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□「イラクでの人権侵害は悪化の一途」 国連支援団報告書が警告 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2476210/detail
「イラクでの人権侵害は悪化の一途」 国連支援団報告書が警告
【アルジャジーラ特約21日】「薬品で皮膚を焼かれ、目をえぐられ、強力なドリルを押し付けられたなど、さまざまな拷問を受けた死体が毎日のように見つかっている」――国連イラク支援団(UNAMI)は20日、イラクの人権問題に関する月例報告書を発表、その中で、同国では暴力がまん延し、虐殺など生命を奪う人権侵害が相次ぎ、事態は悪化の一途をたどっている、と強い懸念を表した。
同報告書は「人権侵害が毎日、驚くほどの割合で発生している」とし、その例として、首都バグダッドにある遺体安置所に運び込まれる遺体には、拷問を受けた生々しいあとがいくつも見られると指摘している。
傷あとはさまざまで、化学薬品で皮膚を焼かれてなくなっていたり、背骨や手足の骨を折られたり、目をえぐられたり、歯を抜かれたりなどのほか、強力なドリルやくぎで穴を開けられていた例もあったという。
報告書によると、市民を巻き込んだこうした虐殺や無差別殺人は、テロリスト、台頭する民兵組織、組織犯罪集団の登場などが原因で起きているためで、イラク警察は毎月、こうした拷問あとのある遺体を何百体も収容し続けているという。
報告書は、拷問は治安当局などの拘置施設で頻繁に行われているほか、当局の殺人部隊や反政府勢力、それに民兵組織が殺害した遺体にもひどい拷問のあとが残っていると指摘している。
報告書はさらに、こうした人権侵害のまん延がイラク内の結束に悪影響を及ぼしているとした上で、「政府機関はこうした人権侵害を取り締まる能力に欠け、一般市民を守ることができていない。その結果、イラク社会をこれまでになく分裂させる危険をはらみ、同時にイスラム教宗派間の抗争激化を招いている」と分析している。
また、報告書は女性に対する「名誉犯罪」の急増にも言及し、「『一族の名誉を守る』を口実とした、家族による女性、少女たちへのあるゆる犯罪が行われている。中央、地方を問わず、治安機関はこうした残忍な犯罪を強力に取り締まらねばならない」と訴えている。
イスラム教徒の中には、一族や夫の名誉を傷つけたを口実に、女性たちを殺す例を大目に見る者たちがいる。
最後に報告書は、イラクの治安機関がこうした犯罪を取り締まれないため、イラクが「無法化」する危険性が高いと強く警告している。
UNAMIの7、8月の月例報告書によると、殺害されたイラク市民の人数は7月が3590人、8月が3009人にも達したという。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年09月22日01時07分
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投稿者 white 日時 2006 年 9 月 05 日 00:19:54: QYBiAyr6jr5Ac