★阿修羅♪ > アジア6 > 303.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
パキスタン:農村開発組織が貧困の村を救う
【カラチIPS=ゾフィーン・イブラヒム、5月26日】
(かつては貧困と凶悪犯罪の横行で有名であった)パキスタン・シンド州Fazal Talhaniは、VDOs(village development organizations)の設立を通じたSAFWCO(シンド農林業労働者調整委員会)の活動のおかげで、教育やインフラが充実した『理想的な村』へとその姿を変えている。SAFWCOは現在まで1,000を超えるVDOs設立を支援し、シンド地方の民衆の声を反映できるような社会の構築に貢献してきた。
VDOsのモハンマド・アンワー氏は「Fazal Talhani村の成功例は貧困撲滅や総合的な農村開発政策を推進していくなかで、多面的なアプローチを実現できた結果である」と語る。
Fazal Talhaniでは、SAFWCOの取り組みにより『ジェンダー・エンパワーメント』が進み、女子教育の推進や水供給・衛生面での充実が村の女性に多大な影響を与えることになった。さらに村民への資金支援や、同団体が運営する「指導力開発訓練」制度も村全体を大きく変化させた。そして最も大きな変化は、極端な「家父長制度」に対する考え方の崩壊である。以下略
翻訳/サマリー=松本宏美(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩
(IPSJapan)
http://www.janjan.jp/world/0606/0606035432/1.phpより抜粋転載
パキスタン地震復興に女性活躍
【アボッタバドIPS=ソフィーン・エブラヒム、2月21日】
非政府組織オマール・アシャール・カーン開発基金(Omar Asghar Khan Development Foundation)は、10月8日に同国を襲った大地震の復興計画に市民の声を反映させるべく、村落地帯で「市民会合」を組織している。
同基金は、地震直後から、救援活動を開始した。ボランティアは、村人をグループに分け、臨時シェルターの建設を開始。食糧やその他日常必需品の配達も行ってきた。同活動により村人は生まれ育った土地を去ることもなく、農業に従事することができ、火災道具や家畜などを守ることができた。2005年11月末までに、同基金は、36村落、6,100世帯(約5万人)の世話をするボランティアの救援物資輸送隊を結成している。
1月の会合には約600人の女性が参加し、シェルターや食糧配給、医療活動に当たる女医/産婦人科医、女学校設立など様々な要求が提出された。
同基金の計画アドバイザーであるラシダ・ドハド氏は、「従順だけがとり得と思われていた村落部の女性が、この様に意欲的であったと誰が想像できただろう」と語っている。
略
同基金は、地震復興再建局(Earthquake Rehabilitation and reconstruction Authority)に対し、給付金支給に男女の区別をなくすよう提案している。(原文へ)
翻訳/サマリー=山口ひろみ(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩
(IPSJapan)
http://www.janjan.jp/world/0603/0602280029/1.phpより抜粋転載