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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061023i404.htm
北の核放棄楽観できず、中国外務次官が逢沢議員に表明
北朝鮮の核実験
【北京=末続哲也】中国の武大偉外務次官は23日、北京で自民党の逢沢一郎衆院議員(衆院議院運営委員長)と会談し、北朝鮮核問題をめぐる6か国協議の再開や、北朝鮮による核放棄の可能性について「現在の段階では決して楽観できない」との厳しい判断を明らかにした。
中国の唐家セン国務委員が19日に胡錦濤国家主席の特使として、北朝鮮の金正日総書記と会談した結果を踏まえた判断で、唐特使訪朝では事態打開に直結する成果が得られなかったことを示すものだ。(センは王へんに旋)
逢沢議員が会談後、報道陣に明らかにした。それによると、武次官は、金総書記との会談で、「従来の北朝鮮の立場と比較し、北朝鮮側から、若干の柔軟性が示された」と説明。中国として、米国に対しても「ある程度の柔軟性」を示すよう求めていることも明らかにした。
武次官によると、唐特使が訪朝した際、北朝鮮側からは核実験を厳しく批判した中国側への「反論はなかった」が、「核実験についての謝罪に関する表現」もなかったという。
武次官はさらに、「北朝鮮として核を放棄するのか、本格的に核を保有するのか、その岐路まで引き戻すのが大変重要だ」との認識を示すとともに、今後も外交努力を続ける姿勢を強調した。
ただ、武次官は、北朝鮮を除く6か国協議参加国で会合を開く案については、北朝鮮に「6か国協議からの離脱への口実を与えかねない」との理由から「決して得策ではない」と述べ、反対を表明した。
武次官は、唐特使に同行して訪朝していた。
(2006年10月23日13時46分 読売新聞)