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http://cnn.co.jp/world/CNN200609150002.html
IAEA、米議会の報告書を非難 「イランの脅威誇張」と
2006.09.15
Web posted at: 12:01 JST
- CNN/REUTERS
イラン核問題をめぐり、米下院の委員会が出した報告書に対して、国際原子力機関(IAEA)が「イランの脅威を誇張している」とする抗議の書簡を送ったことが明らかになった。書簡は、報告書の一部を「とんでもないうそだ」と強い言葉で非難している。
報告書は下院常設情報特別委員会が8月23日付でまとめた。IAEAによると、イランが現在、兵器級のウラン濃縮を進めているかのような表現が含まれている。書簡は「イランにそのような能力はない」と主張。これに対し、委員会側は「同国が兵器級ウラン濃縮を目指していると述べただけだ」と反論している。
報告書はさらに、IAEAの査察官がイランからの圧力によって辞任した可能性を指摘。「イランの核開発について真実を語ってはいけないというIAEA内部の不文律に従わなかったため、解任されたのではないか」としている。IAEAは書簡の中で、これに「強く異議を唱える」と述べ、不快感をあらわにした。一方、委員会側は「スタッフが聞いた話で、うそではない」と主張している。
イランの核問題については、IAEAの定例理事会で、国連安全保障理事会による制裁を主張する米国と、慎重姿勢を示す欧州との調整が続いている。
IAEAと米国は、対イラク開戦前に同国の大量破壊兵器保有をめぐり、同様の構図で対立した経緯がある。