★阿修羅♪ > 戦争84 > 408.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: ビスマルクを一流の政治家と思ってる奴はアホ 投稿者 偽の友をあばけ 日時 2006 年 9 月 08 日 04:18:59)
尊敬しているのではないかと推測するのだが。実際に偉いかどうかは別として、日本の保守派は、ビスマルク→大久保→伊藤→偉大なる明治→「教育勅語と旧憲法の時代に帰れ」という発想ではないのか。
保守の思考回路の勝手な分析
自分の理想の姿→現実はダメダメで理想の半分も実現できず退陣→今の政治家はダメ→明治時代の政治家偉かった→よって憲法と基本法変えて戦前に戻るべき
保守政治家は愛国心を訴える自分の姿をどこかで大久保と、その師匠のビスマルクを描きながら思い描いているのではないか。実際は自分の姿すらなかなか思うようにはいかないが。森は自分が思った以上に歴史に名を残せなかった。森も本当は格好良く花道を飾るつもりだったのに、マスコミにやいのやいの言われてキレた。そこで登場したのが飯島ちゃんである。飯島ちゃんは森の次の総理を偉大に見せるために中身を充実させるのではなく、マスコミを徹底的に利用して演出した。
保守派が左翼を叩くのは、自分が思い描いているように総理大臣が偉大で歴史に名を残すような仕事ができない。誰のせいだ。邪魔をする奴がいるからだ。それは左翼と中韓と朝日新聞と日教組のせいだ。それなら朝日と日教組をやっつけてしまえということなのだろう。
今、民族派は親米派(一極主義・日米基盤派)と反米派(多極主義推進・日本一本基盤派)に分かれているように見えるが、親米でなければたとえ民族主義者であっても恐らく権力は取れないだろう。かつ親米だろうが反米だろうが、権力を掌握すれば理想と現実のギャップに苦しむことには変わりない。ビスマルクですら最後は不本意に辞めざるを得なくなったのだ。日本の政治家が彼ほどうまく立ち回れるとも思えない。
私から見た日本の政治家の特徴
1.まず不意打ちに弱い(湾岸危機の時の国際貢献騒ぎとその後のバブル崩壊)
2.味方を作るのが下手くそ(現在のアジア外交)
3.極右政党が存在せず、保守内部に極右がある。それ故極右でも与党的立場にならざるを得ず、与党になった途端に腰砕けになることが多い。それなら極右主張を止めるかというと、それを売りにしているのでそうでもない。結果としていつも中途半端なことばっかりやっている。そして、それを自覚しているので、それは中韓と朝日新聞と左翼・日教組のせいと考え、攻撃する。
結局、日本の政治家は結果的に日本の国益にもあんまり有利になることはできてないように思う。現状では、国益を掲げることでかえって国益を損ねて、左翼や朝日と中韓に八つ当たりするしかない面も見られる。
企業利益や資本家の利益ばかり考えていると、かえって企業や資本家の首を絞める場合もあると思う。独仏・ベネルクス・北欧なんかはその点で日本よりうまく立ち回っている気がする。