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(回答先: Re:これは朝鮮総連からの分派団体→議論以前 投稿者 パルタ 日時 2006 年 11 月 13 日 13:11:31)
簡単に経過から言いますと、戦後日本の敗戦にともなって在日の人たちは朝鮮籍となりました。当時は朝鮮籍一本です。その後南北が分断されて南に韓国が出来たのにともなって日本政府は在日の人たちに朝鮮籍から韓国籍に切り替えるよう奨励いたしました。奨励というときれいに聞こえますが、実体は切り替えを強引に推し進めたのです。
従って経過から言えば、そのまま国籍を韓国に切り替えなかった在日の人たちの方が、本流と言えば本流なのです。勢力的には現在は韓国籍の方が圧倒してはおりますが、経過からいえば韓国籍はやはり分流なのです。
多分その辺りのことを「総連」(当時は略称「朝連」)から「民団」が分かれたと勘違いしたものと思われます。朝鮮籍から韓国籍が分かれ出た(と言うより分離させられた)とするなら正しいのです。朝鮮籍の人が北朝鮮籍だと思っている方が多いのですが、実は決してそうではないのです。
また朝鮮籍の方がみんな朝鮮総連に組織されていて、子弟を民族学校に通っているわけでもありません。小生の知っている朝鮮籍の方は小中学校の時には子どもさんを民族学校に通わせていましたが、民族学校が日本では各種学校扱いされているので、文部省は民族学校からの日本の高校への入学をさせないように地方教委を指導してはおりますが、何とか書類を整えて日本の高校に入学させ、少しでも「不利益」を被らないようにと、苦心されていました。
当然ながら韓国籍の人もすべてが韓国居留民団に組織されていったわけではありません。それぞれが任意団体である以上は、そうなるのが当然です。
小生は朝鮮戦争が激しく闘われていた時、大阪で小学生でした。理屈はよく分からないものの、矛盾渦巻く中を精一杯生きていた在日同級生諸君を見ていますから、朝鮮籍から韓国籍に切り替えていった多くの人の気持ちが、分かるような気がいたします。