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(回答先: 中性子が飛べば周辺は放射化する 投稿者 Kotetu 日時 2006 年 9 月 14 日 01:22:15)
おそらく樹木を調べればはっきりするのではないでしょうか。
こんばんは。ご意見、ごもっともです。ウエイン・マドセンというと「陰謀論者」の間で影響力の強い人物ですし、スティーヴン・ジョーンズやレイ・グリフィンなどと共に「学者の会」にも所属していますから、彼がこういった文章を発表すると「真相解明派」の間でかなりの影響が出ます。
投稿したときには時間が無くて書けなかったことがいくつかあり、後から続きを書き足そうと思っておりましたが、その一部はすでにKotetuさんに書かれてしまいました(笑)。ただ私が予定していたことなんかよりもずっと具体的に、東海村での事故の例を挙げて詳しく説明していただいたので助かります。
調査と分析が不十分なままで、例えば『異常に高い割合で非ホジキンリンパ腫が発生しているan unusually high rate of non-Hodgkin lymphoma』、『極めて高レベルの放射線に被曝した人に一般的な癌a cancer that is common among individuals who have been exposed to extremely high levels of ionizing radiation』と言う際に、関連する数値データの記述が一切無い(米国での平均値とWTC関係者との比較や原子力機関関係の作業員の調査データなど)ことや、それ抜きで「『射能による癌the radiation cancer』という断定を行っていることなどは、私にとっては不信感を強めるばかりです。
先日の「フィンランドの軍事専門家」でもそうですが、余りにも粗雑過ぎて厳しい論争になれば到底耐え得ないような話を、このような人物が発することには顔をしかめざるを得ません。むしろ私としては、「学者の会」にこのような『アジテーション的な形』で有名人の発言が出てきたことに、若干の不安感をもって注目しています。
そこでこのマドセンの記事を、他の形に利用されて日本で公表されるくらいならいっそ私の手で先に日本語にしてしまおう、と考えたわけです。現在「学者の会」はネオコン側からの巨大な圧力と妨害をかけられつつあり、私としては何よりもまず「パンケーキ」とか「ボーングだった」などの似非科学とデマゴギーを叩き潰し葬り去るほうに集中してもらいたいと願っているのですが。
ただ、私がどうして「水爆説」に対して中途半端とも思われるかもしれない態度を取り続けているか、と言いますと、一つは、WTC地下での爆発規模、および各タワーで巨大な鉄材を百数十メートル吹き飛ばしコンクリートから機械類、家具、人体まで粉末化して飛び散らせた("pulverized"させた)力の理由が、サーマイト(テルミット)類と今までに知られている爆薬で本当に実現できるものかどうか、今のところ確信がもてないからです。もちろんこれは、大きなコンピューターと研究員を駆使して入念なシミュレーションをしなければ何とも言えないことです。
それともう一つあります。「新世代」の核兵器として、爆破規模を自由自在にコントロールできる「水爆」といったものが本当に開発されていないのか(あるいは開発されかけていないのか)、この点は監視を続けていかなければならないと思っています。兵器を開発する連中はある種のキチガイですから、条件さえ許せば「夢の実現」に向けての努力は徹底的にやるでしょう。『到底考えられない兵器』にたいする警戒は怠ってはならないと思います。しかし、WTCの問題でヘタをすると『到底考えられない兵器』が本当に「到底考えられない」でチョンにされてしまう可能性がある、と考えます。
もしガゼネタならば、それを流す者達の意図は、単に「9・11真相追及を混乱させる」だけでは済まないものになります。だから私は、WTC解体に関して水爆説に否定的な見解を言う場合でも務めて冷静で慎重な表現を崩さないわけです。
WTC解体時に中性子線が極めて大量に飛んだのかどうかは、おそらく南マンハッタンにある樹木を調べると分かるのではないか、と思います。もちろんこれは米国人の責任ですが、少なくとも6年以上の樹齢のある木の、2001年の年輪に含まれる同位元素の分析を行えば、簡単に結論が出るでしょう。もちろん精巧な質量分析器が必要ですし、樹木から年輪を取り出す作業をFBIに秘密で行うことはきわめて難しいことでしょうが。しかし手段としてはこれが最も確実でしょう。こんなことを書いたら、早速CIAとモサドが慌ててニューヨークの木を片っ端から抜いてしまうかもしれませんが(笑)。
なお、WTCから出た粉末状物質と気体の分析データには次のようなものもあります。まだ全部目を通したわけではありませんが、化学成分と大きさの分析が詳しくなされています。
http://www.ehponline.org/members/2002/110p703-714lioy/EHP110p703PDF.PDF
Characterization of the Dust/Smoke Aerosol that Settled East of the World Trade Center (WTC) in Lower Manhattan after the Collapse of the WTC 11 September 2001