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ブレア英首相、労働党大会で最後の演説
http://cnn.co.jp/world/CNN200609270005.html
2006.09.27
Web posted at: 13:17 JST
- CNN/AP/REUTERS
英国マンチェスター──先日退陣を表明したブレア英首相は26日、当地で開かれた労働党党大会で、党首として最後の演説を行なった。首相は退陣の潮時だとの認識を表明したうえで、過去10年間実施してきた改革を継続し、4期連続勝利を達成するよう党員らに呼びかけた。
首相は大きな拍手喝采を送られ、中には「退陣には早すぎる」などのプラカードを掲げる党員もみられた。
演説は主に英有権者の要求や労働党の支持獲得策に焦点を当てた内容だったが、首相はテロ対策やイラク戦争における米国支持、現在実施中のアフガニスタン軍事行動の正当性も主張。ただ、米国の有力な同盟国であることが「時折困難」であることを認めた。首相はこのほか、労働党が次期総選挙の勝利に向けてより新しくなるよう求めた。
首相はただ、党内に混乱を引き起こした自身の退陣時期について具体的な明言を避けた。退陣は来年5月との見方が有力で、後継者は2009年に総選挙を実施すると予想されている。
後継者と目されているブラウン英財務相は25日、演説で首相就任に意欲を示し、イラク情勢への対応やテロ対策を含めてブレア政権の政策を引き継ぐ意向を明らかにした。
ブラウン同相は演説で、ブレア首相と一緒に仕事ができたのは光栄だったと語った。米経済通信社ブルームバーグは、シェリー・ブレア首相夫人がこの発言をうそだと批判したと伝えたが、シェリー夫人はそのような発言はしていないと述べ、報道内容を全面否定した。