★阿修羅♪ > 戦争84 > 882.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
戦術高エネルギーレーザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
THEL実証機(THEL/ACTD)戦術高エネルギーレーザー(THEL: Tactical High-Energy Laser)は、アメリカとイスラエルが共同開発している、対空レーザー兵器。移動可能なバージョンはMTHEL(Mobile Tactical High-Energy Laser)と呼ばれる。
THELの本格的な開発は、1996年7月18日のアメリカとイスラエルの協定により開始された。THELは高エネルギーレーザーを利用した兵器システムで、レーザー生成技術の証明、レーザー制御技術の証明と、現存のセンサーや通信技術から新しい対空防衛能力を持たせようとしていた。THELの目標は、短距離から中距離にかけての接近戦での問題に、他のシステムや技術とは異なる解決法を提供し、それにより戦闘部隊の能力を高めることである。また、THELは1迎撃辺りのコストが低く(約3000$)、低コストの空からの脅威に対して、費用対効果で優れた防御策となるかもしれない。60回の射撃で再装填し、5kmの範囲では100%に近い迎撃率となることを目標としている。
THELは1998年に発射試験を行い、初期作戦能力(IOC)の獲得は1999年と計画されていた。しかし、移動型のMTHELのため再設計を行い、かなりの遅れが発生した。最初の固定式のデザインにはかなりの重量、サイズ、電力の制限があり、現代の流動的な戦闘には適していなかった。MTHELの目標、大きなセミトレーラー3台分のサイズで移動できることである。最近になり、イスラエル政府が予算を減少させたため、IOCは少なくとも2010年まで延期されている。
2000年から2001年にかけて、THELは28発のカチューシャのロケット弾と、5発の砲弾を撃墜している。また、MTHELもテストを成功裏に完了した。[1] 2004年8月24日に行われたテストでは複数の迫撃砲弾の撃墜にも成功している。このテストでは実際の迫撃砲による攻撃を想定し、単体の迫撃砲による射撃と、一斉射撃の両方が試験された。目標はTHELの実験機により迎撃、破壊された。
<コメント>
まだ開発中ということらしいですね。大容量発電装置、レーザー起動装置の小型化が小型化のネックになっているような記述です。
しかし、すでに実験用のものがあるとも想像できるわけでして・・・、と言っても、戦場で実物(トレーラー数台分)を見たという報告でもないとなんとも言えないことですが。
これなら、人体はパンクするのかも知れません。が、焦げ目はつきませんでしょう。