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イスラム対策、テロ封じ、石油資源開発で巧みに米国活用へ 中国の新国防白書
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200701050951465
中国政府は06年12月末、2年ぶりに国防白書「2006年中国の国防」を発表した。特約紙ユンゲ・ヴェルトは1月4日付紙面で白書について報道、「介入主義を続ける米国は中国の軍事費が公表値の数倍あるとの誤った情報を流した。米国と軍拡競争する意思はない」との中国側の主張をコメントなしで忠実に伝えた。筆者のライナー・ルップ記者は、「『米国の介入』に対する中国の軍事的警戒は、実際には、独立活動をエスカレートする台湾をめぐる情勢にほぼ限定されている」と観察。むしろ、中国西端のイスラム地域・新疆ウイグル自治区の分離・独立運動の高揚、これに伴い頻発する反中国テロへの対処、同じくテロ封じ込めによる南シナ海・南沙諸島の豊富な石油資源を確保するため、対テロ戦を活用しようとする中国のしたたかな対米戦略を読み取っているようだ。(加治康男)