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キリスト教シオニストの熱烈なイスラエル支持
http://www.janjan.jp/world/0609/0609211574/1.php
【カリフォルニア州オークランドIPS=ビル・ベルコウィッツ、9月8日】
米国では、イスラエルロビーの保守福音派によるイスラエル支持の傾向が続くなか、ユダヤ人のキリスト教への『改宗』問題が物議をかもしている。
保守派ユダヤ人のD.ブログ氏は、親イスラエルのロビー活動を行っている「イスラエルのためのキリスト者連合(Christians United for Israel: CUFI)」のJ.H.ヘイギー牧師から、同団体の理事をやってほしい旨の打診を受けた。
ブログ氏は、インタビューで「団体の活動の全てが改宗に関わるものではない。ユダヤ人と活動するキリスト教徒は、イエスの話題を避けようとする。これは彼らが(ユダヤ教とキリスト教が融合した文明の実現を目指して)ユダヤ人コミュニティへの架け橋を築く『妨げ』になる恐れがあると認識しているためである」と指摘した。ブログ氏は自らが書いた最新刊の中で「現在イスラエルを支持している福音派キリスト教徒は、神学上において高潔な異教徒(Gentiles)の後継者である」と書いている。
R.Y.エクスタイン氏が率いるInternational Fellowship of Christians and Jewsという団体は去年、ユダヤ人がイスラエルに移住するための支援として約7,000万ドルもの資金を米国福音派から受けた。同氏は「改宗は重要な問題であるが、福音派はユダヤ人を改宗させることに関心があるわけではなく、ただイスラエルの持つ自由と民主主義の価値観を共有したいのである」と語った。
福音派の雑誌Charismaの編集者で親イスラエル派のJ.L.グラディ氏は、同誌のHPで「キリスト教徒はユダヤ人をサポートすることが聖書に則った義務であると考えているが、一方で我々はユダヤ人や異教徒たちと教義を共有することを求められてきた。そして聖パウロ(Paul)自身が『まずユダヤ人に(To The Jews First:ローマ書1:16)』福音を説くよう命じたのである」と書いた。
サンフランシスコに拠点を置くJews for Jesus(イエスのためのユダヤ人運動: JFJ)という団体が7月、改宗を促すキャンペーンをニューヨークシティ、ロングアイランド島、ニュージャージー州で実施した。この活動では、街頭での福音書の配布やパンフレットの郵送、映画の上映などが行われた。
ユダヤ人によるキリスト教への改宗の問題をめぐる専門家たちの諸議論を報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=松本宏美(Diplomatt)/IPS Japan角田美波
関連サイト:
Christians United for Israel(イスラエルのためのキリスト者連合: CUFI)
International Fellowship of Christians and Jews
Jews for Jesus(イエスのためのユダヤ人運動: JFJ)
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(IPSJapan)