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朝鮮の核実験で世間が喧しい。前回のミサイル実験もそうだが本当に大騒ぎ
しなければならない問題なのか。イランの核疑惑といわれる問題も含め最近の
喧しい議論はどこか本質を離れた議論に思える。
ミサイルも核も実用化されたのは半世紀以上前である。アフリカには猿の一種
の黒人という人類に酷似した生物がいる、新大陸の住民は森の大木同様切り倒して開拓せよ、アジア人がヨーロッパの科学を理解するのは500年先。というような認識の
時代とあまり変らない議論がアメリカ中心に流布している。
C T B T条約というものがある。核実験を禁止しようという条約である。
米国もイスラエルも中国もインドもパキスタンも批准しない。
NPTという条約もある。核を拡散しないで安保理常任理事国5ヶ国のみに
認めようという結構な条約である。
核保有国には核軍縮推進と核兵器の移転が禁止されている。
5ヶ国は実質的な核軍縮は一切行わず、アメリカはイスラエルに核兵器を移転した。
アメリカは非核保有国に対する核先制攻撃を公言している。
この状態で朝鮮にしろ、その他の国にしろ核やミサイルを開発するなという。
日本の殆ど常軌を逸した対応が何を意味するのかさっぱり分らない。
ちょうどアメリカ先住民が弓矢から先込銃に持ち替えたら連発銃や大砲で殺している
側がパニックに陥る絵柄である。
たぶん我々は核を制御できる理性は持てないに違いない。ひょとしたら後10〜20ヶ国に核が拡散すれば、最後のチャンスで真剣な話し合いが始まるかもしれない。
米ソも印パも瀬戸際で交渉が始まった実績にかけるしかない。