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http://www.asahi.com/special/MiddleEast/TKY200609150288.html
ベネズエラのチャベス大統領、「イラン支持」を表明
2006年09月15日18時19分
ハバナで15日から始まる非同盟諸国首脳会議に参加するため14日、当地を訪れたベネズエラのチャベス大統領は、核開発を進めるイランに対する「侵略計画がある」などと指摘し、「どんな場合にも我々はキューバと共にあるように、あなたたちと共にある」とイランを支援する姿勢を表明した。この日はイランやボリビアの大統領らも続々と到着し「反米」会議の様相が濃厚になっている。
特別機でハバナ空港に到着したチャベス大統領は、その足で記者団に近づき、ニューヨークの国連総会に参加するため申請したベネズエラの入国査証問題を切り出した。「グリンゴ(米国人の蔑称(べっしょう))は私に来てほしくないらしい。護衛や医師のビザが拒否された」
同国は国連安保理非常任理事国の座を、米国が推すグアテマラと激しく争っており、大統領は「国連本部をハバナかカラカスに移したらどうか」。カラカスの米大使館はロイター通信に対し「提出が遅かったためだ」と説明している。
その後、発展途上国の協力を目指すG15の会議に出席したチャベス大統領は、ウラン濃縮活動の停止を拒否しているイランのアフマディネジャド大統領に「支援」を表明した。
主催のキューバ政府は「会議は特定の国を攻撃するものではない」としているが、ブッシュ大統領が02年の一般教書演説でイラン、イラク、北朝鮮を「悪の枢軸」と呼んだ過去を踏まえ、「悪の枢軸が拡大しているようだ」(キューバのモレノ外務次官)と皮肉るなど「反米」機運は明らか。中南米では「反ブッシュ首脳会議」と呼ぶ新聞もある。
チャベス大統領はこの日、手術のあと療養中のカストロ国家評議会議長(80)のもとに4度目の見舞いに訪れた。議長は手術後初めて立ち上がって盟友の大統領を迎え、その姿は繰り返し国営テレビで放映された。首脳会議で議長が登場するのではないか、との観測が広がっている。