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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/09/07
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107681386.html
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/09/10 (日)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 9月7日付
◆米軍がファルージャに3度目の大攻勢警告
◆ラマディ: レジスタンスと米海兵隊が激しい戦闘
◆ラマディ: 米軍狙撃手が女性含め市民5人を射殺
◆ハディッサ近郊: レジスタンスの爆弾で米兵4人死亡
◆注目のなかで米軍は架空の軍事指揮権をイラク側に移譲
◆バラド近郊: レジスタンスの爆弾で輸送車の米兵死亡
◆イラクの国境で米軍とイラン軍が衝突
◆ラティフィヤ: 爆弾が米軍車列を襲い運転手が死亡
◆モスル: 爆弾が破裂し米兵が死亡
◆タルアファル: レジスタンスが米軍装甲車2台を待伏せ
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□イラク・レジスタンス・レポート 2006年9月7日 木曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Thursday, 7 September 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0906/iraqiresistancereport_070906.htm
●アンバル州 Al-Anbar Province
◆米軍がファルージャに3度目の大攻勢警告
US threatens third massive offensive on al-Fallujah
バグダッドの西方60キロに位置するファルージャで、イラク・レジスタン
スの米軍攻撃がエスカレートしていることから、米占領軍司令部は地元住民に
対して、もし住民がレジスタンス戦士の身柄を渡さなければ「軍事作戦」を起
こす、と脅迫した−−イスラム・メモが7日午後2時48分の速報で伝えた。
イスラム・メモのファルージャ通信員は、米軍が7日明け方にファルージャ
南部と北部の全域で拡声器を使い、市内7万5000人の居住者に、レジスタ
ンス戦士を引き渡すか、01130に電話してレジスタンス戦士に関する情報
を提供するよう命令した。
米軍は市内全域の通りに車を走らせ、レジスタンス戦士の引渡しを拒否する
なら米軍は3度目の「軍事攻勢」に着手すると警告した。それは2004年春
と2004年末から2005年初にかけておこなわれた最初と2度目のファル
ージャ攻勢に続くものとなる。米軍はファルージャに500人以上のレジスタ
ンス戦士がおり、一部は戦闘員で他は作戦立案にあたっていると推測している。
米軍の声明は次のように述べた−−「栄光あるファルージャの皆さん、多国
籍軍は皆さんも被害にあっている市内に潜むテロリストを引き渡すよう求める。
さもなくば、この街は2004年末におこなわれたような種類の3度目の軍事
作戦にさらされるだろう」。
その後,米軍は壁に書かれたレジスタンス支持のスローガンと占領軍に対す
るジハード(聖戦)の呼びかけを消す作業にとりかかった。
しかしながら現地住民はそれに関心がないそぶりで米軍に応えた。モスクの
拡声器は、米軍の拡声器ががなりたてたあと、「アッラーフ・アクバル(神は
偉大なり)」と宣言した。彼らは「神の定めたことを守るのに悩むことはない」
というコーランの一節を読み上げて拡声器で流した。
◆ラマディ: レジスタンスと米海兵隊が激しい戦闘
Fierce fighting between Resistance, US Marines in ar-Ramadi
イスラム・メモは7日午後2時30分の速報で、バグダッドの西110キロ
に位置するラマディ市において、イラク・レジスタンスと米海兵隊のあいだに
激しい戦闘が勃発したと報じた。
イスラム・メモのラマディ通信員は、レポートしている時点では、州庁舎の
向かいにある移民局ビル近くのマアリド通りと17ニサン通りにおいて、戦闘
はまだ激しく続いていると伝えた。この2つの建物は米軍に占領され司令部と
して使われている。
米軍車列そばで爆弾が破裂するなか、重量兵器で武装したレジスタンス戦士
数十人が米海兵隊と交戦している、と同通信員がレポートした。米軍ヘリは上
空を低空飛行で飛びまわったが、どこへも銃撃しなかった。
◆ラマディ: 米軍狙撃手が女性と少年含め市民5人を射殺
US snipers in ar-Ramadi gun down five more civilians, including woman, boy
イスラム・メモは7日午後5時56分の速報で、同日朝、米占領軍がラマデ
ィ市内で5人のイラク人を殺したと報じた。
イスラム・メモのラマディ通信員はハリド・アッ・ドレイミの話として、7
日朝、彼の病院が3時間に住民5人の遺体を受けとったが、その住民全員が米
軍の狙撃兵に射殺されたものだと伝えた。
それら射殺された者のなかにはイラク人女性と11歳の少年がいた。
◆ハディッサ近郊: レジスタンスの爆弾で米兵4人死亡
Resistance bomb near al-Hadithah leaves four US troops reported dead
イスラム・メモは7日朝の速報で、イラク・レジスタンスの爆弾がハディッ
サ北西の幹線道路をパトロール中の米軍そばで破裂した、と伝えた。
イスラム・メモの通信員はハディッサ住民の目撃証言として、シェイク・ハ
ディド地区に向かう道路上に埋設された爆弾が通過中の米軍パトロール部隊そ
ばで爆発し、ハンビーを完全に破壊、乗っていた米兵4人を殺害した、と伝え
た。
●バグダッド Baghdad
◆プロパガンダ・ショーとして世界が注目するなか
米軍は架空の軍事指揮権をイラクに移譲
Amidst great publicity, US handed over of command of non-existent military services
to Iraqi puppet government as propaganda show
世界中の報道機関が注目するなかで、米軍ジョージ・ケーシー司令官とイラ
クのマリキ傀儡首相は、イラクの軍事部門の指揮権を米軍から傀儡政権に移譲
する文書に署名した。
移譲されたというニュースが国際的に流されたあと、サウジに本社を置く報
道機関イスラム・メモは「移譲」といわれる事実をめぐるコメントに詳しいあ
る退役大佐に取材した。
イスラム・メモは7日午後6時55分の速報において、北バグダッド軍区司
令部にいた元イラク軍大佐がスンニ派であるという理由で解雇されたとレポー
トした。この情報は彼の承認のもとにイラク・レジスタンスに伝えられた。
イスラム・メモ通信員は、実際のところ、米軍は現地に実在しない2つの軍
事部門をイラク政府にひき渡したが、それは死者数が増え続けている占領下イ
ラクで起こっていることについて、米国民に好ましいメッセージを伝えようと
する試みである、という大佐の指摘をレポートした。
元大佐は次のように話した−−米占領軍はイラク海軍の指揮権を移譲したが
これは実際に存在しないようなものだ。イラクが持つ「海軍」は、バスラとク
ウェートの間の海域をパトロールする7隻の小型巡視艇で全部である。
元大佐はさらに続けた−−「2つ目の軍事部門はイラク空軍であり、名目的
には決死の突撃部隊を示唆するようでもあるが、実際には、兵員輸送に使われ
ている軍事輸送機を除いてイラクにイラク空軍は存在しない」。元大佐はさら
に、「このケースでは、その輸送機は最近になって米国防総省からイラク軍に
贈与されたものであり、特別の米軍搭乗チームによって操縦と管理が維持され
てきたことから、イラク軍はその操縦方法さえ知らされてない」と明らかにし
た。
◇ナジャフの宗教権威に促がされ傀儡政府が27人処刑
◇傀儡政権はアラビヤTVイラク支局の閉鎖を命令
◇レジスタンスの車爆弾が内務相治安部隊の6人爆殺
◇西バグダッドの米軍司令部をレジスタンスが砲撃
◇東バグダッドの警察用ガソリンスタンドをレジスタンスが爆破
◇シーア派民兵と傀儡警察がバスごとスンニ派乗員を誘拐
◇殺害されたスンニ派住民の遺体、配水管から発見
●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◆バラド近郊: レジスタンスの爆弾で輸送車の米兵死亡
US soldier reported killed when Resistance bomb targets US supply truck near Balad
7日明け方、バグダッドの北80キロにあるバラド南郊外において、イサハ
キに通じる幹線道路を通行中の米軍車列がイラク・レジスタンスの爆弾に襲わ
れた−−イスラム・メモが7日12時40分の速報で伝えた。
イスラム・メモのバラド通信員は地元目撃者の話として、爆弾で軍事物資を
運んでいた輸送車が破壊され、米兵1人が死亡、もう1人が負傷したとレポー
トした。
●ディヤラ州 Diyala Province
◆マンダリ: イラクの国境で米軍とイラン軍が衝突
US-Iranian clash on Iraqi border
イスラム・メモは7日午後9時50分の速報で、7日、ディヤラ州マンダリ
の街に近い国境地帯で、米軍および傀儡イラク軍がイラン軍と衝突した、と報
じた。
アルジャジーラTVは、米軍はイラン軍部隊と衝突したあと、イラクの同盟
部隊を残して退却したと報道した−−イスラム・メモが伝えた。アルジャジー
ラによると、イラン軍はその後、イラク政府軍の兵士5人を捕虜にした。
◇ナハラワン: レジスタンスの爆弾で米軍車両が使用不能に
●バビル州 Babil Province
◆ラティフィヤ: 爆弾が米軍車列を襲い運転手が死亡
American truck driver reported killed as series of bombs rip through convoy
バグダッドの南30キロに位置するラティフィヤで、クウェートからバグダ
ッドにむかう途中の米軍車列がイラク・レジスタンスの爆弾に襲われた−−イ
スラム・メモが7日午後7時29分の速報で伝えた。
イスラム・メモの通信員はラティフィヤ警察関係者の話として、バグダッド
の米軍むけ物資を積んだクウェートの商業トラック9台で編成された米軍車列
は、米軍ハンビー数台から前後を守られ、7日午前10時30分頃に市内に入
った、とレポートした。
その情報提供者の話によると、爆弾はラティフィヤとバグダッドのあいだの
幹線道路を走行中の車列そばで爆発し、トラック1台を完全に破壊し、アメリ
カ人運転手1人を殺した。
トラックの貨物は燃え上がり、米兵5人を乗せていた2台目の車両は米兵が
重軽傷を負った。
◇ラティフィヤ: 傀儡軍司令部をレジスタンスが砲撃
◇マフムディヤ: レジスタンスが米・イラク合同司令部を砲撃
●タミン州 At-Ta’mim Province
◇キルクーク: レジスタンスの爆弾で傀儡兵3人死亡
●ニネベ州 Ninwa Province
◆モスル: 爆弾が破裂し米兵が死亡
US soldier killed in bomb blast in al-Mawsil
イスラム・メモは7日午後7時16分の速報において、イラク・レジスタン
スの爆弾がモスル市北部の路上で米軍ハンビーを吹き飛ばしたと伝えた。
モスル警察のアハマド・イスマイルは、自家製爆弾で米軍ハンビーが使用不
能になり、米兵1人を死亡、3人を負傷させたと話した−−イスラム・メモ通
信員がレポーした。
古代の考古遺跡でもあるモスル市内タル・ルンマン地区の目撃者は、爆発で
米海兵隊員1人が死亡し3人が負傷、そのうちの1人が重傷だと報告した。目
撃者たちの話では、爆発のあと米軍が2時間にわたって一帯を封鎖したが、
誰も逮捕されなかった。
◇レジスタンスの爆弾が米軍パトロールを襲う
◆タルアファル: レジスタンスが米軍装甲車2台を待伏せ
Resistance ambush destroys two US armored vehicles
イスラム・メモは7日午後2時15分の速報で、イラク・レジスタンス戦士
がモスル西方に位置するタルアファルで、米軍装甲車2台を待ち伏せ攻撃した
と伝えた。
イスラム・メモはタルアファル警察関係者の話として、RPG7ロケット砲
と機関銃で武装したレジスタンス戦士が、米軍装甲車を攻撃して2台とも破壊
し、乗っていた米兵全員が死亡ないし負傷したとレポートした。
レジスタンス戦士は攻撃後に素早く現場から離れたが、1人が負傷した。
タルアファル在住のイスラム・メモ通信員によると、米軍は攻撃のあった一
帯に素早く外出禁止令を布告した。外出禁止令は2時間続き、そのあいだに米
軍は2台の車両の残骸をタルアファル駅に引き揚げた。駅は米軍が占拠して彼
らの前進基地にされている。
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
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