくまで憎まれ口を叩くのは私である。
http://plaza.rakuten.co.jp/mogura4311/diary/200610180000
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ46掲示板
フォローアップ: