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(回答先: 濃縮「予想外に遅い」(神戸新聞=ニューズウィーク) 投稿者 近藤勇 日時 2006 年 9 月 18 日 13:38:06)
イランめぐる米下院委報告書に誤情報 IAEAが批判
http://www.asahi.com/special/MiddleEast/TKY200609150321.html
2006年09月15日19時23分
米下院情報特別委員会が8月に出したイランの脅威に関する報告書に、事実でない記述が含まれているとして、国際原子力機関(IAEA)が同委員会に抗議の書簡を出したことが、14日わかった。誤りがイランの脅威を誇張する内容だったことから、後に存在しないとわかった大量破壊兵器(WMD)を理由に開戦に踏み切った「イラク戦争の時と同じだ」(IAEA外交筋)との声が出ている。
報告書では、イラン中部ナタンズの濃縮施設の写真に「イランは(90%程度が必要な)兵器級のウラン濃縮をしている」と説明をつけた。これに対しIAEAは、製造されたのは約3.6%の低濃縮ウランだと正した。
さらに、報告書が「IAEAには、職員がイランの核計画について真実を語ることを禁じる暗黙の規定がある」と批判したことに、「とんでもない、いいかげんな記述だ」と反論した。
報告書は29ページで、国連安全保障理事会が決めたイランの濃縮停止期限の8月31日を前に大急ぎで作られたとされる。イランが戦略的脅威であるとして、情報収集や防諜(ぼうちょう)活動強化などの必要性を訴えたが、前提となる事実関係に誤った情報などが含まれていた。IAEA外交筋の中には「安保理の制裁発動に向け、脅威を誇張したのでは」との見方もある。
イラク戦争開戦時にはWMDの有無をめぐり米国とIAEAが対立。IAEAは「事実に基づき訂正しただけ」としているが、エルバラダイ事務局長が対イラン制裁に反対していることもあり、制裁を急ぐ米国とIAEAの対立がイラン核問題でも激化するのでは、との懸念も出ている。