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□日本製品バッシング:客観性欠く中国側の措置 [サーチナ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2539206/detail?rd
日本製品バッシング:客観性欠く中国側の措置
報道規制も過剰反応招く要因に−本間俊典(経済ジャーナリスト)
マックスファクターの化粧品「SK−II」にクロムなどの有害物質が含まれているとして、またもや中国で日本製品がバッシングを受けた。同時に、またもや理由があいまい。ゲンナリした気分になるのは私だけか。
化粧品にとどまらず、日本の調味料などの食品にも有害物質が含まれているとして販売禁止が相次いでいる。香港や台湾などでは「問題なし」とされたものばかりなのに、なぜ中国でだけ問題になるのか。
今年の初め、浙江省がソニーのデジタルカメラの品質に問題があるとして販売中止を決めた時、当局はソニー以外のメーカー名や機種を公表しなかった。それと同じ雰囲気だ。
日本では「日本の残留農薬規制の強化で、中国産野菜の対日輸出が減ったことへの報復措置」(農水省幹部)との見方が常識化している。確かに、中国当局による日本製品へのクレームの付け方には大いに疑問を感じる。日本政府も今回、検査データなど客観性のある資料の開示を求めたというが、当然であろう。
もう一つの問題は、こうした「欠陥製品」に対する中国側の報道と消費者の過剰反応だ。因果関係がはっきりしないまま、「欠陥報道」が一方的に流され、それに踊らされた消費者が返品要求などの過激な行動に走る例が少なくない。
ソニーの時も、一部報道によって「日本は欧米に一流品、自国に二流品、中国に三流品を提供する」といったバカバカしい論調が大手を振って流れた。「対日批判に結びつければ何でも売れる」という無責任な姿勢が垣間見える。
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2006年10月06日20時00分