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□一方、バグダッドでは・・・/ダール・ジャマイル [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2006/09/14(木)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆一方、バグダッドでは・・・ ダール・ジャマイル
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☆★一方、バグダッドでは・・・
MeanwhileinBaghdad...
ダール・ジャマイルのイラク速報 2006年9月12日
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DahrJamail'sIraqDispatches
http://dahrjamailiraq.com
truthout
2006年9月12日
最近、イラクから幾つかの電子メールを受けとった。一部は、最初に紹介する
ように、私の見知った人々から届いたものだ。その他は私の友人ゲリー・ハイン
ズを介したもので、彼女は何度かのイラク訪問中に親しくなった者から定期的に
メールを受けとっている。ここではそれも紹介するが、それはこれらのメールが
米国の占領下でイラクがおかれている地獄のような生活を物語っているからであ
る。
バグダッドに住むある医者からのメールはこうだ:
>MRCP(王立内科医協会の正式会員、イギリス)およびFRCP(同特別会
員)の称号を持つ者として、さらにはロンドンとフランスで他に2つの学位を得
た者として、私はふさわしい職務についてはいるけれど、ここバグダッドにおい
ては事態は不幸な状況である。生活の質なんてとんでもない。点検修理はおこな
われず、何週間にわたって1度もゴミ収集がないので、ゴミの山に囲まれている
。ゴミ収集の担当者もまた殺されるのを恐れているのだ。ほとんど電気も通じず
、ガソリンもなく、悪い水道事情等々といった状況であり、シーア派教徒であれ
スンニ派教徒であれ、良からぬ者の手にかかると死ぬことになる! 私は何度か
殺されかけた!
>医者仲間について言うと、ほとんどがイラク国外に脱出したので、一緒に仕事
をしている者で同期の者はほぼ皆無になった。最後に出国したアブドル・アアル
は、2ヶ月前にオマーンに行った。一緒に仕事をしている唯一の者はフダイエル
・アッバスで、彼は医務局の内科医である。
>悲惨な生活というのではない。もし悲惨というよりヒドイ状態があるなら、そ
れは私たちのことだろう!!! 私たちは大学病院では週に3日以上は働けない
。メディカル・シティーは占領前は優雅で美しいところだったが、今ではゴミと
有刺鉄線とコンクリート障壁で四方を囲まれいる。私たちは最長でも1日に3時
間以上は働くことができないので、つまり1週間に合計9時間しか働けない!!
! 誰であれ働くのはこれが限度。午後には、同僚のほとんどが殺人と誘拐を恐
れて、自分の私設診療所に行くことさえまったくないと言う。
>私は午後には1時間以上は働かない。そのあとは急いで自宅に帰る。玄関のド
アに鍵をかけて、まったく出かけない。買い物はどうするかって? 必要な野菜
、果物、食料品の全部を買うのに10分とかけられないので、「買い物マラソン
」と言ってよい。これを大学からの帰り道に、週に3回やっている。私設診療所
からの帰り道には、やはり午後の10分を使って、自宅用の発電機に使うガソリ
ンを買う。それも順番待ちの列が長くなった今では、すべてブラック・マーケッ
ト(闇市)を利用するが、標準価格の4〜5倍の値段に上昇している。当たり前
に入手しようとするなら、夜にガソリン・スタンドに並ばなければならず、人々
はそこに毛布と水を持参してきてガソリン・スタンド前の路上に寝る。私は何度
かガソリン・スタンドの警備員にやさしく声をかけ、IDカードと職員カードを
見せて、列の外で私の車を満タンにできないかと頼んでみた。門前払いのときも
あったが、幸運にも警備員がリューマチで背中の痛みや膝の痛みを訴えたときに
は、やったー!、彼のもとに薬を届けるという約束で車を満タンにすることがで
きた。もちろん健康診断も診療もなし。もし本当に運がよく、天が私に味方する
なら、その時には発電機用のガソリン20リットルを余計に入手できるかもしれ
ない!!!
>1ヶ月前、銃を持った民兵たちがメディカル・シティに住みこんでいる医者の
宿舎を襲ったことがあった。モスルあるいはアンバル州出身の医者を捜していた
。彼らは大騒ぎをしたが、目当ての医者たちは身を隠して誰も捕まらなかった。
次の日、私が指導して大学院でリュウマチ学を専攻する医者2人が故郷に帰って
試験以外には戻って来ないことを認めてほしいと頼みに来た。彼らはそうするつ
もりなのだと判って、私は同意した。彼らが犯罪をおかしたからでなく、彼らが
モスルあるいはアンバル州出身のスンニ派教徒だからという理由で、もし捕まっ
たりしたら、彼らは殺されていただろう。シーア派教徒イラク南部出身の多くの
医者もまた、自分たちがこれ以上安全ではなく、遅かれ早かれスンニ派民兵がや
ってくるだろうからという理由で、その日、宿舎から去ったと思っている。そう
いうわけで誰もが去って行くのだ!!!
>その週のうちに、私はメディカル・シティーの大学院で学ぶ医師のための講義
を準備したが、住みこみの医者は全員が去ったあとで誰1人として姿を見せなか
った! 多くはまた戻ってきたが、怖がっている。生き延びなければならない。
>他の病院でも同じ状況で、保守点検はもうほとんどおこなわれてない。私は2
日前にヤルムーク病院に行ってみた。私が訪ねた住みこみの医者は、壊れされて
ホコリまみれの備品や木片、金属片が一面に散らばっている病院のなかで生活し
ていた。ドアと窓は壊れ、動物小屋のように見えた。私はある同僚の死亡証明を
申請していたので、彼と一緒に死体管理所に向かった。彼はそこに死亡記録を保
存していた。死体保管所の外には、2人の若者の遺体があった。病院は巨大なセ
メントの壁で守られていた。病院自体が何度も自動車爆弾の標的になっていた。
数ヶ月前、この病院の医者たちが24時間ストを宣言したのは、イラク国家警備
隊から彼らが殴られケガさせられたからだった。病院はしばしば民兵に襲撃され
、民兵は病院のベッドから負傷者を引きずり出しては、処刑地に連れていった。
>通院する患者は目に見えて減った。米軍侵攻前には、毎日、リューマチの診療
所で平均100人の患者を診察していた。それが今日では20人以上を診察する
ことはない。患者がどこへ行ったのか、私に質問しないでほしい。多くの者が自
宅から外出したり病院に行くのを怖がっている。以前は病院で慢性病やリューマ
チ性の関節炎に薬を出していた。毎月、血液検査のあと、関節炎の臨床検査をし
ていた。これらは今では滅多におこなわれず、点検修理が不規則なために血液検
査は実施できない。それで大部分の患者はウンザリして、通院する意味はもうな
いと判断した。ひどい病気のために来た患者に対しても、ほとんどの場合、効き
目のある薬を1つも出せない。バグダッドから遠く離れた街や都市から、首都で
のより良い治療を求めてやって来ていた多くの患者が、今では、続けてバグダッ
ドに行くのは危険すぎると考えている。患者たちは通院と一緒に治療もやめるか
、さもなくば地元の施設と、効果のほどは二の次にして、居住地で手に入る簡単
な薬剤に頼るしかない。
>バグダッドに住むほとんどの家族は金銭の蓄えをずいぶんと減らし、食料とガ
ソリン、そして生命維持が最優先になっていることから、多くの者が慢性病を治
療するのは贅沢(ぜいたく)だと見なしている。私たちがどのように生活してい
るかが、そこに端的に要約されている。
(次回につづく)
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☆★NATO、アフガン増派要請に対応せず
CNN日本語版 9月14日
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http://www.cnn.co.jp/world/CNN200609140011.html
ブリュッセル──北大西洋条約機構(NATO)は13日、加盟26カ国による
協議で、アフガニスタン南部で旧支配勢力タリバーンの掃討作戦を展開している
NATO軍の増派要請に応じない方針を決めた。NATOのアパスレイ報道官は
記者団に対し、正式な増派提案が作成されなかったことを明らかにした。
NATOのジョーンズ最高司令官は先週、アフガニスタン国際治安支援部隊(I
SAF)の主体となっているNATO軍の人員が約15%不足しているとして、.
2000─2500人規模の増派を求めた。NATO指揮官らはタリバーンの抵
抗が予想以上の水準であることを認めたものの、ジョーンズ最高司令官はNAT
O軍の増強でタリバーン制圧は可能と主張した。
ただ、NATOの軍事関係者らは13日、2万人規模のNATO軍増強や航空支
援拡大は奏功しないとの見解を表明した。NATO軍は既にアフガニスタンやイ
ラク、コソボ、ボスニア、コンゴ、レバノンに派遣されているが、先日タリバー
ン兵との衝突でNATO軍兵士30人が死亡したアフガン南部カンダハル州やヘ
ルマンド州への増派については、加盟各国は消極的。ある外交当局者は匿名を条
件にロイター通信に対し、「各国はもう対応不可能だと言っている」と語った。
NATO関係筋も、増派は期待できないとの認識を示した。
米当局者は、アフガニスタンで軍事作戦に従事している米国・英国・カナダ・オ
ランダの4カ国を賞賛するとともに、他のNATO加盟各国に増派への協力を呼
びかけた。ただ、ブレア英首相の報道官は、既にアフガニスタンに4000人を
派兵済みだとして、同国が増派に応じる可能性を全面否定した。
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