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日本のメディアでも取り上げられたかどうか知らないが、阿修羅には投稿されていないようなので、紹介したい。
金と名声だけを追い求めることを「人生の目的」としているような人が多い現代の世の中で、その両方を与えられたにも関わらず、断り、仕事もやめ、人目を避けるようにサンクトペテルブルグの片隅の質素なコンドで、ひっそりと静かに母親と暮らしている天才数学者がいる。
彼の名は、グレゴリー・ペレルマン。40才。サンクトペテルブルグ生まれのユダヤ系ロシア人。今年8月に発表された数学のノーベル賞とも言われているフィールド賞と賞金百万ドルの受け取りを拒否したことで有名になった人物だ。
彼は、幼い頃から「数学の神童」といわれ、高校生の時に「国際数学オリンピック」で金メダルを獲得。その後、サンクトペテルブルク大学にて博士号を取得。、ニューヨーク州立大学ストニーブルック校、カリフォルニア大学バークレー校などで研究し、様々な業績を上げていたが、何故かロシアに帰国し、ステクロフ数学研究所に勤務。
彼は、世紀の難題「ポアンカレ予想」を解決したことで、一躍数学界で有名になり、4年に一度授与される「2006年フィールド賞」受賞者の1人となった(他に3人いる)。
しかし、彼はこの申し出を断り、レポーターの質問に対しても、「自分が何か話しても、人々の関心をひくような話にはならない」と言ったという。
なぜ、彼がこのような言動を取るようになったのかについては、さまざまな憶測が飛び交っているが、オックスフォード大学のMarcus du Sautoy 教授によれば、「彼は数学界で疎外感を感じていたからではないか」とのこと。
アカデミック界も他の世界同様、さまざまな政治的な駆け引きやグループ意識などがあり、野望渦巻く、汚い世界だが、多分、それが嫌になったのだろうか。
ラッセル・クロウ主演の映画「ビューティフル・マインド」は、ジョン・ナッシュという、精神分裂病に冒された、実在の数学者(ノーベル経済学賞を受賞したMIT教授)の話だったが、やはり「天才は凡人とは違う」ということを認識させられる話だ。
「こんなに純粋に人生を送れたらいいな」とも思う。
**「ポアンカレ予想」: フランスの数学者、哲学者であるアンリ・ポアンカレ(1854〜1912)が1904年に出した幾何学に関する予想。例えば、ピンポン球とおむすびは同じものに分類するが、ドーナツのように穴の開いたものは別に分ける、といった具合に多次元の空間の形を分類するための、ある条件を提示した。4次元以上では証明されたものの、3次元だけは未解決のまま残っていた。米国人実業家がつくったクレイ数学研究所は00年5月、新しい千年紀(ミレニアム)を記念して、ポアンカレ予想を含む「21世紀を象徴する難問7題」を「ミレニアム問題」として発表、1問につき100万ドルの高額賞金をかけた。
http://www.thefirstpost.co.uk/index.php?menuID=1&subID=692&WT.srch=1
http://sogoodsmain.blog3.fc2.com/blog-entry-187.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Grigori_Perelman
http://senakash2002.blogspot.com/2006/08/gregory-perelman-beautiful-mind.html
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id237033/
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