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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-15/2006091507_02_0.html
2006年9月15日(金)「しんぶん赤旗」
新たなキューバ干渉機関
米紙報道 米政府が設置
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【ワシントン=山崎伸治】キューバのフィデル・カストロ国家評議会議長が病気療養中であることを受けて、米政府が同国内の動向に関する情報を収集し干渉政策を実施するため、五つの「作業グループ」を新たに設置していたことがわかりました。十三日付の米紙マイアミ・ヘラルドが報じました。
「作業グループ」のうち三つは国務省が監督し、それぞれ「外交活動、戦略的コミュニケーション、民主主義推進」を担当。そのほか商務省が「人道支援」、国家安全保障会議(NSC)と国土安全保障省が共同で「移民問題」を担当しています。
匿名の米政府関係者は同紙に対し、「他の政府と意見交換し、(キューバ)国外で共同戦線を張る」ことが目的だと証言。米政府の「自由キューバ支援委員会」による政策検討の結果だとしています。
同委員会は七月に提出した報告で、「反カストロ派への支援強化、ベネズエラのチャベス大統領によるキューバ共産主義の継続策を帳消しにする外交的活動、現行の制裁の強化」を勧告しているといいます。
ネグロポンテ国家情報長官は、「作業グループ」の設置と同時に、キューバとベネズエラを担当する「作戦監督官」を指名。同様のポストがおかれているのはイランと北朝鮮だけです。同紙は「キューバとベネズエラが(米国の)国家安全保障にとって重要なことを強調するものだ」と分析します。
「アフガニスタンとイラクでの戦争ですでに米軍が手薄な時に、米国の裏庭で危機を引き起こすのを恐れ、国防総省はあまり攻勢的にふるまうことに尻込みしている」とも指摘しています。