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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/09/22
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107737503.html
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/09/25 (月)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 9月22日付
◆カイム: レジスタンスの爆弾が米軍ハンビーを爆破
◆ファルージャ: 払暁に米軍を攻撃、死傷者が数人
◆ファルージャ: レジスタンスの狙撃手が米兵射殺
◆アナ: レジスタンスの爆弾で米兵4人死亡
◆南バグダッド: マフディ軍のならず者を狙い自動車爆弾
◆マフディ軍のならず者がスンニ派の民家2軒を焼き払う
◆ヒッラ: バビル州の爆弾処理担当大佐が処理中に死亡
◆サドルが米兵を流血から守るよう呼びかけ
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□イラク・レジスタンス・レポート 2006年9月22日 金曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Friday, 22 September 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0906/iraqiresistancereport_220906.htm
●アンバル州 Al-Anbar Province
◆カイム: レジスタンスの爆弾が米軍ハンビーを爆破
Resistance bomb in al-Qa’im blasts US Humvee
イスラム・メモは22日午後5時56分(メッカ時間)の速報で、同日朝、バ
グダッドの北西390キロ、シリア国境に近いカイム市の東で、イラク・レジス
タンスの爆弾が米軍パトロール部隊を襲った、と報じた。
イスラム・メモのカイム通信員が地元住民の証言として、爆弾は市の東ブ・マ
ハル地区をパトロールする米兵のそばで破裂し、車両1台を破壊して米兵3人を
殺し、もう1人を負傷させたと伝えた。自宅の屋根に登った地元住民には、米兵
が死亡した同僚兵の遺体を運ぶために別の車両に移しているのが見えた。
攻撃のあと、米占領軍は急襲・捜索作戦を一帯で展開し、家捜しをしたが何も
見つけられなかった。
◆ファルージャ: 払暁に米軍を攻撃、死傷者が数人
Dawn attacks on US troops in al-Fallujah
leave one reported dead, several more injured
イスラム・メモは22日午前11時の速報で、同日の明け方、バグダッド西方
60キロに位置するファルージャ市内で、イラク・レジスタンスが米軍に3度の
攻撃を遂行した、と報じた。
イスラム・メモのファルージャ通信員は、目撃者の証言によると、最初の攻撃
ではレジスタンス戦士がジャウラン地区で米軍車両を攻撃し、車両を動けなくし
て米兵2人を負傷させた、とレポートした。
2番目の攻撃では、米軍が占拠して市内の現地司令部にしていた教育庁ビルに、
イラク・レジスタンスが3発のロケット弾を発射した。
その後、現地時間の午前6時30分、ナジザ市場のまん中を定期的に巡回して
いた米軍パトロール部隊の車両に、レジスタンス戦士が手榴弾を投げた。手榴弾
の爆発で車両は炎上し、米兵1人が死亡、別の3人が負傷し、そのうちの1人は
重傷を負った。
◆ファルージャ: レジスタンスの狙撃手が米兵射殺
Resistance sharpshooter reportedly kills US soldier
イスラム・メモは22日午後12時37分の速報で、地元時間で前夜9時、イ
ラク・レジスタンスの射撃の名手がファルージャで米兵を射殺したと伝えた。
イスラム・メモの通信員は、地元警察関係者の話として、イラク・レジスタン
スの狙撃手が新ファルージャ橋の近くで、大勢の仲間と一緒に立っていた米兵1
人を殺した、レポートした。米兵は頭に直撃弾を受けて死んだ、と、その情報提
供者が話した。
後に米軍兵士は現場一帯の民家とビルに無差別銃撃し、住居用の高層ビルを急
襲・捜索したが、レジスタンスの狙撃手に関する手がかりは見つけられなかった。
◆アナ: レジスタンスの爆弾で米兵4人死亡
Four US troops reported killed in Resistance bombing in Anah
イスラム・メモは22日午前10時40分の速報で、前日21日夕方、シリア
国境からそう遠くないアナ市の東側入り口(バグダッドの北西290キロ)で、
イラク・レジスタンスの爆弾が通りかかった米軍ハンビーを襲ったと伝えた。
イスラム・メモの通信員は目撃者の話として、爆発でハンビーは全面的に破壊
され、載っていた米兵4人全員が殺されたとレポートした。
ハディッサ在住のイスラム・メモ通信員が、アナ市から来たイラク人の話とし
て、彼らは米軍ヘリが着陸し死亡した米兵をハンビーから引きずり出すのを目撃
した、とレポートした。目撃者たちは、車両の残骸が22日朝まで現場にあった
と話した。
●バグダッド Baghdad
◆南バグダッド: マフディ軍のならず者を狙い自動車爆弾
Car bomb targets Jaysh al-Mahdi Shi‘i sectarian gunmen
イスラム・メモは22日午後6時22分の速報で、先刻、南バグダッドにある
シーア至上主義者マフディ軍の拠点近くで、イラク・レジスタンスの自動車爆弾
が爆発したと報じた。
イスラム・メモのバグダッド通信員は、爆発物を積んだ車が地方市場のなかに
あるマフディ軍の拠点近くで爆発し、強力な爆発によって数十人が死傷した、と
レポートした。
◆マフディ軍のならず者がスンニ派の民家2軒を焼き払う
住民が彼らの宗派的な「浄化作戦」を防いだあと
Jaysh al-Mahdi gangs burn down two Sunni homes
after residents obstructed their sectarian “cleansing” campaign
アメリカが樹立した傀儡政権を支持するマフディ軍のシーア至上主義民兵が、
22日朝、フリヤ地区でスンニ派家族が寝ていた民家2軒を焼き払った−−イス
ラム・メモが22日午後3時56分の速報で伝えた。
イスラム・メモの通信員は目撃者の話として、シーア派の宗派主義民兵が2軒
の民家を襲撃したが、その住民たちは1ヶ月にわたって脅されたにもかかわらず、
家を明け渡して立ち去ることを拒否していた、と伝えた。宗派主義民兵たちの意
図は、その地域からスンニ派住民を一掃し、イラクを宗教で分裂させる米国とシ
オニストの計画を実現することにある。
同通信員によると、シーア派至上主義のマフディ軍民兵2員が2軒の家を囲む
壁を登り、建物に油とベンゼンをかけて火を放った。そして彼らはすばやく逃げ
去った。
茶店の周囲に集まったフリヤ地区の住民たちは、奇跡的に、2家族は炎から逃
げだして無事だったと話していたしかし炎は2軒を完全に包んで、住人が持ち出
せたものは着ていたパジャマだけだった。2家族は自家用車もその火事で焼かれ
たために、タクシーを立ち去るほかなかった。
◇ゴミ捨て場から内務省部隊に拷問・殺害された12遺体
●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇ティクリート: 自由とフセイン釈放を求め街を埋めるデモ
Massive demonstration fills the streets demanding freedom for prisoners,
and the return of President Saddam Husayn
地元住民数百人が金曜日の集団礼拝のあと平和的にデモをおこない、米占領軍
と傀儡政府によって拘束されているイラク人収容者を解放するよう求めた−−イ
スラム・メモが22日午後2時9分の速報で伝えた。
イスラム・メモ通信員は、デモはティクリートのグランド・モスクから始まっ
て州庁舎ビルへ行進し、参加者は空に発砲したり、男・女の被拘束者の解放を求
めるスローガンを唱和し、米占領軍への反対を訴えた。他には、ローマ・カトリ
ックの法王が最近おこなったイスラム敵視の発言を非難する参加者もいた。
イスラム・メモは同日午後3時45分の速報で、イラク人被拘束者の自由を要
求して金曜礼拝のあと始まったデモは、大規模な示威行動にふくれあがり、ティ
クリートの全域に急速に広がった。
イスラム・メモの通信員は目撃者の証言として、地元住民はサダム・フセイン
大統領の写真を掲げ、彼の釈放と復帰を求めたと伝えた。デモ参加者はアメリカ
が樹立した傀儡(かいらい)政府を批判し、政府メンバーはアメリカとイランの
手先だと非難した。
イスラム・メモの通信員は、彼自身もティクリート出身だが、米占領軍が大勢
のデモを中止させようとして発砲したが、デモ参加者を解散させることはできな
かった、とレポートした。記事を送っている時点で、デモはまだ続いていた。
写真はイスラム・メモに掲載されている。(右上:訳註)
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDnews=126475
◇ティクリート: レジスタンスの迫撃弾が米軍司令部で炸裂
●バビル州 Babil Province
◆ヒッラ: バビル州の爆弾処理担当大佐が処理中に死亡
Colonel in charge of Babil Province bomb disposal killed
while trying to disarm a bomb in al-Hillah Friday morning
バビル州の爆弾処理部隊長であるアハマド・フサイン大佐と3人の部下は、市
内の道路脇に埋設された爆弾を不発処理しようとしていて死亡した−−イスラム
・メモが22日午後3時49分の速報で報じた。
バグダッドの南約100キロに位置するヒッラ市の警察関係者が、3人は爆弾
の不発処理をしようとしていて死んだと話した−−イスラム・メモの通信員がレ
ポートした。身元不明のタレコミ屋が傀儡当局に電話し、爆弾の存在を彼らに告
げた。
フサイン大佐と3人の部下が到着し、彼らは爆弾の不発処理をし、爆弾が埋め
られていた穴から取りだそうとした。しかし、その爆弾はもう一つの隠された爆
弾につながっていて、フサイン大佐が爆弾を動かそうとしたとき爆破装置が爆発
した。大佐と3人の爆弾処理隊員が爆死した。救急車が現場に駆けつけたが、大
佐の身体は爆発で散らばっており、救急スタッフは一帯を捜して飛び散った身体
の肉片を集めることしかできず、プラスチック製のバッグに回収した−−目撃者
が証言した。
●ナジャフ州 An-Najaf Province
◆サドルが米兵を流血から守るよう呼びかけ
As-Sadr calls on followers to preserve every drop of precious American blood
シーア派の宗派主義指導者ムクタダ・アッ・サドルはイラク南部クーファ市の
彼のモスクでおこなわれた金曜日の礼拝で講話をおこない、アメリカのイラク侵
攻の目的はシーア派の教義に登場する「隠された12番目のイマーム」である
「マフディ」と戦うためだと述べた。
サドルは信者たちに、アメリカは十年間を費やして干渉の準備をし湾岸戦争を
起こし、マフディの再来に備えて軍艦でペルシャ湾を埋めた、と語った。しかし
サドルは、アメリカのイラク侵攻がシーア派の伝説的人物の再来を避けようとす
るものだったとしながらも、アメリカへの抵抗はすべて流血をともなわない平和
的なものであるべきだと主張した。
ムクタダ・アッ・サドルの勢力は過去には実際に米軍と武装闘争を戦ったが、
サドルは今ではアメリカに対して「平和的な人々の戦い」を呼びかけ、アメリカ
人の血は一滴も流されるべきではないと述べたのだった。米占領当局が配置した
昨年の「選挙」においては、サドルの勢力はこれに参加して占領軍によってあつ
らえられた傀儡「政府」の大臣ポストを要求した。
結果として、ムクタダ・アッ・サドルは武装レジスタンスを呼びかける立場か
らアメリカへの協力を呼びかける立場への姿勢を変えた。
サドルは金曜日、支持者に対して次のように語った−−「このたびは、彼ら
(アメリカなど)との平和的な戦いがなされるべきだと希望する。彼らの血はわ
れわれにとっても貴重なものであり、その一滴の血も流されることを望まない。
・・・平和的な政治戦で彼らに挑み、平和的な抵抗がわれわれの自慢となるだろ
う」。
サドルがアメリカ人の貴重な血を一滴も流さないという心がけを表明している
ときにも、宗派主義者のマフディ軍はスンニ派イラク人を何百人も誘拐し、拷問
し、殺害するという作戦に全力をあげているのである。その期するところは、イ
ラク南部からスンニ派住民を一掃して「浄化」し、シオニストとアメリカの計画
にあわせて、イラクを宗教と民族で3つの国に分割しようとするものである。
●バスラ州 Al-Basrah Province
◇バスラ: レジスタンスが英軍基地にミサイル攻撃
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
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メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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