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□北の科学者グループの実力 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2576776/detail
北の科学者グループの実力
「疑惑」報道が増え始めた北朝鮮の「核実験」。「小型化核の実験」だったのか「失敗」だったのかは、実験を行った「科学研究部門」の実力で推し量るしかない。核開発技術に詳しい原子力委員会前委員長代理の遠藤哲也氏に聞いてみた。
「初めての核実験にしては、そこそこの“成果”は挙げたと思います。北の技術力は、米国や日本、ロシアなどの原子力先進国のレベルには遠く及びませんが、自力で横穴を掘り実験設備を造った。核分裂(爆発)まで起こせたのなら、失敗とは言えない。成功と言ってもいい。核弾頭搭載ミサイルを完成させるのは時間の問題とみられます。あまり軽んじない方がいいでしょう」
北の核技術は、パキスタンの“核の父”カーン博士に一から教えてもらったという説があるが、一方では、北がパキスタンの核開発に手を貸していた側だとか、パキスタンで1998年に行われた核実験は北朝鮮の核技術者が手掛けた「北の実験」という説もある。どっちが正しいかナゾだが、パキスタンは核実験を成功させており、そのパキスタンと持ちつ持たれつで開発をしてきたのなら侮れない。
「核開発に携わる科学者は100人規模の大所帯で、皆、国中から集められたエリート。金日成総合大大学院などで徹底的な英才教育を受けています。でも居住地は家族ともども遮断され、配給レベルこそ一般人民より高く、卵が出たりしますが、常に監視統制下にあって恵まれているとは言えない。忠誠心の高さ、核開発への士気も疑問で、収容所送りにおびえ、嫌々従事している科学者も少なくないと思います」(関西大教授・李英和氏)
そんな環境にいれば、優秀な頭脳たちが想像を絶する“化けモノ”を作り出してもおかしくない。
【2006年10月12日掲載】
2006年10月15日10時00分