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▼五十嵐仁の転成仁語
9月12日(火)
イラク戦争でのブッシュ大統領の隠された野望
http://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/home2.htm
「あの時、もしゴア候補が大統領に選べれていたなら」と思うことがあります。もし、ブッシュではなくゴア大統領であったなら、その後の世界の進路は大きく変わっていたにちがいありません。
「9.11」のような形で、アメリカが狙われることはなかったかもしれません。そうすれば、約3000人の命が失われることはなかったでしょう。
アフガニスタンやイラクが攻められることも、したがってその政権が崩壊するということもなかったかもしれません。そうすれば、これらの戦争でなくなった人々は、命を失わずに済んだでしょう。
世界の人々はもっと平穏に暮らすことができ、平和で安全な世界を実現できたにちがいありません。返す返すも残念です。
***
私は、「五十嵐仁の転成仁語」は欠かさず読んでいますが、上記の意見のアフガンの件には賛成できません。それについては以前掲示板(注:ここの掲示板ではない)に書いてあるのでここに再掲します。
●もしゴアが大統領だったら〜5
アフガン侵略はクリントン時代からの既定路線でしたが、9.11事件のからみでいえば、以下のようになります。9.11事件があろうとなかろうとアフガニスタンは侵略されていたのだから、“9.11事件直後にイラク侵略が語られる”のは当然といえば当然です。
▼ 以下、ジョン・ピルジャー『世界の新しい支配者たち』(岩波書店)の〈V グレートゲーム〉より―─
9.11はブッシュのワシントンに驚くほどの正当化の根拠を提供した。パキスタンの元外務大臣ニアズ・ナイクは2001年7月半ばの段階で、同年10月中旬までにアフガニスタンに対する軍事行動が行われるだろうとアメリカの高官から言われている。コリン・パウエル国務長官は当時中央アジア旅行中で、すでに対アフガニスタン戦争「連合」支持を取り付けていた。ワシントンにとって、タリバーンに関する本当の問題は人権侵害ではなかった。こんなことは何の関係もない。・・・
▼ 著者のブライアン・クイグは20年にわたってアメリカ産業界・政界の巨悪犯
罪をあばいてきたジャーナリストです。CIA・ブッシュ(父)の不法麻薬作戦
の本も書いています。彼は今年6月(★筆者注:2003年6月)にひき逃げで殺されました。9・11攻撃2周年にあたり、内部陰謀説はますます説得力を得ているようです。
9・11大反逆罪
ブライアン・ダウニング・クイグ
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/176
パキスタンの元外務大臣のニアズ・ナイクたちは、7月中旬アメリカ高官からアフガニスタンに対する軍事行動が10月半ばまでには起きることを知らされた。4年間計画された「速い刀」という作戦で、テロ攻撃の前日、2万3000人のイギリス兵がオマーンに向かっていた。この軍隊はアメリカ軍のアフガン侵攻でアメリカ軍の援軍として使われた。その同じ時、ふたつの米空母機動部隊がパキスタン沖のアラビア湾の基地に到着した。また、同時に、1万7000人の米軍兵士がエジプトで「輝く星」作戦を展開中の2万3000人以上のNATO軍に合流している。これらの軍隊がすべて、最初の飛行機が世界貿易センタービルに突入する前に配備されていた。
▼「衝撃と恐怖」の地政学
http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/20040108.htm
「元パキスタン外相ニアズ・ナイク氏は7月中旬、アメリカの高官たちから、10月中旬までにはアフガンへの軍事作戦を開始すると告げられた。ナイク氏の見解によると、ワシントン政府は、たとえタリバンがただちにオサマ・ビンラディンの引渡しに応じても、アフガンへの攻撃を変更する予定まったくはなさそうだった」
***
ジョン・ピルジャー同書には【クリントン政権の高官はアフガニスタンが「サウジアラビアのようになるだろう」とコメントした。つまり民主主義や女性の権利の存在しない石油植民地になることだ。「なんとかアフガニスタンとうまくやっていけるだろう」と、同高官は述べた。】とあります。
ゴアでもブッシュでもアフガンの運命は一緒。9.11事件があろうとなかろうと運命は一緒。ということはアフガン侵略が「対テロ戦争」というのも大嘘ですし、「報復戦争」というのも大嘘であります。
アフガン侵略が計画されたどおりなら、9.11事件も“昔からセットで計画されていた”可能性も排除できません。
支配者が計画通りに無慈悲な殺戮を実行しているのに、その疑惑を指摘すると必死に支配者側にたって擁護する無邪気な奴隷根性の人間が後を絶ちません。本当の不幸は実はそのことです。
●ゴアでもアフガンを侵略した
1.ゴアでも9.11事件は起きた
2.ゴアでは9.11事件は起きなかった
私は2の方が可能性が高いと思うので、ゴアのアフガン侵略は、また別の理由で行ったと思われる。
テロ国家アメリカの中央アジア進出はクリントンの二期目から検討されていたから、そうだとするとゴア大統領がアフガン侵略を行わないことの方がおかしいことになる。
もちろんその理由は資源確保と対中国戦略であろう。
▲ アメリカ二大右翼政党の違いは目くそと鼻くそ程度の違いであり、そういう形態の独裁をただいま一党独裁の日本もめざして、今現在民主党が「強い日本を作る」とか馬鹿言って頑張る(笑)。
ラルフ・ネーダーは「緑の党」で、マイケル・ムーアもその支持者で、毎度選挙になると、ある悩みに襲われる。それすなわち少数政党の悲哀、すなわち立候補すると、より悪い糞の方の味方をしてしまうというジレンマにいつも襲われる。ムーアは前回緑の党の支持者に民主党支持を訴え不評を買ったが、まったく「より良い糞」を食うために、自らの正義を棚に上げることほど馬鹿げたこともない。
そんな民主主義って、本当にありなのか?
ムーアはブッシュではない奴を選ぶためにゴアを支持して、それからアフガンを侵略するゴアを非難する作業に追われるわけだ。そういえばケリーがイラク侵略に賛成しておいて、今はブッシュ批判だ。なんかお笑いだね。
緑の党については―─
(マイケル・ムーア『アホでマヌケなアメリカ白人』柏書房より)
900以上の大学に緑の党連合がある
20万人のボランティアのメーリングリストがある
91の公選職を押さえている
カリフォルニア州には緑の党の市長が5人
2000年の選挙で1996年の選挙に比べてネーダーに入れた人は5倍に伸びた延びた
▲マッチポンプ
敵としては天晴れの悪の帝国ソ連を失ったテロ国家アメリカは、新たな敵に火星人を据えるわけにもいかず、いや火星に水があったというから、妄想アメリカ人は宇宙人が攻めてくると考えるであろうが、まあそれはさておき、現実的に敵に仕立て上げられたのはテロリストである。それもイスラム原理主義に汚染されたテロリスト。
もともと反民主主義や反共産主義のために原理主義をアラブで煽ったのはアメリカ。通説では育てた怪物にアメリカが苦しめられるとなるが、あにはからんやアメリカの軍需産業関連は大喜びで、とてもとても苦しんでいるのは、テロで犬死する被害者だけ。
1993年の世界貿易センタービル爆破事件では、FBIは諜報員エマド・サレムにテロ計画を主導させながら罪を問わず、1995年のオクラホマ爆破事件では、米当局は中東系の男たちが立てた爆破計画を防がず、事件後には下っ端のティモシー・マクベイだけを犯人とした。
▲1993年世界貿易センター爆破事件
エマド・サレムはFBIのトップ捜査官ジョン・アンティセフとの会話を録音していた。そのテープによれば録音テープの中でアンティセフはサレムに犯行を勧め、成功すれば100万ドルを支払う約束。
http://www.freerepublic.com/forum/a3b3c830e34de.htm
あるいは、その事件については―─
「サウジアラビアとアメリカ(中)」
2002年11月26日 田中 宇
http://tanakanews.com/c1126saudi.htm
▲1995年、オクラホマ爆破事件
以下は田中宇が書いている。
デービスと同僚記者の取材により、連邦ビルに入居していた政府のATF(アルコールタバコ火器局)では事件当日、全職員に対して出勤してこないよう連絡が入っていたため誰も被害にあわなかったことや、オクラホマ市の消防局が、事件の前に「今後数日間に大事件があるかもしれない」と連絡を受けていたことも分かった。
「 オクラホマ爆破事件と911(1)」
2002年2月18日 田中 宇
http://tanakanews.com/c0218OKC.htm