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□イスラム派民兵が要港キスマユに進撃中 ソマリア政府高官が非難 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2445721/detail
イスラム派民兵が要港キスマユに進撃中 ソマリア政府高官が非難
【アルジャジーラ特約13日】ソマリアの大半を支配している民兵集団、イスラム法廷連合(ICU)は13日、同集団が要港キスマユに進駐しようとしているという同国政府の主張を否定した。
ソマリアのアブディカリム・ファラ駐エチオピア大使は同日、アジスアベバで開催中のアフリカ連合(AU)会議の間に、ロイター通信に対して、「ICUはキスマユ占領のために進軍している。これは(ソマリアの)暫定的連合政府(TFG)に対する挑戦だ。・・・ICUは軍事的手段を選択して(権力を)継承しようとしてはならない。この選択は弾劾されるべきだ」と語った。しかし、ICUはこの非難を退けた。
キスマユはソマリア南部最大の港である。目下、同港はバレ・ヒラーレという別名でも知られる政府の国防大臣、アブディカディル・アダン・シーレ大佐の配下にある独立民兵集団、「ジュバ渓谷連合(JVA)」によって支配されている。
首都モガデシュの拠点にいるICU所属者たちは、キスマユ奪取の計画については何も知らないと述べている。ICUのベドリ・ハシ報道担当は「そのような民兵の動きについては何も知らない。キスマユばかりか他の場所も攻撃する計画などない。あの男(ファラ大使)はエチオピアの代弁をしたのだ」と語った。
しかし、一部の消息筋は、ICUが8月にシーレ国防省に接近して、キスマユ守備に当たっている民兵の多くはイスラム主義者と密接に協力している部族所属者であることを指摘して、キスマユを明け渡すよう促したとしている。
ジュバ渓谷連合(JVA)は、キスマユへの移動が伝えられる民兵部隊は同連合の軍隊とつながりがあるが、ICUとも協同していると言明している。
JVAのビレ・アブドュレ報道担当は「キスマユに向かって進軍していると伝えられる部隊は、治安長官でもある、われわれの副議長に率いられている。我々はICUとも協力関係にある」と述べた。
TFGとして知られるソマリア政府は国際的に承認されているが、弱体で、その国内支配権は政府が所在する内陸の町、バイドアの外にはほとんど及んでいない。
エチオピア政府はTFGを支援しており。ICUを「テロリスト」を匿っていると非難してきた。
今年初め、首都モガデシュを支配して以降、ICUはその支配地域を着実に拡大しており、8月にはもう一つの要港、ホビオを制圧した。
(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)