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金剛学園、移転準備着々…南港に新校舎建設 2006-11-15
南港コスモスクエアー地区に建設中の新校舎完成予想図
金漢翊理事長
新理事長に金漢翊民団大阪団長
来年7月、新キャンパスへ
学校法人金剛学園(大阪市西成区梅南、児童・生徒数349人)の新校舎建設工事が大阪市住之江区の南港コスモスクエアー地区で始まった。完成すると敷地面積は現行の2・7倍となり、懸案だった教育環境は一挙に改善され、生徒数の増加にも明るい材料となりそうだ。新理事長に内定した金漢翊民団大阪府本部団長は、移転計画を必ず成功させようと呼びかけている。
8700uの敷地…グランド直線100m確保
ITインフラなど近代設備
移転先の敷地面積は8703平方b。新校舎は白を基調とした鉄筋コンクリート4階建て。公共事業の立ち退き補償の性格から、現行の機能回復を目的としているため、校舎などは現在の規模と同程度となる。来年6月には完成し、開校は7月7日の予定。
屋上からは遠く明石海峡が望める絶好のロケーションだ。体育館は2階建て。バスケットボールの公式試合ができる十分な広さを備えている。運動場は直線トラックで100bを確保している。来夏には運動場をのびのび走り回る児童・生徒の姿が見られそうだ。快適な環境で学習に集中できるよう、旧校舎には不備だった冷暖房設備も整える計画だ。
南港コスモスクエアー地域はITインフラが整っており、大学や研究機関、研究開発型の企業誘致が進んでいる国際色豊かな地域でアクセス抜群。理事会としても3つの候補地を検討した結果、韓国系国際学校をめざす金剛学園にとっても「最適」と判断した。
金剛学園の移転計画が浮上したのは、大阪市による都市計画道路の事業認可に伴い、小学校校舎全体が計画道路に収容されることになったため。97年から始まってすでに9年越しの課題となっていた。金剛学園としても敷地が狭く、建物の老朽化が進んでいただけに十分な敷地を確保し、施設を整備していくことを課題としていた。
児童・生徒増員見込み将来は増築も
しかし、大阪市が提示した移転補償費は8億1200万円で、移転にあたっては1億7600万円が不足していた。学園にとっては大きな負担だった。冷暖房設備など新たに整備しなければならない什器備品類の購入をも考慮に入れると、最低でも2億5千万円から3億円の負担増となることが明らかになった。
財政難に苦しむ学園にさらに痛手となったのは、移転計画を強力に推進していくべき理事長がこの間、相次いで交替したこと。空席だった理事長職に幸いにもこのたび民団大阪府本部の金団長の就任が内定し、今後は明るい展望が切り開けそうだ。
金団長はいずれ生徒数600人を確保し、学園の真の発展と自立経営を目指したいと抱負を語った。増設可能な土地が隣接地に1万2297平方bあるだけに、将来的には校舎の増設も視野に入れているという。
(2006.11.15 民団新聞)
http://www.mindan.org/shinbun/news_view.php?page=24&category=3&newsid=7334