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イラン大統領、米のイスラエル「偏向」をCNNで批判
http://cnn.co.jp/world/CNN200609210011.html
2006.09.21
Web posted at: 15:42 JST
- CNN
ニューヨーク(CNN) イランのアフマディネジャド大統領は20日、CNNのインタビューで、米国の政治家のことを、イスラエルに偏向しているとして批判した。ナチスによるユダヤ人大虐殺についても、歴史的事実かは疑わしいとの見解を改めて明らかにした。
アフマディネジャド氏は、米国の政治家が「イスラエルに関してあまりに敏感で偏っている」ことに驚いていると発言。イスラエルがレバノンを爆撃しても「米国の政治家たちが気にしているとは思えない。しかし、誰かがイスラエルについて疑問を表明したり批判したりすると、ものすごい反応がある」と述べた。
そして、「イスラエルは虐殺行為を犯しているのだから……批判されるべきではないのか。だれも文句を言わないのか」と話した。
イスラエルが存在する権利はないのかという問いに対しては、「イスラエルは占領政権だ」と返答。ユダヤ人も含めたパレスチナ「国家」が、自らの運命を決定できるようにすべきだと主張した。
ユダヤ人虐殺はなかったとする過去の発言について聞かれると、アフマディネジャド氏は、「この問題についてはたくさん話してきたので、繰り返したくない」と言及を避けた。
しかし、欧州で起きたユダヤ人虐殺が「パレスチナ占領の言い訳」として使われているかという点に話が及ぶと、「虐殺が起きたのなら、どこで起きたのか」「どこでか、というのが大事だ。パレスチナで起きたのではない」などと述べた。
アフマディネジャド氏はまた、ブッシュ米大統領が19日の国連総会で「(イランの指導者たちは)イラン国民に自由を認めず、テロを支援したり過激派を煽ったりし、核武装に努めている」と述べたことについて、「(ブッシュ氏が)あの発言をしたときに何を考えていたのか」わからないと述べた。そして、「偉大なる国家に対する言葉ではない。偉大なる国家への侮辱だ」と話した。
核開発については、すべて平和利用目的だとし、国際条約に従っていると主張した。