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(回答先: 「イラン核問題の平和的解決を目指す」:ブッシュ大統領(ハムシャフリー紙 News from Middle East) 投稿者 gataro 日時 2006 年 9 月 20 日 20:05:41)
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/newsdata/News2006920_3538.html から転載。
2006-9-20 「ブッシュの発言を前向きに評価する」:バーホナル国会副議長 ハムシャフリー紙
2006年9月20日付ハムシャフリー紙
【政治部】先ほど、ジョージ・ブッシュ米大統領は、平和的核技術をイランが利用する権利を正式に認める発言を行った。この発言についての評価を、国会副議長に訊いた。
国会の副議長で、技術者イスラーム協会総書記も務めるモハンマド・レザー・バーホナル氏は、アメリカの戦略のサイクルについて、次のような見方を示した。「イランとアメリカの対立には、長い歴史的経緯があるが、ある程度両国の戦略的政策にも起因するものである。それゆえ、両国間に横たわる不信の壁を低くすることは、かなりな程度、両国政府の戦術的立場に影響されるといえる」。
バーホナル国会副議長はさらに、「もしブッシュ発言を現段階で分析するならば、当然肯定的なものとなろうし、それにもとづいて計算を立てることも可能だ。しかし歴史的経緯が示すところによれば、この種の発言は安定しておらず、主に戦術上のものであり、後に他の当局者によって否定され、別の方向へと流れてしまうこともありうる」と述べた。
国会副議長は、「われわれは米大統領の発言を前向きに評価する」としながらも、「しかしこの発言で十分ということではない。不信が取り除かれるよう、環境を整える必要がある。核問題においては、イランは一方で自らの権利を実現すべく努力し、他方で欧米の強い反対に直面している」と語り、さらに「イランの権利を受け入れることは、不信を取り除く一歩となる。われわれも、不信を取り除くための努力を惜しんではならない」と強調した。
バーホナル技術者イスラーム協会総書記は、イラン・米両国間で信頼を確立するためには何が必要か、との問いに対して、次のように答えた。「不信の壁は長い期間にわたって築かれたものだ。しかし、それを突き崩す意志さえあれば、容易である。例えば、核技術をめぐる問題は、不信を取り除くためには大変好都合な領域であろう。過去3、4年の間、われわれは信頼を得ようと大変な努力をしてきた。しかし彼らは、イランの平和的原子力活動の停止を求め、それ以下では満足しようとしない」。
バーホナル副議長はさらに、「われわれは西洋や国際機関による、そのときどきの意見を理解し、彼らに核の軍事的利用は追求していないと確言している。彼らの側も、自らの権利を看過することはできないという、われわれの意見を理解すべきである」と語った。
国会副議長はまた、イランとアメリカの今後の関係のあり方について予測する中で、次のように述べた。「過去の経緯は、成功といえるものではなかった。しかしわれわれは、問題に対して否定的な対応をとることを望んではおらず、過去の道を再度追求する用意がある。結局のところ、ぐずぐずと時間稼ぎをしないこと、ゲームにしないこと、新たな楽器を持ち出さないこと〔新たな要求・論理を持ち出さないこと〕がその条件だ」。
URL: http://www2.hamshahri.net/hamnews/1385/850629/news/siasi.htm#s14838
(翻訳者:斎藤正道)