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□「パクリ王国」中国、ブランド価値への認識は「幼児並み」 [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2610991/detail?rd
「パクリ王国」中国、ブランド価値への認識は「幼児並み」
世界の有名ブランドを片っ端からコピーする傾向にある「イミテーション天国」中国に、さらなる汚名が着せられた。
今回は、中国の大手企業が先進国の大手企業を思わすような「イミテーション・ブランド」を作り上げた、とウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)のアジア版が19日、報じたもの。
「一流ブランド」になれないのなら、いっそのこと従来の一流ブランドに似せてしまえ、とでも思っているのだろうか。
▲猛威を振るう偽ブランド、訴訟も相次ぐ
中国の国営企業、上海汽車工業総公司(SAIC)は最近「ロウィ(Roewe)」というブランドの自動車を発表した。会社側は、ドイツ語で「ライオン」を意味する「loewe」という単語に着目した、と主張している。
しかし先日、英国の由緒あるローバー(Rover)自動車の買収に失敗した同社が、その代案としてせめてブランド名でも極力似せて作りたいと考えたのではないか、という見方が有力だ。「ロウィ」ブランドの自動車は今月24日から市場に出回る予定となっている。
また、上海にあるコーヒー会社「星巴克」も、米国の大手コーヒーチェーン、スターバックスの中国名と全く同じであるほか、ロゴまでそっくりにデザインされている。
中国の奇瑞汽車の英語名(chery)に関しては米ゼネラルモーターズ(GM)の人気モデル、シボレー(Chevrolet)の別称「シェビー(Chevy)」を彷彿とさせている。
また、流通小売業者「ウーマート(Wumart)」は、米流通最大手の「ウォルマート(Wal-mart)」のもじりだとしか思えない。
このほか、インターネット検索業者の「百度」が提供するオンライン百科事典「Baidupedia」は、「百度(バイドゥ)」と百科事典を意味する英単語「encyclopedia」の合成語だが、世界的にも有名な「ウィキペディア(Wikipedia)」に似ている。
こうした中スターバックスは、2003年末に「星巴克」を相手取り商標権侵害訴訟を起こし、最近になって、賠賞金50万人民元(約6000万ウォン=約750万円)を受け取っている。
また、中国のオートバイメーカー「力帆」グループは、日本の「ホンダ」を連想させる「Hongda」というブランド名を使用したことで昨年訴訟に巻き込まれ、現在では「リパン(Lifan)」という名前に変更している。
▲ブランド価値に対する認識度は幼児並み
中国内で「イミテーション」が盛り上がりを見せるのは、中国がいまだにブランドよりも技術力の向上や製品生産にあくせくしている段階にあるからだ、と専門家たちは分析する。
ウォールストリート・ジャーナル紙は「固有ブランドで勝負に出ている中国企業は、聯想集団有限公司(レノボ)と海爾集団(ハイアール)くらいで、ほとんどの企業のブランド認識水準は幼児並み」と報じた。
北京のウルフ・コンサルティンググループのデビッド・ウルフ社長は「ほとんどの中国企業は独自のブランドで挑戦するというよりも、すでに開発されているどこかのブランドを真似て作る方がより安定的だ、と考えている」とし、「中国全体が自信欠乏症にかかっているようだ」と話した。
香港=宋義達(ソン・ウィダル)特派員
朝鮮日報
2006年10月22日12時00分