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台北・高雄市長選は引き分け
12月9日、台北、高雄の2大市長選で国民党と民進党が1勝1敗の引き分けに終わった。
今回の両市長選は、陳水扁総統夫人が公金横領で起訴後の初めての選挙で陳水扁総統に対する信任投票であり、2008年の総統選の前哨戦でもあった。
台北は国民党のカク龍斌候補(元環境保護署長)が民進党の謝長廷候補(前行政院長)に圧勝。高雄では民進党の陳菊候補(前労働委員会主任委員)が国民党の黄俊英候補(元副市長)に辛勝した。
過去8年間は、野党の国民党が台北市長、与党の民進党が高雄市長ポストを保持しており、両党の勢力図は現状維持となった。
民進党が地盤の高雄を失うことになれば一大事だった。事前には2連敗とも予想されていただけに政権への直接的なダメージは何とか避けられた。しかし、高雄で勝ったとはいえ1000票余りの僅差。地盤の高雄の市民も陳水扁政権の腐敗体質に強い批判を示したことになる。
一方、国民党にとっては、昨年12月の統一地方選での大勝に続き、「台北、高雄の南北両方を取る」(馬英九主席)ことで2008年の総統選での政権奪還に弾みをつけたいところだったが及ばなかった。馬英九自身の台北市長としての経費流用疑惑も影響したか。国民党内における馬英九の指導力にも翳りが出てきている。
2006.12.09 Saturday 21:33 | comments(0) | trackbacks(0) | 中台関係 | ▲