★阿修羅♪ > アジア6 > 289.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.asyura2.com/bbsup/up.cgi?ban=asia6&up=1
安倍政権に国交正常化を迫っていく
朝鮮統一支持運動第24回全国集会の基調報告要旨は次のとおり。
重要な3つの合意
基調報告する北川広和・日本委員会代表委員
全国集会は1982年に始まったが、中心母体である朝鮮の自主的統一支持日本委員会が結成されたのは1976年であり、今年で30周年を迎えた。
30年間の運動の中で、2000年以降に生まれた3つの合意は非常に重要だ。2000年の6.15南北共同宣言、02年の9.17日朝平壌宣言、05年9月19日の6者会談共同声明だ。この合意が実行に移るならば、東アジアの非核、平和も実現可能だ。
南北の最高首脳が直接出会い統一することで合意した以上、多少の停滞や揺り戻しがあったとしても、自主的統一は必ず実現するだろう。私たちは、長年にわたり進めてきた「自主的平和統一を支持する運動」を統一実現の日まで継続する。また、南北、海外民衆の統一運動を支持、支援しつづける。
日朝平壌宣言は、私たちが進めてきた日朝友好運動に沿った内容となっている。平壌宣言を支持して、植民地支配の清算に基づく国交正常化を一日も早く実現しよう。
6者会談共同声明は、朝鮮半島と日本の平和、ひいては東北アジアの非核、平和につながる内容となっている。私たちは、6者会談共同声明を支持し、その実現のために関係各国が努力するよう強く求めていく。
制裁は声明に違反
ブッシュ政権は、6者会談共同声明の発表とほぼ同時に、声明に違反する行動をとった。金融制裁措置は、「平和裏に共存する」ことを踏みにじり、「経済協力を推進する」こととは正反対の行動だ。
6者会談が再開できない原因は米国にある。ブッシュ政権はただちに金融制裁を解いて、共同声明実現のための協議に応じるべきだ。
ブッシュ政権に同調、追随して、朝鮮への圧力を強めているのが日本政府だ。
拉致問題の解決なくして国交交渉はしないという日本政府の態度は、日朝平壌宣言以降まったく変わっていない。それが平壌宣言にも6者声明にも違反していることは明らかだ。
日本政府は拉致問題などを口実として朝鮮に対する圧力を強めている。その圧力は、在日朝鮮人に対しても突きつけられている。
日本政府の金融制裁は、米政府の制裁と同様に6者声明に違反している。制裁は朝鮮半島に平和ではなく戦争をもたらす危険性をはらんでいる。私たちは、日本政府が米政府とともに朝鮮に対する圧力、制裁をただちに取り止めて6者会談や国交正常化交渉に真摯に臨むよう強く要求する。
日本の戦争政策に反対
私たちは、靖国参拝を絶対に許すことはできない。それは侵略戦争によって、甚大な被害と苦痛をもたらした朝鮮や韓国、中国などアジア諸国、民衆に対する許しがたい暴挙だ。
安倍政権下では、教育基本法や憲法9条の改悪まで推し進められようとしている。また、日中、日韓関係の修復は図っても、日朝関係だけは小泉政権が行った拉致問題の追及に終始し、平壌宣言に基づく国交正常化については無視する構えを見せている。
私たちは、保守、反動色の濃い安倍政権と正面から向き合い、政権批判を強めるとともに、過去清算に基づく日朝国交正常化を実現するよう迫っていく。日本と朝鮮半島の平和のためには、日朝国交正常化の実現が必要不可欠だ。日朝国交正常化と南北平和統一の実現を基盤とした東北アジアの非核、平和実現をめざし、ともに闘おう。
日朝友好運動の発展を
日朝友好運動は80年代までは非常に活発に展開された。しかし90年以降低迷期に入り、02年の日朝首脳会談以降、拉致問題を追及する保守勢力が拡大するなか、私たちの運動は一部の地域を除いて一層縮小した。
この状況にどう立ち向かい克服するのか。議論を深め、展望を見出していこう。
ここでは、▼具体的な運動課題への取り組みの強化▼朝鮮訪問団の組織化▼地域ブロック会議の開催−などを議論の題材として提起する。
[朝鮮新報 2006.10.25]
〈朝鮮統一支持運動第24回全国集会〉 運動の継続確認、停滞克服を誓う
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2006/05/0605j1025-00002.htm
270人で盛況、活発な論議
全国集会2日目に行われたシンポジウム
朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会(日本委員会)結成30周年記念朝鮮統一支持運動第24回全国集会が21、22の両日、長野県松本市で行われた。
集会では、日朝、朝米関係および6者会談の行方などについて活発な論議が交わされた。やはり焦点は核問題だった。朝鮮の核実験(9日)後、国連安保理の制裁決議や日本国内での反朝鮮、反総聯騒動など論議すべき問題は多々あった。
「世界の唯一の被爆国民」として、参加者の中には、いかなる核実験と核保有にも反対という感情を抱いて参加していた人たちがいたことも事実だ。しかし、場内は朝鮮が核実験を行わなければならないように追い込んだ米国に批判が集中。ブッシュ政権の対朝鮮敵対政策の失敗が指摘され、米国の脅威をなくすことが東北アジアの非核化実現につながると強調された。さらに、戦争につながる制裁には絶対反対との立場が確認された。
集会1日目、鎌倉孝夫・埼玉大学名誉教授による記念講演後の質疑応答では、朝鮮の核実験を批判する意見も。これに対し鎌倉氏は、「まず世界最大の核保有国の米国が批判されるべきではないのか」といった趣旨で反論した。瞬間、会場からは拍手が沸き起こった。
集会2日目は、早朝から3時間にわたりシンポジウムが行われ、さらに議論を深めた。近年、集会の2日目には分科会を開いて、日朝関係などの政治問題、友好運動の経験、民族学校に対する差別問題などについてそれぞれ討論する形が取られてきた。
長野朝鮮初中級学校生徒らによるオープニングセレモニー
今回は、鎌倉氏、金東鶴・在日本朝鮮人人権協会理事、塩入隆・長野県短期大学名誉教授、金明守・総聯中央本部参事、吉田康彦・大阪経済法科大学教授などがパネラーとして登場し、民族教育の現状と課題、歴史認識と戦後補償、日朝関係の現状と国交正常化などをテーマにシンポジウムが行われた。
「メディアの北朝鮮たたき」をどうにかできないかとの会場の意見に対し、テレビ出演も多い吉田氏は、朝鮮寄りの発言で抗議が殺到し、番組から降板させられた経験を披露。メディアを変えるのは視聴者だとしながら、番組の右傾化に対して抗議の電話、ファックス、メールをどんどんすべきだと助言した。これにうなずきながら、メモを取る参加者の姿が多く見られた。
各地でより活発な活動を
集会の発言者からは、「厳しい状況」「逆風と困難」という言葉が幾度も聞かれた。実際、日本社会全体に反朝鮮の風潮が広がる中で、朝鮮を支持する者も攻撃の対象となっている。集会会場周辺を警察官が厳重に警備し重い空気に包まれていたことがそれを物語っていた。
21日夕、市内のホテルで行われた交流パーティー
こういった状況下でも、今回、全国から270人の参加者が集まり、盛況をなした。
会場には、「祝」の大きな文字が書かれた看板が掲げられた。日本委員会結成30周年を祝うものだ。朝鮮の対外文化連絡協会からは祝賀メッセージと旗が寄せられた。
全国集会の中心母体となる日本委員会は、自主的平和統一を誓った7.4南北共同声明(1972年)発表から4年後の76年に結成。以後、日朝友好運動は活発に展開された。が、とくに拉致問題が表面化した02年から全般的に縮小傾向にあるという。
今集会では、まず運動の継続を確認し、この状況を克服するための議論が交わされた。全国集会の開催は年1回が限度なので、全国集会と各都道府県の活動をつなぐために地域ブロックごとの会合を開くことなどが提案された。
「今集会を糧に各地で活発な活動を展開し、その成果をもって来年また再開しよう」
閉会式で主催者側はこう呼びかけた。会場は呼応の拍手で沸いた。(姜イルク記者)
[朝鮮新報 2006.10.25]
引用終わり--------------------------------------------------------------------------------
総連は祖国と心中するつもりか?これでは、在日韓国・朝鮮人を対象にした「共謀罪」成立を促進させるだけだ。
もっとも、北朝鮮本国が実際に崩壊した時にはこんな発言が出て来るだろう。
1)にわか反体制運動家が出現する。
それまで金正日体制に取り入ることができずに冷飯を食わされていた人間が突然、
「俺は独裁に反対したために睨まれていたんだ」
と言い出します。
体制崩壊の原因が経済破綻だったにもかかわらず、それまで名前も顔も知られていなかった
「反体制運動家」が雨後のタケノコのようにあちこちから出現。
まるで体制を崩壊させたのが自分の手柄であるかのように自慢げに振舞います。
2)みんな「俺は強制されていた」
それまで金正日万歳と叫び、進んで体制を支持していた人たちは、恋人に騙された女子高生
のような顔をして
「自分は騙されていたんだ!」
「強制されていたんです!」
と、実は昔から独裁体制の悪弊を見抜いていたかのようなことを言い出します。
3)独裁体制が続いたのは日本のせいだ。
そして「にわか反体制運動家」「騙されていた善良な人たち」は口をそろえてこう言い出します。
「あんなひどい独裁体制が21世紀まで続いたのは、日本が経済支援をしたからだ!」
「金正日体制を裏で支えたのは日本だ!」
「北朝鮮に独裁国家があったのは、日本のせいだ!」
「日本は復興を支援して当然だ!」
いざとなったら真っ先に裏切るのが朝鮮人だからな。