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北朝鮮に身体障害者の「特別キャンプ」と、国連報告書
2006.10.24
Web posted at: 21:40 JST
- CNN/AP
国連本部――国連の人権問題担当官は24日までに、国連総会に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に関する報告書を提出し、この中で、北朝鮮当局が身体障害者などを首都・平壌から「特別キャンプ」に強制的に集め、障害の程度別に分けて、劣悪な条件下で住まわせている、と述べた。脱北者の証言などを基にしている。AP通信が報じた。
証言によると、キャンプは複数あり、精神的に問題を抱える住民のキャンプは「Ward 49」と呼ばれる。また、身長が著しく低い状態の住民に対しては、結婚を認めるものの、出産は禁止されているという。
報告書は、キャンプの実態は極めて当惑させるものであると指摘。人権問題担当官はたびたび、北朝鮮当局に書簡を送り、キャンプへの懸念を伝え、実情をさらに調べるため入国許可を求めたが、返答はないという。
この制約から、報告書は外部の情報源に多く頼ったとしている。例えば、キャンプの存在は韓国政府のシンクタンクが2005年の報告書で暴露していたが、国際的な関心は集めなかったという。
報告書はまた、北朝鮮体制の敵と見なされた住民の家族はしばしば処罰され、親類も対象になる。外国のラジオ放送を聴取することは不法で、許可なしにコンピューターを保持することも禁じられている。また、脱北した女性が、外国人との間に子供をもうけた場合、差別や暴力に遭うとも指摘している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200610240032.html