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9/11の公式発表は「でっちあげだ」とエキスパートが主張
http://www.asyura2.com/0601/war84/msg/554.html
投稿者 近藤勇 日時 2006 年 9 月 13 日 21:27:26: 4YWyPg6pohsqI
 

9/11の公式発表は「でっちあげだ」とエキスパートが主張
http://homepage.mac.com/ehara_gen1/jealous_gay/scholars_for911truth.html

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<プレス・リリース>

9/11の公式発表は「でっち上げだ」とエキスパートが主張

「9/11の真実を求める学者たち(S911T)」
国際的共同体による検証と公開を要求

ミネソタ州ダルース(PRウェブ)
2006年1月30日


ロバート・M・ボウマン、ジェイムズ・H・フェッツァー、ウェイン・マドゥスン、ジョン・マクマートリー、モーガン・レイノルズとアンドレアス・フォン・ビューロウを含む一流の専門家や学者たちのグループは、「政府の上級職員たちは、9/11に本当は何が起こったのかについての重大な事実を隠蔽した」という結論に達した。

彼らは他の者たちと共通の理由で「9/11の真実を求める学者たち」を結成したが、それは自分たちが研究した結果に基づき「(ブッシュ)政権が、ニューヨークとワシントンD.C.での危機的なできごとについて国家をあざむいてきた」という確信を持ったからだった。

これらの専門家たちは、「もうひとつの真珠湾攻撃」さえなければ米国民が決して容認するはずのなかった国内外における政策を彼ら(米国民)が支持するよう操作するために、こうしたできごとが政権内にいる人物によって画策されたかもしれないと示唆している。

彼らは「現政権は自らを調査する能力がまるでない」と信じ、「責任を取ろうとしない政権に、議会がその責任を負わせられるかもしれない」という希望は、単なる甘い夢想などではないと信じている。

また世界中の通信社に対し、大学の情報資源を活用して、S911Tが発見したことがらを立証または反証するための科学的助言を確保するよう勧めている。異常な事態には意外な対抗措置が必要だと彼らは信じているのだ。

これがなされれば、歴史的に重大なイカサマのひとつが世界の目の前で丸裸にされ犯人たちの正体が明らかにされるだろうし、それはまた、これまで以上に悲惨な不正からこの国を救う唯一の希望かもしれないと強調した。

上を実行するメディアの中にニューヨーク・タイムズ紙が入っていることを彼らは望んでいるが、彼らの意見では、同紙はこれまで何度も「実績あるわが国の新聞としてリーダーシップを発揮する」という期待を、説明し難い一連の過失を犯して裏切ってきたという。不正な選挙や、イラクでの戦争へと導いた数々の嘘、また国家安全保障局によるアメリカ市民に対する不正なスパイ行為といった重要な違憲行為の積極的な調査すら、同紙は怠ったのだ。現代史における、ひとつの重大な岐路となるできごとの真実を暴く手助けをすることで、タイムズ紙は失った評判の埋め合わせができるかもしれないと彼らは見ている。

たった一人を除いて政府が誰も起訴するに至っていないことや、彼らの知る限りにおいて、能力のなさや職務怠慢で処分を受けた者が一人もいないことは、事実と認めるには驚くべきことだと彼らは述べている。公式発表の陰謀論──アフガニスタンの荒野にいる一人の男の支配下にある19人のアラブ人ハイジャッカーがこの事件を引き起こした──は、彼らが調査研究した証拠となるデータでは支持され得ないのだ。彼らは、「公式にオサマ・ビン・ラディンのものとされた数本のビデオ・テープさえも本物ではない」と疑うに足る理由があると確信している。

そして彼らは、政府の調査にひどい欠陥をみつけた。この攻撃を調査するよう指名された9/11調査委員会は、国家安全保障局関連分野のブッシュ(政権)への移行チームの一員で、コンドリーザ・ライスと共著もあるフィリップ・ゼリコウが責任者を務めた。ブッシュの支持者で国家安全保障関連の責任者だった彼に、客観的で公平な調査の指揮ができるなど、望めるはずもなかったのだ。

デイヴィッド・グリフィンが著書『9/11調査委員会報告:削除と歪曲』で実証したとおり、彼らは9/11調査委員会の報告書が削除、歪曲や事実誤認に満ちていることを発見した。例を挙げると、飛行機が衝突したわけでもなく、ほんの僅かな火災の被害があっただけなのに攻撃から7時間後に崩壊した47階建ての世界貿易センター(WTC)のタワー7について、公式の報告書では一切言及されていない。

これらの専門家や学者たちが大いに問題だとみなしている検討事項のいくつかを、以下に挙げよう。


●9/11以前も以後も、土木建築工学史上、鉄骨の高層ビルが火災で崩落したことがない。ならば何故一日のうちに3つものビルが火災で崩壊できたのか? どうしたらそんなことがあり得るのだろうか?

●英BBCの報告に依ると、19人の“ハイジャッカー”のうち少なくとも5人はサウジ・アラビアで元気に生きている。しかしFBI(連邦捜査局)に言わせると、彼らは攻撃の際に死んだことになっている。どうしたらそんなことがあり得るのだろうか?

●WTCのプロジェクト・マネージャー、フランク・ディマルティーニは、同ビル群は航空機の衝突に耐える荷重再配分の能力を備えて設計されており、その効果は「蚊帳に鉛筆を突き刺す」ようなものだと語った。にもかかわらず、タワーなどは完璧に崩壊した。どうしたらそんなことがあり得るのだろうか?

●鉄の融点は約2,700度(華氏。摂氏1,482度)。だがジェット燃料の火は最適条件下でも1,800度(摂氏982度)を超えることはなく、2,000度(摂氏1,093度)で6時間耐熱後UL(損害保険者研究所)の認証を受けた鉄で造られたビルが、火災による熱で崩壊するはずはなかったのだ。どうしたらこんなことがあり得るのだろうか?

●ペンタゴンに衝突したと言われている77便はオハイオとケンタッキーの州境付近でレーダーから姿を消し、ペンタゴンに衝突する少し前に、同所にとても近い場所から“再び姿を現した”。どうしたらそんなことがあり得るのだろうか?

●民間航空機を4機もハイジャックしたほどの巧妙な異国の“テロリストたち”は、ペンタゴンの西側部分への衝突では同ビルに最小限の打撃しか与えられないことを知らなかったように見受けられる。どうしたらそんなことがあり得るのだろうか?

●運輸省長官のノーマン・ミネタはホワイト・ハウスの地下壕で、航空機がペンタゴンにぐんぐん近づいているとき、チェイニー副大統領が「命令は依然として有効なのですか?」と尋ねた若い将校を厳しく非難するのを目撃した。この命令は同機を撃ち落すことではあり得なかったはずで、その反対だったはずだ。どうしたらそんなことがあり得るのだろうか?

●空軍の元総括監察官は、ペンシルヴァニアで墜落したとされる93便は「機体の残骸を一市街区以内の範囲にまき散らしたはずだった」と述べている。だがそれらは8平方マイル(約20平方キロメートル)ほどにバラまかれていた。どうしたらそんなことがあり得るのだろうか?

●9/11当日勤務していた航空管制官のインタビューを録音したカセット・テープが意図的に壊され、小さく切り刻まれ、その細かい破片は、テープの完全な破壊を保証するためにバラバラに分けて捨てられた。どうしたらそんなことがあり得るのだろうか?

●ペンタゴンは2000年10月24日に、ボーイング757型機が同ビルに衝突するという想定の“MASCAL”という訓練を行った。しかしながら他者ともどもコンドリーザ・ライスはくり返し、国内線の航空機が武器として使われるなど「誰一人夢にも思わなかった」と言い張った。どうしたらそんなことがあり得るのだろうか?


WTCの3つのビルの崩壊が自然落下速度に近く、ほぼ左右対称に倒壊したという事実と整合性があるのは制御爆破解体のみであると、彼ら自身の物理学的調査は立証している。コンクリートを非常に細かなチリにしつつ、それらのビルは己の足元へと崩れ落ちた。

9/11の残虐行為は、大統領の側近だったカール・ローヴによる表現「現実を自らの手でつくる」という手段の一例である。彼ら専門家や学者たちは、そう結論づけざるを得ないと認めるに至ったのだ。


(訳=千早/TUP 「TUP-Bulletin」HPより)


<冒頭に出てくる“S911T”のメンバー紹介>

ロバート・M・ボウマン
 共和、民主両党政権下でスター・ウォーズ防衛計画の責任者を務め、101回の戦闘任務経験のある退役空軍中佐。

ジェイムズ・H・フェッツァー
 力量、貢献度などを元に授与される「著名なマクナイト大学教授」という称号を持つミネソタ大学哲学科の教授。元海兵隊将校。

ウェイン・マドゥスン
 調査報道ジャーナリスト兼コラムニスト。国家安全保障局における通信秘密保全の元分析官および元米海兵隊情報部員で、電子プライバシー情報センターの上級研究員。

ジョン・マクマートリー
 カナダのグェルフ大学哲学科名誉教授

モーガン・レイノルズ
 テキサスA&M大学名誉教授。ジョージ・W・ブッシュ政権下で労働省の元チーフ・エコノミストおよび国家政策分析センター内、刑事裁判センターの元責任者。

アンドレアス・フォン・ビューロウ
 元ドイツ国防副長官およびドイツ諜報機関の責任者で、25年国会議員を務めた。


以上、
Who Are We?
http://www.scholarsfor911truth.org/WhoAreWe.html
を参照しました。

※S911Tの核メンバーであるフェッツァー教授とスティーヴン・ジョーンズ教授から「一般市民のためになるような形で、また厳重に非営利目的であること」を条件に、翻訳および配信許可を得ています。このプレス・リリースでは触れられていませんが、ブリガム・ヤング大学のジョーンズ教授(物理学)は別途「実のところ、なぜWTCのビル群は崩壊したのか?」という文章で、崩壊が事前に仕掛けられた爆弾によるものだという仮説を書いておられます。

Why Indeed Did the WTC Buildings Collapse?(英文)
http://www.physics.byu.edu/research/energy/htm7.html

原文URL: Scholars for 9/11 Truth
EXPERTS CLAIM OFFICIAL 9/11 STORY IS A HOAX
Scholars for 9/11 Truth call for verification and publication by an international consortium.
http://www.scholarsfor911truth.org/PressRelease30Jan2006.html


(メンバー紹介の訳および後記=千早/TUP 「TUP-Bulletin」HPより)


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【関連記事】

米同時多発テロ「陰謀説」が再燃の兆し
(AP) 「世界貿易センター(WTC)ビルは内部に仕掛けられた爆発物で崩壊した」「米政府による自作自演だったのではないか」──5年前の米同時多発テロをめぐり、米国内で「陰謀説」が再燃の兆しを示している。一部の学者らがグループを結成し、今年6月には「真相究明会議」を開催するなど、活発な運動を展開して議論を呼んでいる。
同時テロでは「WTCビルがハイジャック機の激突による火災で崩壊した」というのが、米政府の公式見解。これに疑問を投げかけているのが、「9−11の真実を求める学者たち(S911T)」と名乗るグループだ。ウェブサイトに掲載されている説によれば、WTCは「計画的に爆破」され、米政府は「政治的目的のために」これを許可したか、さらには「画策した可能性さえある」という。
S911Tに名を連ねる学者は約75人。シカゴで開かれた真相究明会議には、約500人が参加した。同時テロ陰謀説は以前からくすぶり続けていたが、最近新たな注目を集めるきっかけのひとつとなったのは、メンバーの1人、イスラム研究者ケビン・バレット博士の言動だ。
バレット博士は今年初め以来、地方紙やラジオ番組で「WTCビルは爆破された」との説を唱えてきた。今秋ウィスコンシン大で担当する講義の中でこの説を取り上げると公言したことから、同州議会から抗議の声が上がる騒ぎとなっている。
また、S911Tの中心メンバーであるブリガムヤング大の物理学者、スティーブン・ジョーンズ教授は、「WTC崩壊時には溶けた鉄が流出した。火災の熱で鉄が溶けることは考えられず、高温を発するテルミット爆弾が使われたとみられる」と主張する。これに対し、米政府は「溶け出した金属は飛行機の機体のアルミニウム片」との見解を示している。
クレムソン大で機械工学の助教授を務めていたジュディ・ウッド氏は、「爆破でなければあれほど短時間に崩壊するはずがない」とした上で、「政府がうそをついているとすれば、テロに加担していたことを疑わざるを得ない」と語る。ウッド氏は昨年、助教授の席から外れた。人事の背景に「同時テロ問題をめぐる立場」があったと同氏は主張するが、大学当局はこれを否定している。「この問題に深入りして、追放されることを恐れる学者は多い。それでも私は、真実の方が重要だと考え、こちらの道を選んだのだ」と、ウッド氏は話している。(CNN 2006/08/13)

『9.11』から5年 米で陰謀説再燃
きな臭い時代の幕開けとなった「9.11」事件から間もなく五年。米国では同事件の陰謀説が再燃している。ブッシュ政権が意図的に攻撃を見逃し、戦争政策に利用したという見方だ。従来、陰謀論を無視してきた政府も、今回は打ち消しに動いた。論戦は続くが、この再燃現象は同国の右傾化に対する揺り戻しにも映る。ただ、多くの市民はいまも真相よりも悲しみに縛られている。(田原拓治)

陰謀説再燃を印象づけたのは、6月初旬に米シカゴで500人が参加した「9.11の真実を求める科学者たち(S911T)」主催の真相究明会議だった。このグループは退役空軍将校や元海兵隊情報部員などの大学人、ジャーナリストら75人で構成されている。
米政府の独立調査委員会は2004年7月、事件の最終報告を発表した。しかし、S911Tはこの内容に異議を申し立てた。世論も敏感に反応し、オハイオ大・スクリプスセンターの最新世論調査でも、3分の1が「事件は政府が共謀したか、テロ計画を意図的に見逃した」とみている。
政府は先月30日、国立標準・技術研究所(NIST)の名で反論を発表。陰謀説に冷たかった大手紙もニューヨーク・タイムズが2日、政府の「反論」を機に陰謀説を取り上げた。

■『WTC倒壊爆薬が原因』

では、S911Tが指摘する陰謀説の根拠とは何か。乗っ取られた旅客機2機がニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)に突入したシーンは事件の象徴となっているが、彼らはWTC2棟の倒壊の原因に疑問を投げかける。
政府報告書では衝突の衝撃とジェット燃料の熱で高層ビルの鉄骨が崩れた、としている。だが、S911Tはジェット燃料の火の温度は鉄の融点に達せず、衝撃にも十分耐えうる設計がなされていたという設計者の証言から、倒壊は航空機の衝突のせいではなく、爆薬が事前に仕掛けられていたと仮説を立てている。

■『建物の解体すぐに遂行』

同グループはある退役軍人の「現場の状況は軍用テルミット(アルミ粉末と酸化鉄の混合物)爆弾で、ビルを倒壊する場面に酷似している。これは瞬時に高熱を発生し、鉄骨を溶解させる」という言葉を引用。
さらに当日、衝突とは無縁だった47階建てのWTC第7棟が崩壊した事実に注目する。第7棟では突入事件直後に火災が発生したが、ビルの借地人が消防当局に消火を断念し、倒壊を命じたと証言している。
だがS911Tは、火災が小規模なのに消火せず、爆薬による解体がわずか数時間の間に遂行されたのは「事前準備抜きにはあり得ない」と結論。ここから逆に航空機が衝突した2棟にも、事前に爆薬が仕掛けられたと推測している。
WTC以外に国防総省にも当日、乗っ取られた航空機が突入したとされる。これについても、S911Tは疑問を呈している。
理由として(1)建物にできた衝突の穴が機体に比べて小さすぎる(2)突入直後の写真に建物内部の家具や電子機器が散らばっているにもかかわらず、60トンもの機体の残骸(ざんがい)や乗客の荷物などが見えない(3)飛行技術に未熟な犯人が、改築中で唯一無人だった高さ22メートルの西棟に急旋回し、かつ超低空飛行を維持して突入するのは不可能−といった点を列挙。ミサイルによる破壊の可能性を示唆する。
ほかにも、同グループは事件に絡む「不自然」な点を並べる。例えば、国防総省が前年10月、旅客機が同省に突っ込む想定で対テロ訓練をしていたにもかかわらず、ライス大統領補佐官(現国務長官)が事件直後に「誰一人として(こんな事件を)夢にも思わなかった」と発言したこと。
1機目がWTCに衝突してから約50分後に、空軍などが守る首都中枢の国防総省に乗っ取り機が突入できた不思議。ちなみに当日は複数の防空演習があり、レーダー上も仮定と現実の区別がつかなかった、という説明がされている。
さらに事件の調査費が60万ドルで、クリントン前大統領のスキャンダル調査費の70分の1にすぎず、政府が真相究明に消極的だった点も指摘されている。
一方、政府もこうした追及に対抗している。WTC爆破説については「もし爆薬で解体するなら下の階から爆発させるのに、今回の仮説では逆になっている。さらに数千もの爆薬や起爆装置を混雑するオフィスビルで秘密裏に設置するのは事実上、不可能」と反論している。
何より、04年にウサマ・ビンラディン容疑者自らが声明で犯行を認めていることを、陰謀説を打ち消す最大の根拠にしている。
ただ、S911T側は政府中枢がアルカイダの犯行計画を知っていて、それを意図的に看過、利用したとしており「その後のアフガニスタン、イラク侵攻を遂行するために“第2の真珠湾攻撃”が必要だった」と“陰謀”の政治的動機を説いている。
こうした陰謀説は事件直後から米国内外で流れていた。ただ、昨今の再燃は、イラクの泥沼状況に伴う反戦感情の高まりが背景にあることは間違いない。
米国での陰謀説は今回に限った話ではない。1963年のジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件をめぐっても軍産複合体犯行説など陰謀論が根強く、真相はいまも閉ざされている。
9.11の中心地、ニューヨーク(NY)の市民はいま事件をいかに受けとめ、陰謀説の高まりをどう感じているのだろうか。現地在住のジャーナリスト北丸雄二氏に報告してもらった。
NY市民はなにげなく振る舞うのがうまい。5回目の9.11も大げさなのは嫌いだ。けれど心はいまも傷ついている。
ことし「ユナイテッド93」とオリバー・ストーン監督の「ワールド・トレード・センター」という2本の9.11映画が封切られた。
写真家トロイ・フィリップス(41)は「ぼくの友人でこの映画を見たやつはいない」と言う。「まだ準備ができていないんだ。もっとも、NY以外の人はどうか見てほしい。ただ、ぼくらは普通に地下鉄に乗り、普通に買い物をし飛行機に乗り、トンネルや橋を怖がることなく渡れるような生活に専念したいんだ」
そんな状況で「陰謀説」を顧みる余裕は市民にはあまりない。これも「NY以外の人」に任せたい。陰謀好きのストーン監督の新作ですら事件の前にひれ伏したような直球だ。NYの映画館では物語が始まる前から早くも緊張ですすり泣く声が聞こえたりする。

■『複雑な余波陰謀説不要』

一時帰米中の明治学院大学ロバート・スワード教授(64)は5年前、崩落する世界貿易センターを自宅アパートの屋上から見ていた。「その後の5年は、相も変わらぬ人命の損失と破壊と、ブッシュ政権とその同盟国による国際的な愚行と希望喪失の連続だった。9.11の余波がこんなにも複雑なのに、これ以上、誰に陰謀説が必要だろうか」
会計事務所社長でユダヤ人のジェリー・クリング(58)は悲観的だ。「9.11は人びとの宗教観を永遠に変えてしまった。宗教は戦争を想起させるものになった。不信心者ゆえに殺される時代。私たちが私たちを憎む数千もの狂信的自爆テロから自らを守ることはもはや不可能だ。私たちは次の悲劇の日までを生き延びているにすぎない」
NY市民にとってあのトラウマ(心的外傷)の完治はないかもしれない。なにげなく振る舞っているとしても、それは彼ら一流の演技なのだ。

<デスクメモ> 陰謀説は、どの時代にもある。古くは旧ソ連のガガーリン少佐の偽者説を聞いたし、日航機御巣鷹山墜落事故の「真相」を語る人の話も聞いた。「9.11異説」がこれらと違うのは、あまりに多くの米国人に支持されていることだ。真実はともあれ、国民に育ったさい疑心を米政府は重く受け止めなければ。(充)(東京新聞 2006/09/06)

アメリカの大学教授らが、9.11事件は、アメリカ政府の新保守派によって計画されたものだったと強調しました。
イギリスの新聞『デイリーメール』によりますと、アメリカの75名の大学教授が、2001年の同時多発テロ事件は、アメリカ政府の好戦的な新保守派によって、イラクなどアラブの産油国への侵攻、占領を正当化するために計画されたものだという見解を示しました。
ユタ州立大学の教授は、9.11事件を、歴史上最大の不名誉な隠蔽工作であるとし、アメリカ政府が、ハイジャック犯19名がニューヨークの世界貿易センターを攻撃したとする主張は偽りであるとしています。
さらに、「世界貿易センターの火災による煙が、水平に広がったことは、この2つのビルが、遠隔操作の爆発物によって崩壊したことを示している」と語りました。(IRIBラジオ 2006/09/06)


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【関連サイト】

9/11 ATTACKS - Avoiding the hard questions (Miami Herald 2006/02/01)

Fury as academics claim 9/11 was 'inside job' (Daily Mail 2006/09/06)

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