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イギリスのテレグラフ紙(9月17日付)によると、現在宗派間抗争が内戦一歩手前の危機的状態にあるため、副次的にバグダッドにおける米軍の死傷者が半減しているという。
武装集団が互いの抗争に力を集中して、米軍兵士を襲うだけの時間的にも財政的にも余裕がなくなり、結果的にこれまで米軍が願ってきたことが実現しているというわけである。
昨年は7月から9月まで、44人の合衆国要員がバグダッドで殺された。今年は同時期の被害は24人と減じている。
それに対して、宗派間抗争で死亡する者は、スンニ派とシーア派ともに雪だるま式に増えている。
昨日は35人の死体がバグダッド周辺で発見され、水曜日以来の合計が150体以上にのぼっている。多くが縛られ、拷問されて、撃たれている。1日平均36人、昨年より5分の1増である。
こうした抗争の激化が結果的に米軍から注意をそらし、米軍には願ってもない有利な状態を生み出している。
バグダッドの米軍スポークスマンは、公式の停戦ではないけれども、米軍とスンニ派あるいはシーア派間で、現実的な地域協定が結ばれる可能性が出てきたと、述べた。
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http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml;jsessionid=10EMFSA1DOJVTQFIQMFSFGGAVCBQ0IV0?xml=/news/2006/09/17/wirq17.xml
US casualties cut by half as Baghdad tears itself apart